きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 湘南モノレール

先日1日は、改元後初めて迎える「ゾロ目日付」でした。
切符に印字される日付は「-1.11.1」で…

っていうのは、平成では半ば常識的でした。
平成元年当時では、硬券を取り扱う会社もそこそこありましたし、券売機で切符を買っても、和暦の表示がほとんどでした。
そして、昭和天皇が亡くなり、平成のスタートとなったのが1月8日でしたから、改元後最初のゾロ目日付(1月11日)は平成となって4日目のことでした。

というわけで、現代ではなかなか、和暦を表示した切符に出会えません。
特に、大都市圏に住んでいると、尚更なのではないでしょうか。

今回は、せっかく神奈川県の住民をしているので、改元前後にも硬券収集で回った2社に、スポットを当てました。
10/31も11/1も、私自身は夜勤でしたので、軽めのきっぷ収集活動へ繰り出しました。

まず最初は、相鉄(相模鉄道)です。
夜勤明けで向かえる一番近い、海老名駅からのスタートです。

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今回、相鉄の各駅では、硬券入場券を2枚購入しました。
7:40ごろに定期券うりばで購入したら、裏面に印刷された番号が「1107」と「1108」!

…だったというのを確認したのは、海老名を離れてからでして、買ったその場で確認していたら、「1111」までの残り3枚も買っていたでしょう(笑)。

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相鉄ではこのあと、大和までの各駅でも、硬券入場券を2枚ずつ購入しました。
海老名のような、番号が危ういところ(笑)はありませんでした。
(次のゾロ目である今月11日でも、「1111」は回って来なさそうです)

続いて向かったのは、湘南モノレールの大船駅。
ここも勿論、硬券入場券が目当て…でしたが…。

駅員氏から「ない」との回答。

たまたま切らしていた線もありますが、消費増税のタイミングで入場料金を改定したこともあるので、“おそらく”発売を取りやめとしたのでしょう。

そんなわけで奥の手は、こちら。

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出札補充券の発行をお願いしたところ、4月30日の時と同様、すんなりと発券して頂けました。
東急の出札補充券では、元号なしの欄に「令和」の手書きでしたが、こちらはちゃんと、訂正用のゴム印を作成したんですね。

今回の発券区間は、大船駅から湘南深沢駅まで。
大人220円の区間なので、小児運賃はその半額で110円。
金額までキッチリと「1」で揃えて、そこそこいい形にはなったかな、と思います。(※個人的に)

ところで、湘南モノレールは前述の通り、4月30日にも出札補充券を購入しています。
その時の券番号は「0026-47」でしたから、補充券1冊につき50枚ということから計算すると、半年の間に57枚を発売したことになります。
画像を検索すると、冊番号「0027」且つ5月前半発行のものがいくつか出てきたので、改元後の試し買いをした方が、それなりにいるのではないかと考えます。

しかし、単純に計算して1週間に2枚のペースで発券していることになりますが、それほどコレクター需要があるとも思えないんですよね。
大船駅の定期券窓口では、QRコード決済による乗車券購入が可能のようですが、そのような場合に使ったりするのかな…などと考えてしまいます。
(※実際のところは分かりませんけど…)

なお、両者のきっぷの詳細については、個別の記事も書いていますので、そちらをご覧下さい。

湘南モノレールは、湘南の玄関口のひとつである大船駅から、鎌倉市西部の住宅街を抜け、江ノ島(湘南江の島駅)へ至る路線です。
日中は、上り・下りともに、毎時8本運転され、全列車でツーマン運転を行っています。
そして、駅間も短く、路線自体も短いながらも、車掌は「車内補充券」を携行しています。

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大きさは、縦14cm×横6cmと、スマートフォンより一回り小さいくらい。
他社の車内補充券と比べると、だいぶ小さなサイズです。

区間の表示は、自社線内のみの地図式。
1路線8駅だけの会社で、普通乗車券の連絡運輸もないので、非常にシンプルな路線図です。

領収書領収額の欄は、最高で300円まで。
現在の全線通し運賃が310円ですから、これも必要最小限のみの表示。

そのわりには、発行事由や割引適用には、幅広く対応。
それこそ、他社で出札補充券で対応するような割引でも、この券で発行できるようです。

個人的には、機会があれば、往復券を買ってみたいところ。
「通用2日」「往券・復券」あたりにも、入鋏されるのでしょうか。

さて、今回この補充券を入手するにあたっては、ちょっとドタバタが…。
本当は、「鎌倉・江ノ島パス」で乗車し、車内で購入することも考えたのですが…。

前述の通り、短い駅間・短い路線と、車内で購入するのは厳しいと思い、大船駅の折り返し時間を使いました。
とは言え、3分程度しかない折り返し時間、車掌の業務もそれなりにある中ですから、なかなか気を遣います。

