きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: ゆりかもめ

ゆりかもめの片道乗車券については、昨年6月にも一度紹介していますが、変化があったので取り上げてみます。

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駅名の左上に、「駅ナンバリング」が印字されています。
具体的には、「●(黒丸)」の中に、路線記号の「U」と、駅番号の「数字2桁」が入っています。
また、この印字内容追加に伴い、発行社名「(ゆりかもめ)」が右寄りに印字されています。

今回購入したのは、昨年駅名が変わった「東京国際クルーズターミナル」駅(旧「船の科学館」駅)
駅名は日本語・英語ともに、2段での表記でした。

駅名は、漢字込みで13文字、かなで18文字という、かなりの長さ。
今春改称予定の「羽田空港第1・第2ターミナル」駅もですが、舌噛みそうです(爆)。

しかし、実はこの印字に気付いたのは、帰宅してからでした。
以前の記事では、市場前駅の乗車券を取りあげていましたので、この券だけでは単純な比較ができません。
日本語・英語ともに1行書きの駅では、果たして「駅ナンバリング」印字の有無や、「社名」の表記個所などに違いがあるのかなど、追って研究すべき課題となりました。

あと、往復乗車券についても、発行駅名欄に変化があるか否かなど、要観察かもしれません。

ん~。
乗車券の券面に駅ナンバリングとは、私は思いつきませんでしたね。
確かに、今夏の東京五輪では、臨海副都心にも競技会場がいくつかありますし、こういう親切な印字は、不慣れな来日客には助かるでしょうね。

1日空いてしまいましたが、ゆりかもめのICカードチャージの領収書です。

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基本フォーマットとしては、他の私鉄でも一番よく見かけるタイプのものです。
敢えて特徴を挙げるとすれば、宛名欄が「領収書」の文字の真下にあることでしょうか。
チャージ代金を内訳の「SF」へ計上する会社・しない会社とありますが、ゆりかもめは計上ありのパターンです。

ゆりかもめには一部に長い駅名がありますが、全駅が正式な駅名での印字でした。
(駅によっては、文字を小さくしていることもあります。全駅領収書の画像は、今回は掲載しません)

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ICカードの利用明細です。
文字の雰囲気などは、京成発行の明細に似ているかもしれません。

他社線との接続駅(いずれも2文字の駅名)は、頭に「ゆ(空白)」を加えた4文字表記。
5文字以上の駅名は…

お台場海浜公園 → 海浜公園
東京国際クルーズターミナル → クルーズ
テレコムセンター → テレコム
東京ビッグサイト → 東京ビグ
有明テニスの森 → 有テニ森

という省略表記です。

さて、明細を見ていくと分かるかもしれませんが…。
ちゃんとした駅順になっていません(^^;

お台場海浜公園駅と東京国際クルーズターミナル駅の間にある、フジテレビの最寄り駅・台場駅。

昼飯に気を取られて…、お察し下さい(笑)。

先月21日、ゆりかもめの全駅乗り降り&ICカードチャージをしてきました。
その際に使ったのが、この「一日乗車券」です。

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ゆりかもめのWebサイトを見ると、カードタイプの「一日乗車券」が紹介されています。
こちらは新橋駅の券売機で購入しましたが、カードタイプのものはおそらく、新橋・豊洲の両駅事務室で発売されるものでしょう。
(※Webサイト上では、複数枚購入の方は…という条件付きで、事務所へ誘導するような記述があります)

さて、そんなわけで、今回手にした券売機タイプの一日乗車券。
かなり独特なフォーマットをしていますね。

「一日乗車券」の文字と、有効期限の日付(西暦は4桁)が、大きな文字で書かれています。
自動改札に通して使うものだから、そこまで日付は大きくなくとも…とも思いますが、まぁ、いろいろあるのでしょう。

何よりも特徴的なのは、日・中・英・韓の4か国語で表記されていることです。
「一日乗車券」「有効期限」「当日限り有効」の3項目だけですが、とても斬新に感じました。

最下段には、4桁西暦の日付(有効期限と同一日)、続けて発行駅・券売機番号が印字されます。
最後の「1112」って、いったい何かなぁ? と思ったら…

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一日乗車券の領収書です。
たまたまの可能性も否定できませんが、「一日乗車券」右下隅の数字と、領収書の時刻が一致しました。
“おそらく”ではありますが、4桁の数字は発売時刻なのでしょう。
(1日有効の片道乗車券にも印字されますから、おそらくそう…だと信じたいw)

