きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: JR北海道

石狩月形駅では、硬券入場券のほかにも、常備式軟券の普通乗車券も購入しました。

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定期券・マルス85mm券などより一回り大きいサイズで、ピンク色「JR 北」の地紋が使われています。

券番号・券種・乗車区間・経由・注意事項・発売額・発行駅名及び社名は、全て印刷済み。
日付のゴム印を使えば、すぐに発売できるようになっているタイプです。

この時すでに、最短区間などの乗車券は発売しておらず、3年ほど前の時点では、3区間分のみの発売になっていたようです。
来年春に廃止される札沼線の末端区間ですが、その時までには(葬式鉄特需で)乗車券が全て売り切れてしまうのではないでしょうか。

「2014年北日本旅行」シリーズは、今回にて終了です。
掲載漏れしているものもあるはずなので、その時はまた、(見つかり次第)随時紹介していこうと思います。

旅の5日目は、急行〔はまなす〕を千歳でおりたあと、普通列車で札幌へ向かいました。
早朝営業をしている(※現在の営業時間は不明)駅弁売店で朝食を調達し、札幌駅のホームでムシャムシャ…。

朝食後、札沼線を乗りつぶすために、石狩当別で新十津川ゆきに接続する列車で移動開始。
乗り換え後の列車は、途中の石狩月形で(確か)10分以上の停車時間があったので、駅の外へ出てみました。

で、画像が見つからないので、その時の様子は略して…(爆)。
キチンとここでも、コレクション活動を発動します。

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当時はまだ、JR北海道の多くの有人駅では、硬券入場券が発売されていました。
しかし、ここからの数年の間で、そのほとんどが姿を消してしまったようで、この石狩月形駅も例外ではないようです。
(※ネット上の情報を参照しただけなので、実情は各自でご確認下さい。)

駅名の表記は、先頭に略社名が入るタイプ。
先日の青い森鉄道のものもそうでしたが、国鉄から民営化された直後には、全国津々浦々でみられた表記のようです。

入場料金は170円で、消費税が8%になったときに設定された料金。
注意事項は3行にまたがり、車内立ち入り不可の旨は1行半にわたって、(他社との比較として)大き目の文字が使われています。

…どうでもいいんですが、最終行の「き」の字が、若干大きいですね。

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裏側は、券番号のみの印刷でした。

北海道の硬券入場券が、どれほど残っているのか、実際のところはよく分からないのですが…。
今回の増税により、JR北海道の入場料金が200円となることを考えると、新たな刷り直しはしないように思います。
かといって、料金変更のゴム印をわざわざ用意するか…というのも、私個人的には「ない」という気がしてなりません。

いずれにしても、国鉄からJRに受け継がれてきた硬券入場券も、いよいよ文字通りの“風前の灯火”となっているようです。

旅の4日目、青函トンネルを通って、北海道に上陸しました。
海峡線・津軽今別駅に1日2本停車していた、特急〔白鳥〕に木古内まで乗り、そこからは普通列車です。

函館では、観光と食事などでブラブラしたあと、五稜郭公園近くのネットカフェでしばし滞在。
徒歩で函館駅へ向かい、この晩の宿は…

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急行〔はまなす〕号です。
青森を22時台に出発して、札幌に翌朝6時過ぎに着くダイヤで運行されていました。

確か、、、定期夜行急行としては、最後に残った列車…でしたよね?(←自信ないw)

今回の乗車区間は、上陸した函館から、千歳線・千歳駅まで。
18きっぷでは乗車できない列車のため、宿代わりの移動でしたから、少しでも「運賃」を安くするために、札幌までは乗りませんでした。

3種類の乗車券類を1枚で発券することって、あまりないのではないでしょうか。
特急料金は指定席が基本ですから、このような券種の表示にはなりません。

乗車日は8/12、函館駅の出発は1:23です。

左上のゴム印「東C 7/11 R001」は、当初の発券情報。
7/11にビューカード決済で支払ったことを示します。

7/11に購入した券を変更したわけですが、そのわりには「□乗変」の印字がありません。
というのも、乗車日・区間・列車は同じで、座席を変更しただけだったからです。
同じ列車内で座席を変えるだけであれば、乗車変更の扱いにならないと知ったのは、この時でした。

