きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 弘南鉄道

前回に引き続き、弘南鉄道のきっぷをもう1題。

大鰐線 中央弘前駅へ立ち寄った際、自動券売機で片道乗車券を購入しました。
片道乗車券の画像は、このブログでは紹介しませんが、券売機の横に気になる掲示があったのです。

「往復乗車券は窓口でお買い求めください」という趣旨のもの。

硬券入場券を買い求める際、どのようなものなのかを尋ねてみると…。

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駅名補充の金額式片道乗車券(軟券)が出てきました。
問い合わせたところで、コレクターだと気付かれたのでしょうか、「1枚(片道分)でも発売しますよ?」と窓口係員さんに言われましたが、せっかくなので往復で発券してもらいました。

駅名・日付・社名は、ひとまとめになった事務用スタンプ(?)を使用。
「発売当日限り有効」という券面記載事項を打ち消すため、「往復/2日間有効」というゴム印が用意されていました。

それにしても、往路券・復路券とも、全く同一の券面というのは、何とも面白いですね。
これに近いところだと、近江鉄道が「ゆき/米原→160円区間」「かえり/米原←160円区間」というような様式の往復乗車券ですが、往路券・復路券は区別していますからね。

地紋は青色で、「BJR てつどう じどうしゃ」の文字が。
「PJR てつどう」はよく見かけますが、このパターンには初めて遭遇したと思います。

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乗車券の裏側です。
上のほうでまとめて止めているため、下の券からちぎって発券していくようです。
窓口を覗いた感じでは、縦に10枚くらいの回数券状になっているようでした。

昨年9月の北日本旅行では、2日目の朝に弘前市を訪れました。

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全国の自治体の中で、リンゴの出荷量が第1位の弘前市。
そんな弘前のリンゴ畑の中をのんびり走るのが、JR東日本 奥羽本線。

…と、弘南鉄道です。
弘前市を中心に、弘南線(弘前~黒石、16.8km)と大鰐線(中央弘前~大鰐、13.9km)の2路線があります。

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普通乗車券は券売機で買えますが、入場券は窓口において、硬券で取り扱っています。
JR弘前駅に隣接する弘前駅と、自転車で10分ほどの中心街にある中央弘前駅で、硬券入場券を購入してみました。

表側の券面は白で、上下方向の中央には、赤い線が印刷されています。
どちらの駅も、駅名は補充式で、これは10年以上前と変わっていません。
ただし、その10年以上前に購入した際は、弘前駅のゴム印が楷書体だったと記憶しています。

日付の印字は、ダッチングマシンではなく、ダッチング風のゴム印。
どこかの記事でチラッと読んだ気がするのですが、古いダッチングマシンだと、平成30年代に対応していないらしいですね。
その盲点をカバーするこの商品は、よく考えられたものだと思います。

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入場券の裏側は薄茶色。
券番号、会社名、発行駅名と入るわけですが…。

両駅とも、発行駅名が書いていません(^^;
手書きかゴム印で対応するのでしょうけど、両駅とも無記入である点、非常に謎です。

そういえば、表側の小児断線部分にも、「小」の下に駅名(略称)がないですね。

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