岐阜県南西部と三重県東部を結ぶ養老鉄道は、平成19(2007)年に近鉄養老線を引き継いで、運行を開始しました。
運行開始から約3年半後、養老鉄道へ乗車した際に、こちらの記念乗車券を大垣駅で購入しました。

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「養老鉄道全線開通92周年 コースターきっぷ」です。
布製の切符、しかもコースターとして使えるだなんて、他のどこを探せば見つかるでしょうね?!
何でも、東レが開発した素材を使っているようで、「Maid in GIFU, JAPAN」なんですね。

乗車券(コースター)の大きさは、およそ15cm四方。
このままではさすがに、乗車券としては使えませんので、コースターを透明な袋へ入れ、コースターの上の部分にシールを添付。
そのシールには、チケッターの押印欄のほか、乗車券としての使い方、素材の説明などが書かれていました。

乗車券の有効区間は、「広神戸~揖斐または大垣」の片道1回(300円区間)。
コースターに印刷された「ご案内」は、まぁ、ごく普通の内容ですね。

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裏側には、広神戸駅の駅舎イラストと駅名票を印刷。

この時は、養老鉄道線のフリーきっぷを使ったため、この乗車券としては使いませんでした。
いや、しかし、布製の切符なんて、これ以来お目にかかれていません。

いわば「地産地消」でもありますが、発想の奇抜さが物凄い乗車券でした。