きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 2016日本“約”半周の旅

約5週間にわたって展開してきた、「2016年 日本“約”半周の旅」カテゴリも、今回で最終回です。
旅はいよいよラスト間際、新千歳空港から成田空港へ、バニラエアで飛びました。

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Peachと同じく、両面白色無地の感熱紙レシートタイプの搭乗券です。
バニラエアの横型に対して、Peachは縦型など、細かい違いはありますが、ANAの血が入っている関係か、同じ用紙を使っているみたいです。
国内のLCC主要4社では、バニラエアとPeachが感熱紙タイプ、ジェットスター・ジャパンと春秋航空日本は自社オリジナルの券紙を用いています。

搭乗券の発券方法も似ていて、予約情報が入ったバーコードを端末にかざすとやり方。
ここらへんは、主要4社とも同じですね。

今年度中にPeachと完全統合する予定の、バニラエア。
どうやらこのフライトが、私の最初で最後のバニラエア利用となりそうです。

旅の疲れのせいか、2時間弱のフライトもあっという間でした。
旅費を安く上げるためのLCC利用でしたが、帰り道でスカイライナー&ロマンスカーと、有料特急に2列車も乗ってしまいました(笑)。

※おことわり
「バニラエア」の表記は、ブラント名・呼称として使われているものであり、正式な社名は「バニラ・エア」と、中点が入ります。
なお、2レターコードは搭乗券表記の通り「JW」、3レターコードは「VNL」です。

旅はいよいよ最終日。
前日(7日目)のネタが少なく、申し訳ない(笑)。

最終日、この日は夜から勤務のため、単純に帰宅するのみです。
“旅の値段を抑えるために”LCC利用、今回はバニラ・エアの便にしました。
ANAの子会社でもある同社ですが、今年度内には、同じくANAが出資しているピーチ・アビエーションとの完全統合を控えています。
(※現在のところ、段階的に路線の整理・移譲などが行われている)

というわけで、中島公園のホテルで朝食をとり、バタバタと出発。
空港までは、快速〔エアポート〕の指定席に乗りました。

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札幌8:05発、快速〔エアポート80号〕は6両編成。
中ほどの4号車のみが、座席指定車両《u(ユー)シート》です。

さて、今回の乗車券・指定席券は、1枚で発券されました。
乗車券発売区間と座席指定区間が完全に一致しているから、このように1枚で発券される…のだと思います。

料金の欄は、今回の旅で使った新幹線グリーン券と同様、内訳の表示があります。
札幌から新千歳空港まで、運賃が1,070円(うち、南千歳~新千歳空港の加算額が140円)と、指定料金が通年同額の520円です。

検札印は、札幌車掌所の特急車両イラスト入り。
最後は、JR北海道全有人駅共通の乗車記念印を押してもらい、切符を手元に残しました。

日本“約”半周の旅も、いよいよ終盤戦。
北海道へ上陸し、何も見えなかった函館山の夜景を楽し(めてないけどw)み、6日目の夜を終えました。

函館からは、高速バス〔高速はこだて号〕へ乗り、札幌へ向かいます。
北海道中央バス・北都交通・道南バスの3社が共同で運行運行する都市間バスで、この日の札幌ゆき夜行便は道南バスの担当でした。

さて、札幌駅の到着は、早朝の5時半すぎ。
この日は、札幌市内の郵便局めぐりと、夜のプロ野球観戦という、2つの目的があります。
郵便局の営業が始まるまでまだ3時間半あるのに、さっそく行動開始です。

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市内の移動は、主に地下鉄を使うことにしました。
この日は火曜日でしたので、地下鉄用の1日乗車券は830円です。
土休日・年末年始は、「トニチカきっぷ」という別料金設定の1日券があり、そちらは520円とかなり割安。

券面を見ると、まず「1DAY」の大きな枠組文字が目に入ります。
券種名としては、タイトルと2行目記載の通り、「地下鉄専用1日乗車券」が正式名ですが、「専用」の文字が大きいのも興味深い点。

下段には、券種名の略称と金額、発行駅名・年月日と、券番号が印字されています。

仙台の地下鉄では、同じようなフォーマットの切符で、自動改札に通すと、「月日/入場駅名」が印字されました。
こちら札幌では、「月日」は当然として、その下には入場時刻が印字されています。
購入駅と出発駅は、基本的に同じはず…という観点からの表示かもしれません。

地紋は、交通局ロゴマークを黄色で印刷。
本来は、地下鉄各線の路線カラーと赤で構成される4色のマークです。

+++++

郵便局が開くまでは、中島公園駅付近をウロウロ(笑)。
午前中は市電沿線、午後は南北線沿線で郵便局を回り、夜は札幌ドームへ。
地下鉄を利用した範囲は広くないですが、十分に元は取れました。
(※野球観戦のチケットは、プレイガイド発券のため、掲載を省略します)

