きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 西日本鉄道(西鉄/鉄道・バス)

今回は、4年前の夏に福岡を訪れた際に購入した、西日本鉄道(西鉄電車)の往復乗車券です。

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購入したのは西鉄久留米駅で、区間は2駅北(西鉄福岡方面)の宮の陣駅まで。
小児運賃は、3km以内の初乗りで片道80円(大人運賃は当時150円、現在160円)。
券種名は「往復券」と印字(Webサイトでは「往復乗車券」と案内)され、大きな「■小」の文字が目立ちます。
有効期間が2日間となるのは、他社の往復乗車券と同じですね。

券面については、券番号以外の全てが同じ内容の2枚構成です。
これまでに記事にした往復乗車券では…

【往路・復路の区別がないケース】京急
【2枚の券番号が異なるケース(枝番を除く)東急・江ノ電・富士急(券売機発行)など

が挙げられます。

券紙の地紋は、薄青色の「Nishitetsu」ロゴです。
昨日紹介した西鉄バスのフリー乗車券では、このロゴがクリーム色でした。

そして、最大の謎なのが…

○検 西日本鉄道」
 ↑ここ

画像を検索してみると、西鉄電車・西鉄バスが発行する乗車券の多くに、この「○検」のマークが見られます。
いろいろリサーチしてみたのですが、全く分かりませんでした。。。

昨日に引き続き、西日本鉄道 自動車事業本部(西鉄バス)が過去に発売していた乗車券です。
今回は、前回の「ぐりーんパス」の元となった、「福岡都心1日フリー乗車券」です。

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詳細は後に画像を提示しますが、このフリー乗車券の通用範囲は、福岡市の都心部に限られます。
Wikipediaによると、天神を中心とした半径およそ5kmの範囲で、運賃が230円区間相当のエリアだったようです。

券面は至ってシンプルです。
一番上の乗車券名称は、分かりやすいように青地の白文字。
その下には大きく、乗車年月日のスクラッチ欄があります。
「年・月」や「有効期限」の表示のように、年度ごとにこの乗車券を用意(作成)していたのですね。
スクラッチ部分の地紋には、クリーム色の「Nishitetsu」ロゴが採用されています。

002a_fukuoka-toshin-ura

裏面には、フリーエリアの路線図が書かれていました。
円周上に表記されているバス停よりも外側で降車する場合には、別途運賃の精算が必要になります。

路線図の下には、注意事項が書かれています。
表側に関してもそうですが、日本語のほかに、英語・韓国語での案内も付記されています。
中国語ではなく韓国語というのは、福岡という土地柄を表しているようにも思えますね。

以下、余談。
昨日の「ぐりーんパス」の記事では、

福岡空港のバス停で乗降できるので、都心フリー区間まで別払いしなくても得だったずぅぇ~い!

…なことを書きましたが、「福岡空港まで(orから)」乗るのが1回だけの場合、ちょっとした落とし穴がありました。
上記の路線図において、4時の方向あたりに「比恵」バス停があり、ここから地下鉄東比恵駅までは徒歩2分ほど。

当時の福岡市地下鉄では、「おとなりきっぷ」という制度があり、隣駅間は100円で乗車できました(~2016/9末)
東比恵と福岡空港は隣の駅なので、当然ながら当時の運賃は100円。

ぐりーんパス 750円
福岡都心1日フリー乗車券+地下鉄1駅=620円+100円=720円

…ね(笑)?

現在はこの制度が廃止になっていますし、この都心フリー券自体がありません。
現在、西鉄バスで発売しているのは、「福岡市内1日フリー乗車券」に変わっており、発売額は900円。
こんな落とし穴も気にせず、福岡市内は好き勝手に移動できるようになりました。

【お詫び】
11/2,3の両日、管理者の体調不良につき、休載となりましたことをお詫び致します。

今回は、かつて西日本鉄道 自動車事業本部(いわゆる「西鉄バス」)が発売していた、「ぐりーんパス」です。

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簡単に言うと、福岡都心のバス1日乗車券に、福岡空港などで乗降できる条件を追加したものです。
乗車券名称の一部にもなっている「ぐりーん」とは、2008~2014年に運行していた、福岡シティループバス「ぐりーん」に由来するものです。

当初、「ぐりーんパス」の発売額は700円で、「ぐりーん」の運行終了とともに発売を中止。
その後、「マリノアシティ福岡」「アサヒビール前」を乗降対象に加え、2015年2月から約1年半の間、復活発売を行いました(発売額は750円)

福岡都心の西鉄バスでは、当時、「福岡都心1日フリー乗車券」を620円で発売していました。
この1日乗車券のフリー区間に加え、福岡空港など3停留所で乗降できるので、少なくとも福岡空港を起点として利用する場合には、お得になっていました。
(※「福岡都心1日フリー乗車券」については、明日の記事で掲載します)

乗車券の券面は、「ぐりーん」の名にふさわしく、緑・白を使った、西鉄らしくない(笑)配色でした。
日付のスクラッチは、他の1日乗車券類と同じやり方で、西鉄スタイルを受け継いでいました。

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折り畳んだ中面には、フリー区間の路線図が描かれています。
先述の通り、「福岡都心1日フリー乗車券」と同じなのですが、左端上の「マリノアシティ福岡」、右端下の「福岡空港」「アサヒビール前」でも乗降できる旨が書かれています。

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