きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: JR九州

北九州モノレールでは、2015年9月末まで、JR九州との連絡乗車券を発売していました。
現在は、「QR乗車券」「mono SUGOCA」導入に伴い、発売を行っていません。
(※普通乗車券の連絡運輸自体が廃止されたので、窓口でも発売しません)

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まぁ、よく見るタイプの連絡乗車券です。
自社線内の乗車券では、小児運賃が大人運賃の上に印字されていましたが、合計額・他社線分とも、大人運賃の下に小児運賃を印字しています。
「九州会社線」という表現方法は、JR各社のエドモンソン券と同じですね。

券面には、(当然ながら)駅名が2つ表示されています。
出発駅の文字サイズは、関東でよく見かける連絡乗車券よりも、縦の長さが大きめです。
接続駅の文字については、やや珍しい丸ゴシック系のフォントが使われています。

先日、何度かにわたって、かつてJR九州で取り扱っていた、年齢限定会員制割引「ナイスゴーイングカード」について触れました。
割引となった乗車券・特急券の画像を提示しましたが、使用していた会員証などを掘り出してきましたので、今回の記事で紹介しようと思います。

まず、入会に当たっては、駅備え付けの申込用紙に記入します。
申込用紙には、住所・氏名・生年月日欄などのほか、「最寄り駅」ってのがありましたね。
当時から神奈川在住の私でしたので、当該欄に「下関」って書いた記憶があります(笑)。
(※もしかしたら、自宅からの直線距離で、大分県のどこかが一番近いかもしれませんが、細かいことは気にしない方向でw)

入会手続きを済ませると…

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会員証を交付されます。

JR九州らしく、文字やロゴマークは全部赤。
ベースのグレーは、特急車両の787系(元・在来線〔つばめ〕車両)・783系(ハイパーサルーン)などをイメージしそうです。

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裏面には、署名欄・会員番号・有効期限・使用上の注意などを記載。

ぉっ…。
注意事項の第2項…

会員の資格を失われたとき、および当社から要求があったときはただちにご返却ください」

か、返してねぇ…(笑)。
(※現在、資格外の39歳w)

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会員証に付随するのが、このスタンプカード。
表側のデザインは会員証に準じ、裏側にはJR九州ホテルの案内(広告)などが記載されています。

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購入金額1,000円ごとに、「スタンプ欄」に駅名小印が押され、会員継続回数1回までの間に30個貯まると、グリーン車が1回利用できるシステムでした。
まぁ、私の場合は、この時(平成19年2月)の旅行が少しでも安くなれば…と、この制度を利用したまでですけどね。

九州在住で、それなりの回数を利用していた方々は、グリーン車利用の恩恵を受けた方も多いのではないでしょうか。

「ナイスゴーイングカード」シリーズは、今回でラスト。
前回・前々回と、九州新幹線が絡んだ3割引の乗車券・特急券でしたが、今回は在来線単独の特急券です。

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まずは、新八代で乗り継いだ在来線特急〔九州横断特急〕号です。
新八代から熊本を経て、南阿蘇鉄道の乗換駅である立野まで乗車しました。

券種は「B特急券」で、割引がない特急券と同じです。
その左下に書かれている企画券コードは「610」で、これまで紹介した新幹線関係の「611」と異なります。
在来線単独の「610」が4割引、新幹線関係の「611」が3割引の企画券コードということでしょう。

〔九州横断特急〕は当時、人吉駅から八代・熊本・豊肥本線・大分を経由し、別府駅まで運行していました。
車両はキハ185系の2両編成で、1号車が指定席、2号車が自由席となり、ワンマン運転(※客室乗務員は乗務していた)を行っていました。
熊本駅で1回、立野駅で2回の方向転換を行っていたため、両終着駅には発車時と逆の車両が先頭で着くことになります。

なお現在は、熊本地震の影響が残る関係で、阿蘇~別府のみの運行となっています。
また、立野駅の「無効」印が押されていますが、現在は無人駅になってしまいました。

さて、立野駅で下車したあとは、南阿蘇鉄道を1往復。
内牧温泉の宿へ向かうため、ここからは特急のチョイ乗りになりました。

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同じく〔九州横断特急〕へ乗りましたが、今回は乗車距離17.6km、4駅間、所要時間も20分弱でしたので、自由席に乗車しました。
JR九州は25kmまでの特急料金を300円(注:現在は310円)に設定していたため、4割引の180円が特急料金に…。
以前、新函館北斗から函館までの特急券(新幹線との乗り継ぎ割引)を150円で購入していますが、私の経験上、JR特急ではそれに次ぐ低価格の券だと思います。