道南いさりび鉄道の乗車券収集のあとは、函館の市内観光です。
今回は、市電・函館バスを使う予定だったので、函館駅内の観光案内所で、共通1日券を買いました。

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乗車券の名称としては、「函館バス・市電共通1日乗車券」ですが、函館市企業局交通部(函館市電)発売のものは、「市電・函館バス」の順で表示されるようです。

さて、券面ですが…。
今回購入したものは、“たまたま”の特別デザインのもの。

ロックバンド「GLAY」の地元凱旋ライブ(→メンバー4名とも、函館市内の小学校を卒業。by Wikipedia)の開催を記念した、広告仕様(?)のものですが、開催日をご覧下さい。

まさかの…前年です(笑)。

開催告知や当日利用向けに、たくさん作成したのかもしれませんが、開催から10ヶ月も残っていたとは…。
まぁ、ある意味、ラッキーでしたね。

これまでに函館は何度か訪れていて、その度に共通1日券を使っていました。
プリペイドカード式のものや、紙製+ストラップ付のものなど、買うたびに仕様が変わっていました。
現在発売されている通常仕様のものも、これまでには買ったことがない仕様になっているようです。

話が逸れました。

この「函館バス・市電共通1日乗車券」は、函館バスの市内中心部指定エリアと、函館市電が1日乗り降り自由になる乗車券です。
この1日用は発売額が1,000円で、この他2日用が1,700円で発売されています。

日付は、発売の際に係員がマジックで記入し、わざわざ「和暦」とまで書いてあります。
昨今、各交通機関の乗車券で日付表示の西暦化が進んでいますが、購入から3年たった現在では、西暦のスクラッチ式になっているようです。

ちなみに…。
函館市電・函館バスでは、それぞれの専用1日券も発売しています。

「函館市電専用1日乗車券」は、大人600円・小児300円。
函館バス専用1日乗車券「カンパス」は、大人800円・小児400円です。
(※後者の名前は、「函」の音読みに由来するようですね)

では最後に、函館山山頂から眺めた、夜の絶景をご覧下さい!

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見事に雲の中でした。。。
おら、なんもわりぃこと、してねぇだぁよぉ~~(TT

道南いさりび鉄道では、自社線内の片道・往復乗車券のほかに、JR線の連絡乗車券を購入しました。

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道南いさりび鉄道からJR北海道へは、普通乗車券の場合、連絡運輸を行っているのは函館駅のみ。
五稜郭から森・長万部方面や、木古内からの新幹線は、線内からの通し乗車券が買えません。
(※定期券の場合は、 【五稜郭接続 函館~森】 が連絡範囲になっているようです)

しかし、連絡運輸を行っているのが乗り入れ社線の1駅だけでも、各駅から乗り継ぎ割引が適用になります。
この乗車券の場合、道南いさりび鉄道線は七重浜~五稜郭の1駅間(220円)で、函館までの乗り継ぎ割引運賃は300円。
JR区間の普通運賃は210円ですが、これが80円にまで割引されています。

これは、元々JR江差線だった時代の運賃との差を考慮したもので、利用客に大幅な負担増とならないように設定されているようです。
特に、比較的近距離となる七重浜~上磯の間では、この例のようにJR区間の加算が80円となっています。
上磯よりも南の駅からの場合は、JR区間の加算が150円(都合60円割引)に変わります。

券面についてですが、「□割引」の記号が区間表示の中間下付近に印字されています。
関東の私鉄の場合、運賃額の横に「割引」と表示されるケースが多いので、ちょっと珍しく感じました。
経由欄が「五稜郭」と表示されていますが、五稜郭経由以外はあり得ないわけで、別に要らなくない? とも思います。

こちらは、昨日紹介した乗車券と同じく、本社窓口で購入したものですが、JR函館駅にも、道南いさりび鉄道専用の券売機が設置されています。

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函館駅はJR北海道の駅ですので、発行会社名(左上の□北)や券紙の地紋(JR北)もJR北海道仕様です。
道南いさりび鉄道の券売機に、JR北海道の券紙が装填されているのは、この函館駅の券売機1台のみでしょう。

以前、小田急・相鉄の乗り継ぎ割引乗車券に関する研究をしましたが、それらの区間表示のルールとは、若干異なるようです。
小田急・相鉄では、「基本的に金額表示」で、「乗継社線の同一運賃区間内で割引範囲内外が分かれる場合」が駅名の表示でした。

今回の場合、函館から300円で行ける駅は七重浜のみなので、そのルールに則ると「五稜郭→220円区間」となりそうです。
しかし、道南いさりび鉄道の券売機の仕様として、「行き先駅名を選択」するタッチパネルのためか、駅名表示となっています。
「東久根別・久根別(340円区間)」「清川口・上磯(380円区間)」「札苅・木古内(1110円区間)」は、どう表示されるのか、ちょっと気になるところではあります。

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