領収書の詳しいことは、次回の記事で書くことにしますが、一日券の但し書きは「乗車券」だけの表記でした。

【お詫び】昨日は、予告なしでのお休みをしました。申し訳ありません。まぁ、気にされている定期購読者は、皆無でしょうけど(笑)。

一昨日の記事に引き続き、ゆりかもめの乗車券です。
購入箇所・月日は、一昨日のものと同じく、昨年10/11の市場前駅です。

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片道乗車券とは異なり、縦型の乗車券で発売されます。
東京メトロや東急など、金額式の回数券を発売している会社だと、概ねこういったフォーマットですね。
おそらくゆりかもめの回数券も金額式ですから、このフォーマットに準じたものではないかと推測します。

回数券と異なり、往路復路は明確に区別されています。
社名・券種の下に、「■ゆき」「□かえり」と表記しています。

券面下のほうに目をやりますと、往復合計発売額・発売駅・券売機番号などが、往路券・復路券ともに印字されています。
これらは、金額式回数券を採用する各社でも、同じような表記をしています。

これ、「往復券」とはいうものの、実は「2枚きっぷ」的な使い方が出来るような、そんな気もします。
市場前駅からの初乗り運賃区間(190円区間)は、新橋駅と有明駅まで、ともに2駅間ですが、仮に無関係な区間の駅で自動改札に投入すると、どうなるのでしょうか。

最下段の数列は、「4桁西暦の日付-券番号-枝番号」を示しています。
券番号は、一昨日の片道券の記事を参照すると分かると思いますが、その続き番号です。
枝番号については、まるでJRのマルス往復券みたいですね。

ちなみに、関東の私鉄で、このようなフォーマットの往復乗車券を採用している会社は、あまりないはずです。
しかし、地域が変わりますと、関西地区などでは、わりと目にするかもしれません。
(少なくとも、数年前の南海電鉄では、このような往復乗車券だったと思います)

【お知らせ】
ちなみに明日も…、朝から深夜まで外出のため、更新をお休みします。
明後日に単発記事をお届けしたあと、7月下旬までの1ヶ月超にわたる特集をお届けする予定です。

ゆりかもめ(新交通ゆりかもめ・東京臨海新交通臨海線)は、東京都内の新橋からお台場地区などを経て、豊洲に至る新交通システムの路線です。
開業当初は「東京臨海新交通」という社名でしたが、現在は愛称などとしても知られる「ゆりかもめ」が正式な社名です。

初めに開業したのは、新橋から有明の間。
途中でレインボーブリッジを渡り、お台場海浜公園・フジテレビ・船の科学館・東京ビッグサイトなどの名所付近と経由して、終点の有明へ。
その後、約13年前に、豊洲までの全線が開業しました。

13年は経過しましたが、その延伸区間にある市場前駅は、長らく“都心の秘境駅”のような存在でした。
豊洲市場が諸々の問題により、築地からの移転・開業が大幅に遅れたのは、記憶に新しいところです。

そんな豊洲市場も、昨年10月11日に、ようやくオープンしました。
ゆりかもめの「市場前」駅も、晴れて“市場前”となったわけです。

それを記念して、切符を買いに…

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行ったわけではありません(笑)。
同日、管理棟の一角に「豊洲市場郵便局」がオープンしたので、ついでに(ネタとして)市場前駅に立ち寄った次第です。

市場前駅の乗降人員ですが…

~2011年 乗降合計20名程度
~2013年 乗降合計50名程度
~2017年 乗降合計900名程度

で推移していたようです。(※Wikipedia参照)
豊洲市場の開業が昨年10月ですから、1年(または1年度)を通した、市場開業後の乗降人員というのは、現在計上が進行中です。
果たしてどのくらいまで増えたのか、気になるところですね。

さて、切符の中身へ。

券紙はもちろん磁気券で、表側の地紋は自社のロゴマークがメイン。
やや濃いめの水色が背景になっていますが、おそらく海を飛んでいるユリカモメをイメージしているのだと思います。

印字内容は、至って普通です。
字体や矢印の形など、細かな違いは各社で見られますが、首都圏で広く使われる多機能券売機発見の乗車券としては、ノーマルなフォーマットです。

そういえば、ゆりかもめといえば…。
今年3月に、国際展示場正門駅が「東京ビッグサイト」駅に、船の科学館駅が「東京国際クルーズターミナル」駅に、駅名が変わりました。
特に後者ですが、乗車券の印字がどのようになっているのかが、非常に興味があります。
ゆりかもめの券売機、10円単位でICカードのチャージもできますから、そのうち行ってみようと思います。

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