きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 東急電鉄(旧:東京急行電鉄)

東急では、小田急に負けないくらい、多くの種類の企画乗車券を発売しています。
そのうちのひとつが、今回の「東急お台場パス」です。

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2008年春に登場したのち、昨年10月から「東急線りんかい線お台場パス」と名を変えています。

この企画乗車券のメインは、りんかい線(東京臨海高速鉄道・TWR)乗り降りが自由となる点です。
これに東急線の発駅~大井町駅の往復をセットし、券売機で当日券のみ、購入することが出来ます。

りんかい線は原則として乗り降り自由ですが、券面にもあるように、大崎駅での乗り降りはできません。
私個人の見解ですが…

○大崎駅は、お台場エリアと関連性が低いため
○大崎駅は、JR東日本の管理駅のため(磁気情報の関係で入出場不可)

あたりが、大崎駅を利用できない理由かと思います。

余談ですが、ここ数年は、あまりこの切符にはお世話になっていません。
かつて、展示会関係の仕事をしていた時や、某握手会(笑)で東京ビッグサイトへ行く時には、よくこれを利用したものです。
大井町線「Q SEAT」も利用したことがないので、いずれはペアで利用してみたいものです。

昨年12月下旬に、小田急・東急連絡のMSR発行乗車券を紹介しました。
この際、昨年10月に改称した「南町田グランベリーパーク」駅の表示が、「南町田グランベリーP」となることを書きました。

今回は、それに続く第2弾。
JRのマルス発行の乗車券では、「南町田グランベリーパーク」がどのような表示になるのかを確認してみました。

結果は…

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表記としては、正式な駅名通りでした。

マルスの乗車券の場合、横の文字数は6文字が限度だったかと思います。
正式な駅名を表示する場合、7文字以上の駅名であれば、どこかで小さな文字を使わなければなりません。

小さな文字の横幅は、通常サイズの文字の1/2ほどで、高さは3/5くらいでしょうか。
今回の表示の場合、旧駅名の「南町田」を通常サイズの文字で3文字分、「グランベリー」を半分サイズの文字で0.5×6=3文字分を使って、キレイに限度内に収めています。
残る「パーク」をどのように下段へ配置するか…というところまでは、おそらく担当の方もあまり考えなかったと思います。(※推定)

JR線内の乗車券だけ考えても、7文字以上の駅名はそこそこあります。
小さい文字だけで2段組(八王子みなみ野など)にしたり、大きい文字を残したり(かみのやま温泉など)と、そこら辺は駅によってまちまちです。

さて、今回の連絡乗車券は、自動改札機が使用できない、120mm券での発券でした。
右下隅に「額」の文字があるように、「金額入力」という操作を行っての発券でした。

金額入力…マルスに運賃情報が収容されていない連絡運輸範囲への乗車券を発売する際、駅係員により、他社線分の運賃・距離をマルスへ入力する操作。入力ミスは即、誤発券となるため、駅係員はあまり好まない。らしい。

発券に際して、窓口の係員さんは連絡運輸の資料を確認しながら、確実に入力を進めていって、数分で発券までたどり着きました。
この資料は、数年前までは分厚い本(というか、ファイリングされた社内資料みたいなもの)でしたが、今はタブレットを使っているんですね。
そのタブレット自体も、各窓口に1台ずつあるようで、連絡運輸の確認に要する時間は、以前より短縮されたのではないでしょうか。

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今回は、ビューカード決済で乗車券を購入しました。
こちらの商品明細にも、乗車券の区間が印字されますが、旧駅名「南町田」のみの表記でした。

今回は当然ながら、普通乗車券のみの購入でした。
定期券の場合だとどんな感じになるのか、実物を見てみたいところです。

★追記 2/7 10:55☆
ちなみに、下段中央付近に入鋏印がありますが…。
実際に使いました! …JR区間の渋谷まで(笑)。
「小田急東京メトロパス」で遊んでいた日なので、この区間だけJRでショートカットした次第です(^^;

東急田園都市線 南町田駅が改称してから、間もなく3ヶ月を迎えます。
グランベリーパークの来場者数は、想定を大きく上回っているそうで、この年末年始も、人の波は絶えないことでしょう。

さて、10/1の駅名改称当日は、券売機の乗車券と出札補充券を購入しました。
券売機の文字は小さく印刷され、補充券の手書きも無理矢理詰め込んだ1行書き。

ということで、ちょっと気になりました。
「他社の発券端末では、あの長い駅名をどうやって印字するのか?」と。

まずは第1弾(って、これしかネタを仕入れてないですがw)、小田急電鉄・MSR端末発行の乗車券です。

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はいっ!
駅名が長すぎて、「パーク」が「P」に短縮されています(笑)。

なるほど、MSRの駅名文字数の限度は、半角文字相当で10文字なんですね。
さらに高さを半分にすれば、2段組で「南町田/ グランベリーパーク」と出来そうですが…。
2段組が非対応なのか、あまりに小さい文字を使うのを嫌ったのか、どちらかの可能性が高そうです。

ちなみに、MSR乗車券の性質上、片道乗車券の場合は、金額表示式になります。
この場合だと、「町田から 中央林間→130円区間」になるかと思われます。

また、中央林間接続の乗り継ぎ割引においても、130円区間の最遠駅が南町田グランベリーパークなので、金額表示になるでしょう。

≪再掲≫中央林間接続の普通乗車券連絡運輸範囲

 【小田急】新百合ヶ丘~片瀬江ノ島(乗継割引:相模大野~鶴間)
 【東急】つきみ野~二子玉川(乗継割引:つきみ野・南町田グランベリーパーク)

