きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 京王電鉄

先日、多摩都市モノレール沿線をブラブラした時に、多摩動物公園駅至近の「京王れーるランド」へ行ってみました。

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入館券は自動券売機で購入し、交通系ICカードの利用も可能です。
鉄道の券売機と異なり、飲料自販機などのように、IC読み取り部が外側にせり出した形のものでした。

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↑こんな感じの券売機です。

発行社名(左上)は京王電鉄。
「京王れーるランド」は、京王電鉄直営の鉄道系博物館です。

続いて上から、施設名は「京王れーるランド」のロゴをそのまま表示。
券種は「入館券」で、有効期日は西暦での表示です。
最下行には、発売金額(入館料310円、大人・小児共)・発行日と、発売箇所・券売機番号。
左中ほどのイラストは、京王電鉄のキャラクター「けい太くん」で、8000系車両がモデルになっています。

入館券の地紋は、「京王れーるランド」のロゴをそのまま使用。
白色の券に、これを水色で印刷した、見た目が綺麗な券でした。

ちなみに、券の右下に穴が開いていますが、これは入退館用の自動改札機を通したことを示すものです。
従って、この入館券の裏は黒で、当然ながら磁気券です。

ふと思いましたが、全体のフォーマットは異なるものの、「京王ライナー」の座席指定券と雰囲気が似ているような。

ところで、この施設の現状についてですが…。

あえて多くは申しません。
お子様方(と、引率おかーちゃん)が多かったです(^^;
30代のオッサンひとり、ちょっと浮いてたなー(笑)。

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↑屋外展示の一部。
奥の6000系は、正面の行き先が「通勤快速 市ヶ谷」、側面は「通勤快速 南大沢」になっていました。

京王電鉄では、2016年4月から一日乗車券の発売を始めました。

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窓口での取り扱いはなく、乗車当日に券売機のみで発売されています。
発売額は、消費税改定後も変わらず、発売開始当初から900円で設定されています。
京王線内の最高額運賃は410円(高尾山口~橋本)なので、長距離の往復だけでは元が取れません。
新宿から高尾山へ行って、帰りに八王子なり府中なりで夕食でも…とかならば、900円を超えるケースがあるでしょう。

企画券名称は、タイトルの通り「京王線・井の頭線一日乗車券」。
ここでいう「京王線」は京王電鉄の意味ではなく、新宿~京王八王子の「京王電鉄 京王線」…の路線群を意味します。
支線である相模原線・競馬場線・動物園線・高尾線を含んだ総称とでもいいましょうか。
ただし、英訳は「Keio 1DAY Ticket」となり、こちらは「京王電鉄全線」の意味となりそうです。

企画券名称・有効日の下には、細かい字で注意事項が書き連ねてあります。
他社の一日乗車券にも類似の内容は書いてありますが、あまり気に留める人はいないでしょうね。

この時購入したのは、井の頭線の渋谷駅でした。
小田急沿線住民である私が、何故渋谷でこの券を買ったのか、ちょっと忘れてしまいました。
ふつうにいけば、下北沢・京王永山あたりなんですけどね。

まぁ、渋谷で買ったということは、おそらく井の頭線の「全駅下車」をしたときのもののはずです。
当初、京王線系統と同時に乗り降りする計画でしたが、わりと駅数が多いうえに、高尾線の本数は少ないし、おまけに人身事故でダイヤが乱れて、橋本到着時点で一斉下車を諦めた経緯があります。

ところで、ちょっと気になったのが、右上に書いてある券番号。
特に「ご案内券」があったわけでもないのに、「No.6004-1」っていう枝番は何なんでしょうね?
他社の企画乗車券を眺めてみても、このような枝番は見当たらないので、とても疑問な点であります。
(JRのマルス券ならば、同時発券順に01,02,03…となりますがね。それもなさそうだし…)