新幹線自由席特急券のところで書き忘れましたが、B自由席特急券の有効日数が2日になっています。
2014年4月(消費税8%の運賃に改定時)から期限が短縮され、指定日1日限りの有効になりました。

昨日に引き続き、2011年まで取り扱われていた、JR九州「ナイスゴーイングカード」の割引きっぷです。

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九州新幹線に乗車したのは2回で、出水でツル観光をしたため、同駅を境に2区間分の特急券です。

券種は「新幹線自由席特急券」で、通常購入する特急券と同じです。
企画券コード「611」は、昨日の「企画乗車券」と同じ番号でした。
また、乗車券と同様に、「ナイスゴーイングカード割引」のゴム印が押されています。

JR九州の各駅で、切符を持ち帰りたい旨を申し出ると、画像上段の特急券に押された「乗車記念 使用済」印を押されるのが一般的です。
しかし、新八代駅(新幹線側改札口)でその申し出をしたところ、何故か(?)一般的な「無効」印でした。
JR九州の駅で「無効」印を押してもらったのは、(九州渡航歴が少ないのもありますが)これ一度きりです。

…逆に、レアなんじゃないかと思ったり(笑)。

なお、九州新幹線に関連するきっぷのため、割引率は通常料金の3割引です。

昨日までの記事とはがらりと変わりまして、今回からは、12年前に九州を旅した時の切符です。

JR九州では1996年春から約15年間、16~29歳の利用客向けに、「ナイスゴーイングカード」という会員制度がありました。
年会費500円で、JR九州区間内だけですが、101km以上の利用で運賃・料金が4割引(※新幹線関連は3割引)になるというものでした。
私は2回ほど利用したことがあるのですが、九州新幹線全通前の1月をもって、この制度もなくなってしまいました。
(…というのを、今さっき知りましたw)

今回はまず、「乗車券」を紹介しようと思います。

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発行日は平成19年2月2日、発行箇所は鹿児島中央駅のみどりの窓口(5番窓口)です。
券種名は「企画乗車券」で、企画券コード(→券種の左、発駅の左上)は「661」でした。

乗車区間と経路は…

二月田(指宿枕崎線)鹿児島中央(九州新幹線)新八代(鹿児島本線)熊本(豊肥本線)いこいの村

で、営業キロ程は265.1km。
現在の普通運賃は5,280円ですが、割引率から逆算すると、当時の普通運賃は5,030±10円でしょうか。
途中に九州新幹線区間か含まれますので、割引率は3割でした。

券面中央には、「ナイスゴーイングカード割引」の利用条件のスタンプが押されています。
ご覧のように、金・土・日・祝日と、GW・年末年始のみが利用可能期間として設定されていました。

要はアレですね…。

「平日は学校・会社をサボるんじゃねぇぞ!」

ってコトですね(笑)。

この時の旅行は、まずは指宿市の池田湖へ行きまして、菜の花畑の写真を撮影。
思いがけず、1月末に降った雪が残り、開聞岳・雪・菜の花という写真も撮れました。

乗車したのは、二月田駅のお隣、薩摩今和泉駅から。
この日は鹿児島市内で泊まり、翌日は出水に飛来したツルを鑑賞、さらに雪景色の阿蘇へ。

あ、そうそう(ぉぃ)。

南阿蘇鉄道に乗ったのも、この時でした。
阿蘇下田城ふれあい温泉駅の温泉にも入ったねぇ。

えっと…。
何日間の旅をしたのか、ちょっと記憶がアレですが、熊本から島原までフェリーに乗り、長崎空港から帰ったのはこの時だった…よな?(^^;

ところで、右上に鹿児島中央駅・出水駅の駅名小印が押してあるのですが…。
何を思ったか、両駅ともに、「途中下車印」と間違えてしまったようですね。。。

そういえば、阿蘇駅では途中下車印、押してくれなかったな…。

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