先月1日から12月末まで、大手私鉄と航空会社によるコラボキャンペーンが開催されています。

タイアップしているのは、羽田空港と九州・沖縄などを結ぶ「ソラシドエア」と、京急・京成・西武・東急の各社。
機内のヘッドレストカバーを「ソラ鉄」仕様にした《ソラ鉄ジェット》が就航したり、コラボ乗車券の発売などが行われています。

今回、残念ながら、ソラシドエアへの搭乗は叶いませんでしたが、「ソラ鉄お散歩きっぷ」を2社分購入してみましたので、紹介したいと思います。

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まずは、京急の発売分。
発売駅は各社1駅ずつで、各駅の発売枚数は2,000枚。
京急での発売駅は、羽田空港国内線ターミナル駅が選ばれました。
ソラシドエアのカウンターがある、第2ターミナル側の改札窓口での発売です。

左側の絵の部分は、羽田空港第2ターミナルをバックに、滑走路・新1000形電車・ソラシドエアB737-800型機が描かれています。
右側の乗車券部分は、羽田空港国内線ターミナル駅から300円区間のもので、発売期間終了後1ヶ月まで(~1/31)の1回限りに有効です。

国内線からの300円区間は、横浜方面は京急川崎・京急鶴見駅など、都心方面は品川駅などまでが含まれます。
空港線の加算運賃が10月から引き下げられ、品川までの運賃が安くなったことをPRする狙いが含まれていそうです。

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こちらは、東急の発売分。発売駅は田園調布です。
左側の絵は、左半分が田園調布駅の旧駅舎、右半分に渋谷の街(スクランブル交差点のやや西から109方向を望む)を描いています。
もちろん、ソラシドエア機と車両も描かれ、車両は東横線用の5050系が採用されています。

右側の乗車券部分は、京急のものとは若干異なり、有効期間も発売期間内までになっています。
田園調布駅からの200円区間は、渋谷までの利用を想定したものと思われますが、他にも溝の口・菊名などが200円区間内になります。

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乗車券の裏側には、今回のコラボを始めた経緯や、ソラシドエアに関する説明が印刷されています。
きっぷ部分の裏には、通し番号が書かれていますが、「No.」の有無という差異(上:京急、下:東急)もありました。

さて、乗車券のことについて、ザーッと書いてきましたが、コラボの内容についてでも。

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羽田空港のソラシドエアカウンターで、「ソラ鉄お散歩きっぷ」または「搭乗証明書」を提示すると、このような台紙がもらえます(※枚数限定)
表紙を開いてみると…

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各社の乗車券をセットできる仕組みになっていて、ソラシドエアのキャラクター「ソラシドリ」の絵日記になるという仕掛けでした。
(ちなみに、京成の発売駅は京成成田駅、西武は本川越駅です。)

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台紙裏には、乗車券と似たフォーマットの「搭乗証明書」もセットでき、全てをコンプリートすると、記念品のオリジナルクロックがもらえるというキャンペーンです。

うーん、ANAのマイルキャンペーンで、コードシェア便乗って来ればよかったな…(笑)。
成田や川越ならば、その気になれば行ける範囲だったわけだし(^^;

引き続き、南町田グランベリーパーク駅関連のネタ。最終日です。

…が(笑)。
本日は遠出のため、朝から晩まで外出しています。

そんなわけで、「ライブドアブログ」の強みでもある、予約投稿で書いてみます。
(※実際にパソコンをカタカタやってるのは、10/7 15:00ごろです)
果たしてちゃんと、予約日時に更新されるでしょうか?!

と、前フリは置いといて。
今回、南町田グランベリーパーク駅を訪問したのは、ラッシュ時間帯が一息ついたころ。
記念キーホルダー(入場券)を購入するついでに、改札窓口で出札補充券の発券可否を問うてみると、OKを頂けました。

東急の出札補充券については、以前、「渋谷(発行)→横浜」で実使用したものを紹介していましたが…

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何とまぁ、フォーマットが若干変更されていました。
変更点としては…

1. 社名表記の変更(東京急行電鉄→東急電鉄)
2. 使用フォントをゴシック系に統一(甲片の表示を除く)
3. 収受又は変更区間の英語表記を削除

の3点で、各欄の大きさなどはそのままでした。
発駅「南町田グランベリーパーク」、1行にするとなかなか窮屈ですね。

ただ、残念なことに、「発行駅の記入漏れ」「金額未使用欄の抹消漏れ」と、ちょっと残念な券に…。

そして、裏側の注意事項は、もっと衝撃的な変更で…

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従来、JR(国鉄?!)のものを流用したままでしたが、自社規則の実態に合わせた表記になりました。
中でも2番目、「東急では新幹線経由を発売しない」ことを、しっかりと明記されています。
また、3番目の注意事項が書かれているということは、「Q-SEAT」「S-TRAIN」の座席指定券に使われる可能性があるのかもしれません。

余計なお世話ですが、1番目の注意事項の存在意義、よく分からないですね。

「当社線内各駅相互発着」
「旅客鉄道会社線または連絡会社線発または着」

以外に、どんな乗車券が考えられるのかと…。
要するに、「この券では途中下車できません」になるわけで、表面に「途中下車前途無効」とでも印刷すればいいのに…と思ってしまいました。

そのうえ、表面の下段にある「入鋏・途中下車印」って何なんだと(笑)。

ところで、今回のこの新様式券ですが、いつごろから使われているのでしょうね?

枝番が「23」で、10/1から様式が変わったとして、始発からの4時間で23枚も発売した可能性があるか、という疑問点。
であれば、「東京急行電鉄」の名前がなくなった9/1(東急株式会社)から? もっと前から?
画像を検索してみましたが、旧様式のものしか見つかりませんでした。

また、順次改版しているのか、一斉に切り替えたかなど、謎な点は多くありますね。

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