昨日、都心帰りのために、京王線経由で帰宅したことについて触れました。
その目的が、こちらです。

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昨年2月22日に(小田急複々線化増発への対抗策として?)運行を開始した、〔京王ライナー〕へ乗りました。
西武40000系・東急6020系(3号車)などと同様、ロングシート・クロスシートが転換できる「デュアルシート」を搭載した、5000系車両で運転されています。

さて、券面はいろいろと特徴的です。

券種の名称は「座席指定券」。
まだ乗ったことはないのですが、西武の〔S-TRAIN〕についても、「座席指定券」の名称だったかと思います。

次に、停車駅と乗降扱いの特性上、区間表示がありません。
“指定席として”乗車可能な駅は、下り列車では新宿駅のみしかありません。
また、最初の停車駅(府中・京王永山)から先は、終点まで一般の特急列車扱い(自由席)なので、“着駅”の表示も必要ありません。
よって、発駅の出発時刻を大きく表示し、有効区間の表示を、注意書き程度にとどめた表記方法になっています。
余白が大きくなるから…かどうかは不明ですが、〔京王ライナー〕のロゴを入れている点も目を引きます。

列車名や座席番号も、大きめの表示。
列車名はもう少し文字が小さいほうが、見栄えとしてはいいんでしょうけど、まぁ、一般の人はそこまで考えんわな(^^;
号数には行き先・停車駅別の特徴がない(例えば、東海道新幹線の〔こだま〕が600番台以降だったりすることなど)ので、列車の行き先も表示してあります。
行き先を券面に表示しているのは、私が知る限りだと、名鉄の「μ(ミュー)チケット」がそうですね。

そして、最大の謎は、右下端に印刷された二次元バーコード。
指定の座席にいれば、検札があるわけでもないので、払い戻しなどで必要になるのでしょうか。

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座席指定券の裏側です。
〔京王ライナー〕にはチケットレスサービスもありますが、座席指定券を購入して乗車する場合は、停車駅に設置された専用の券売機で購入することになります。
自駅発・当日分のみ購入することができ、発売時間は設置箇所によって異なるようです。

座席指定券ですので、自動改札を通す必要がありませんので、券紙は専用の非磁気券。
また、表側の注意事項にも記載した、自動改札投入不可の旨は、裏面にも記載し、自動改札機の券詰まり(?)が起きないように注意喚起をしています。

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京王永山駅に到着した〔京王ライナー11号〕。
着席確認などのために乗務する車掌は、この駅で乗務を終えます(列車右側)。
列車はここから、特急 橋本ゆきとして運転されます。

余談ですが、「京王」の由来である、東京と八王子。
橋本ゆきの〔京王ライナー〕が停まる八王子市内の駅は、南大沢駅だけしかありません。

遠出の記録は一旦お休みして、今回と次回は京王電鉄編。
昨年の誕生日に、神宮球場で野球を観戦したあと、いつもとは違うルートで帰りました。
通常は小田急線経由ですが、ある目的で京王永山経由での帰宅でした。

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他社の株主優待券同様に、東京近郊の金券ショップでも、多くの店で取り扱われています。
都心のお店の場合、350円前後で販売していることが多いですが、今回は有効期限間際ということで、240円で入手しました。
新宿から京王永山のIC運賃が、当時319円でしたから、79円も得したことになります。

さて、乗車証の券面に関して、話題を移しましょう。

基本的には、他社の株主優待乗車証のうち、横型の会社(小田急・相鉄など)のフォーマットと概ね同じです。
「株主優待乗車証」の文字が、他社より少し大きめでしょうか。

券番号の表示は、「No.」を付けずに7桁で印字。
有効期限の年号は西暦表示で、これも少し大きめ(縦に長め?)の文字でした。
また、回数券などと同様に、自動改札機での入場時に、駅名と乗車月日が印字されます。

乗車証の地紋は、「KEIO」の自社ロゴマークを紫色(※発行時期によって異なる)で印刷。
平成中頃までは、券売機の乗車券も「KEIO」の地紋を使っていたかと思います。

最後は京王永山駅で下車。
無効印が擦り減っているせいか、陰影が不鮮明でした。

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