きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 仙台市交通局

日本“約”半周の旅で訪れた仙台市。
地下鉄東西線の乗りつぶしには、土・日・休日用の一日乗車券を使いましたが、乗車記念に両端駅の乗車券も買いました。

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券売機で買う乗車券としては珍しく、「普通乗車券」という券種名が印字されています。
そして何より、発行駅(発駅)名が印字されていないのが、仙台の地下鉄乗車券で最大の特徴です。

この2枚の乗車券を並べただけだと、どの駅で買ったものなのか、サッパリ分かりません。
ただ、日付と券売機番号は同じながら、券番号が大きく離れているので、「多分、違う駅のものだろう」くらいの推測はできそうです。

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こちらが、それぞれの乗車券購入時に、同時に発券した領収書。
こちらにはキチンと、駅名と対応する券番号が表示されていますから、

上:八木山動物公園駅
下:荒井駅

で購入した乗車券であることが判別できます。

しかし、なぜ発行駅(発駅)名が表示されないのか…。
「おそらく…?」という推測はありましたが、Wikipediaで調べてみると、どの駅からでも乗車できるようになっているんですね。
仙台駅からの乗車券を1枚買って、富沢駅から使うこともできますし、ある駅で2枚買って往復乗車券代わりにもなります。
こういうシステムがある関係か、仙台の地下鉄には「往復乗車券」という制度がないそうです。

日本中歩き回ると、たまにこういった“唯一無二”な制度に巡り合うこともあり、なかなか興味深く感じるものです。

余談ですが…。

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東西線の西側の終点である八木山動物公園駅は、国内の地下鉄で最も標高が高い駅です。

軌道面の標高で136.4m。
神奈川県では愛川町の半原地区(標高約130m)、東京都では西八王子駅付近(標高約135m)とほぼ同じ高さです。

日本“約”半周の旅も、いよいよ後半戦。
36歳の誕生日の朝を、福島市で迎えました。

天候は晴れ。
朝はのんびりと出発、福島10:40発の快速〔仙台シティラビット3号〕で仙台へ向かいます。

仙台での目的は2つ。

ひとつは、お昼ごはん。
せっかく仙台でちょうどいい時間なので、牛タンが食べたいなぁ、と。
(画像は略しますが、仙台駅牛タン通りのお店で、定食を食べました)

もうひとつは、前年12月に開業した地下鉄東西線の乗りつぶし。
この開業により、国内の地下鉄で乗車していない唯一の路線になっていたので、この機会に…と。

そんなわけで、昼食のあと、地下鉄東西線の仙台駅へと向かいます。

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今回の乗りつぶしに使ったのは、土・日・休日用の一日乗車券。
地下鉄だけの1日券は、平日用が840円に対して、土・日・休日用は620円と割安です。
券種名のとおり、仙台市交通局の地下鉄が1日乗り降り自由になります。

乗車券の地紋は、黄色の「SENDAISHI KOTSUKYOKU」。
10年以上前にも、何度か仙台の地下鉄には乗っていますが、券紙は変わっていません。

券種名が黒地の白抜きで表記されていますが、これは平日用との区別のためのようです。
画像を検索するとわかりますが、平日用は通常の黒字で「地下鉄一日乗車券」と印字されています。

その他、発行日は西暦表記で、発行駅名は「地)仙台駅」となってJRと区別。
「E31」が券売機番号(「E」が改札口の符号?)、「2239」が券番号…だと思います。

使用開始時には、大きな空欄に使用開始日・駅名が印字されます。
乗車券を改札機に投入する向きによって、印字位置が変わるのか、中央の空欄が大きく作られています。

さて、今回乗車したルートは、仙台→八木山動物公園→荒井→仙台でした。
どの都市の公営交通も、決して運賃は安くないですから、これだけでも十分に元が取れます。
(このルートの場合、平日用でもギリギリで安上がりになるようです)

明日は、仙台市地下鉄のネタを、もう1つ…。

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