1台目、最後尾(湘南江の島ゆきの大船方)にやってきた車掌に、発券をお願いしました。
すると、発券自体はOKを出して頂けましたが、記念購入のために押すことになっている「無効」印が、湘南江の島方の運転台に常設になってしまっているとのこと。
発車まで2分もない状況で、これは難しいと考えて、1台目では入手を諦めます。

2台目、1台目の車掌の話を聞いて、ホームの湘南江の島方で車掌を待ち受けることに。
列車が到着し、車掌が出てくるところを待って、発券をお願いしたところ、前出の券を発売頂きました。

ちなみに無効印は、普通のスタンプではなく、意外にもチケッターの仕様。
乗務員が使用する無効印というと、私の手持ちのコレクションでは、東海交通事業 城北線のものがありました。
また、記念発券のために「無効」を記すというのは、昨年入手した福島交通の車内補充券がそうでした。

▽参考:福島交通の車内補充券

湘南モノレール 大船駅では、硬券入場券を買い求める際に、出札補充券の発券可否を訊いてみると、OKが出ましたので、初乗り区間で発券をお願いしました。

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地紋は「JPRてつどう」の緑色、全体的なフォーマットは相鉄のものに似ています。
相鉄のものと一番異なるのは「入鋏・途中下車印」の欄で、往路・復路に分けられていません。
券売機で往復乗車券が購入できますので、往復券として発売しない…ということではないと思われます。
(そうじゃないかもしれませんw)

そして、さまざまな切符ブロガーさんも取り上げていますが、「領収額」の欄が誤字ってます(^^;
さすがにこのまま使えないと判断したようで、「領収額」のゴム印によって訂正されています。

あとは、その「領収額」欄が、相鉄の6桁対応と異なり、5桁までの表示になっています。
補充券自体の大きさや各欄の高さ・幅、発行個所欄の違いなど、相鉄との細かな相違点もいくつかあります。

日付は、東葉高速鉄道のように訂正はされず、しっかりと「平成最後の日」を書いて頂くことができました。
窓口で確認したところ、5月以降も手売り券は「和暦表示」とのことでした。
(※実際の状況については、現地でご確認下さい。)

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裏面です。

現在、定期券以外でのJRとの連絡運輸は廃止になっているようですが、その名残とみられる記述がたくさん見られます。
もっとも、湘南モノレールで料金が必要な特急・急行や、グリーン車・寝台車を連結して運行された実績はないはずですから、第1項・第4項は元から要らないですよね。

そして、第2項では…、「東京電環」「JR線」が共演しているという…(笑)。

「東京電環」とは、「東京電車環状線内」のエリアを指す略称でして、1972年に現在の「東京山手線内」という名称に変更されたそうです。
そして、日本国有鉄道(国鉄)の民営化が1987年ですから、この2つの言葉が並ぶことは、絶対にあり得ないはずなんですけどね。

湘南モノレールの年末年始恒例、「干支スタンプ」が今年も設置され…ていました。
これと連動した記念入場券が発売されましたが、何と! 4ヶ月経っても売っていました(^^;

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サイズは、硬券規格の中では最も少数派、C型硬券(縦60mm×横57.5mm)でした。
上の6割くらいを使って、設置されていた「干支スタンプ」のデザインを、下の4割ほどの高さで入場券本体が構成されています。

発売額は、通常の入場券と同じく170円。
大船駅のほか、もう一方の終端駅である湘南江の島駅でも、別デザインで発売されました。

元日午前0時(※終夜運転実施中)に発売を開始して、1000枚限定だったようですが、まだ残っているとは思いもしませんでした。
(というか、この商品自体がノーマークでしたw)

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裏面には、券番号・自動改札利用不可の旨・発行駅・会社ロゴマークを印刷。
券番号の印刷方法が、一般的な硬券きっぷとは異なるタイプです。

って…。

1000枚限定なのに、まだ400番台後半?!
発売期限を定めないとしたら、これ、まだ相当余ってますね(>_<)

まさか湘南モノレールの社員の方も、「平成最後の干支スタンプ」に「平成最後の日」が重なるとは、思わなかったでしょうね。
大船駅の窓口でも掲示がなかったので、もっとアピールしていいんじゃないかとも思います。

湘南モノレールの切符コレクションは、今日を含めてあと5回続きます。
今日は、券売機で購入する、ごく普通の乗車券。

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まずは、片道乗車券。

駅名表示の大きさは、入場券のものと同じでしょうか。
矢印や金額、「●小」マーク、小児の金額など、重要な情報は他社より大きめの印字です。
入場券と同様に、発売時刻の表示はなく、日付は略西暦で表示されています。

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もうひとつは、往復乗車券。

全体的なフォーマットは、京急の往復券に似た雰囲気です。
ただ、小児券の表示方法、券番号の印字位置が異なるほか、往路券・復路券の区別もなされています。

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