ちなみに、変更前は通常座席の指定席、変更後(画像のもの)はリクライニング角度が大きい車両「ドリームカー」でした。

そして、乗車日は8/12なのに、当初の発行日が7/11となっているのは、夜行列車特有のルールです。
この列車の場合、始発駅の青森を出るのが前日8/11ですから、その日に合わせて、全区間・全座席の発売を開始しているわけです。
当然ながら、現在の臨時夜行快速〔ムーンライトながら〕や、定期寝台特急〔サンライズ瀬戸・出雲〕の指定席券・寝台券なども、このルールが適用されます。

函館駅では、機関車の付け替えがあるため、20分ほど停車時間があったと記憶しています。
停車中に検札に来てくれたので、そこは有り難かったですね。

千歳までの乗車時間は、僅かに4時間。
さすがに…、寝不足の極みで5日目を迎えました(^^;

旅はいよいよ最終日。
前日(7日目)のネタが少なく、申し訳ない(笑)。

最終日、この日は夜から勤務のため、単純に帰宅するのみです。
“旅の値段を抑えるために”LCC利用、今回はバニラ・エアの便にしました。
ANAの子会社でもある同社ですが、今年度内には、同じくANAが出資しているピーチ・アビエーションとの完全統合を控えています。
(※現在のところ、段階的に路線の整理・移譲などが行われている)

というわけで、中島公園のホテルで朝食をとり、バタバタと出発。
空港までは、快速〔エアポート〕の指定席に乗りました。

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札幌8:05発、快速〔エアポート80号〕は6両編成。
中ほどの4号車のみが、座席指定車両《u(ユー)シート》です。

さて、今回の乗車券・指定席券は、1枚で発券されました。
乗車券発売区間と座席指定区間が完全に一致しているから、このように1枚で発券される…のだと思います。

料金の欄は、今回の旅で使った新幹線グリーン券と同様、内訳の表示があります。
札幌から新千歳空港まで、運賃が1,070円(うち、南千歳~新千歳空港の加算額が140円)と、指定料金が通年同額の520円です。

検札印は、札幌車掌所の特急車両イラスト入り。
最後は、JR北海道全有人駅共通の乗車記念印を押してもらい、切符を手元に残しました。

旅は6日目、いよいよ北海道に上陸します。
IGRいわて銀河鉄道から青い森鉄道を通り、青森からは1駅間だけJRの在来線。
新青森駅周辺をブラブラしたあと、お昼過ぎの北海道新幹線へ乗車します。

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新青森13:31発、東京からの〔はやぶさ13号〕に乗車。
〔やまびこ223号〕グリーン券の紹介ページでも記したように、JR北海道所属のH5系は、青函トンネルを通る定期列車としては4便しかないので、今回の〔はやぶさ〕はJR東日本のE5系でした。

新青森を出ると、次は本州唯一のJR北海道駅である、奥津軽いまべつに停車。
ここに停車する列車も、1日7往復しかないので、ある意味貴重です。

青函トンネルを約25分で抜け、北海道最初の駅は木古内。
ここを出てしばらくすると、海の向こうに函館山が見え始めますが、この日はあいにくの天候で…(^^;

新函館北斗では、直近列車の普通列車へは乗らず、少し時間を置いて特急〔北斗〕へ乗りました。

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JR北海道は、普通列車よりも特急列車の本数が多い区間もあり、その関係か、近距離の特急料金が安く設定されています。
また、25km超150kmの区間でも、JR本州三社のA特急料金よりも、若干安く設定されています。

今回利用した区間は25km以内の区間なので、A特急料金は指定席が830円、自由席は520円引きの310円。
そして、新函館北斗駅では、新幹線からの乗り継ぎ割引が適用になるので、半額の150円(端数切り捨て)が特急料金です。

ところで…。
〔しらさぎ〕から〔はくたか〕の乗り継ぎ割引特急券を紹介した際には、着時刻の隣に「乗継」の文字がありました。

今回の新幹線特急券には、その表記がありません。
券番号を見ると、親番号が同じで、枝番号が続いているので、一括発券をしたはずですが…。

…何なんだろ?

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