きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 東京地下鉄(東京メトロ)

まずは、こちらをご覧下さい。

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東京メトロ 九段下駅で購入した、都営地下鉄への連絡割引乗車券です。
この2社局を乗り継ぐ場合、最安ルートの合算運賃から70円を割り引く制度については、こちらの記事で紹介済みです。

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続いては、都営地下鉄 九段下駅で購入した、東京メトロへの連絡割引乗車券です。
上の画像で示した東京メトロの券と、真逆の乗り継ぎに利用されるものですね。

この乗車券のフォーマットとしては、東京メトロのものと概ね同じです。
主な違いとしては…

★自社局名について、英語でも印字している
★駅ナンバリングを印字している
★連絡先社局名についても、英語の印字がある
★「円区間」が大人・小児運賃で共用

といったところでしょうか。

個人的には、駅ナンバリングを印字した乗車券を手にするのは、ゆりかもめに続いて2社局目です。
「S-05」は、新宿線の始発駅である新宿駅から数えて、(新宿駅を含めて)5駅目を示します。

あと、連絡先社局名(ここでは東京メトロ)の英語表記って、要りますかね?
昨日の京成線のように、駅名を矢印で繋いであれば、話は変わってきそうですが、「から」という日本語で繋いでるんですよね。
「Toei Transport」「S-05」「Kudanshita」「Tokyo Metro Line」「280」という情報で、日本に不慣れな方は、どれだけ「乗車区間情報」が理解できるか疑問です。

さて、この九段下駅ですが、東京メトロは東西線と半蔵門線、都営地下鉄は新宿線と、3路線が乗り入れる駅です。
かつては各路線ともに改札が分離されており、東西線・半蔵門線の相互間でも、改札外乗り換えが必要でした。

駅の構造に動きがあったのは、2013年の春です。
半蔵門線押上方面のホーム(4番線)と新宿線新宿方面のホーム(5番線)の間にあった壁が撤去され、半蔵門線・新宿線のコンコースも接続されました。
これにより、南北線・三田線の白金高輪駅と同様、2社局間の乗り換えが改札を介さずに行えるようになりました。

その後、今年春には、東西線の改札口まで一体化されました。
九段下駅へ乗り入れる3路線は、全て改札内での乗り換えが可能になったわけです。
3つある改札口のうち、神保町寄りの改札は都営、その他がメトロの管轄だそうです。

各改札口には、東京メトロ・都営地下鉄の券売機が、並べて設置されています。
同じ改札口から、割引乗車券を発売する社局同士の路線へ乗れるわけですが…。

この割引乗車券って、需要はあるんですかね?
九段下駅へ乗り入れる各路線とも、都心部では東西方向の移動がメインで、乗換駅も多いです。
加えて、隣の神保町駅には、都営三田線が乗り入れていますから、どちらか1社局のみで用が済むケースも多いはずです。

このブログでは今年2月に、JR東日本と東京メトロ千代田線の間で行われている「通過連絡運輸」について、JRの券売機で購入した乗車券を紹介しました。

JR東日本・東京メトロの通過連絡運輸は、千代田線以外にも東西線で取り扱われています。
乗車券のフォーマットとしては、千代田線のものと同じですので、詳細は割愛します。

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今回は、荻窪駅の券売機で購入してみました。
運賃の内訳は…

JR(中央線側) 荻窪~中野 4.0km
JR(総武線側) 西船橋~船橋/東船橋 2.6km/4.4km
JR線合計 船橋まで6.6km、東船橋まで8.4km いずれも170円(小児80円)

東京メトロ 中野~西船橋 30.8km 320円(小児160円)

全区間合計 490円(小児240円)

です。
この区間、JRで乗り通した場合には650円となり、2社に跨った方が安くなるという、逆転現象が生じます。
中野乗り換えで東西線経由津田沼ゆきの列車へ乗り継ぎ、船橋方面へ向かう場合には、(高いのが嫌ならば)事前の乗車券購入が必須です。

また、この間をノーラッチ移動する(改札を通過しない)場合で、交通系ICカードを利用する場合も、注意が必要です。
発駅・着駅ともにJRの駅ですから、運賃はJR線のみの649円が精算されてしまいます。
この場合にもやはり、乗車券の購入は必須でしょう。

ちょっと気になるのは、交通系ICカードを利用し、西船橋駅の中間改札口を通過する場合。
「乗換案内」アプリでは、その点は考慮されていない(?)結果が出てきますが、どうなるんですかね?
西船橋で一旦打ち切って、そこから先は新たな運賃が必要…とかも考えられますが。
東西線を使ったのが明らかなのに、JRのみ利用の運賃が引かれるというのは、ちょっと考えにくいですよね?


このケースの具体的な通過連絡運輸の範囲は…

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こちらの範囲内。
三鷹~津田沼の間では、東西線経由の列車が走っている関係で、このようなエリアになったと思われます。

しかし、三鷹から(東西線経由で)千葉へまっすぐ向かうルートだけでなく、下総中山・南船橋の2駅も通過連絡運輸の範囲に入っているのが、凄く謎ですね。
さらに、そんな2駅が入っているのに、武蔵野線の船橋法典は範囲外というのも、もっと謎に感じます。

先週まで紹介していた、虎ノ門ヒルズ・高輪ゲートウェイ両駅のきっぷ。
当日は、「小田急東京メトロパス」で移動し、最終的には神宮球場へ向かいました。

その帰り道は、久しぶりに表参道からロマンスカーへ乗ることにしました。

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表参道駅の改札外にある特急券券売機をいじってみると、「ロマンスカー@クラブ」のボタンがありました。
現金で直接購入するつもりでしたが、「ロマンスカー@クラブ」の特急ポイントを使って、まずは予約・購入。
(特急ポイントの積み立てにクレジットカードを使っているので、間接的にカード利用→ANAのマイルが貯まります。笑)
その後、小田急の券売機と同じ手順で、(端末故障・電池切れなどの非常時用である)予約照会から発券。

まぁ、基本的には、小田急の通常の特急券と、大差はありません。
もちろん、駅が東京メトロですから、特急券の地紋は東京メトロ仕様、発行会社も東京メトロという印字です。

小田急発行のものとの大きな差としては、2つ挙げられそうです。

まず1点が、右上部に印字される数列。
以前の記事でも、乗車月日・列車番号・座席番号などの情報が書かれていることを紹介しました。
小田急(とJR御殿場駅発行の〔ふじさん〕号指定券)で発行する場合、数列内にはスペースを含みませんが、メトロ仕様では情報ごとに1文字分のスペースがとられています。

もう1つが、「経由:代々木上原」という印字があることです。
これ、逆方法(小田急発メトロ各駅)の特急券だと、印字されていないんですよね。
手持ちの使用済み特急券で、「小田急で発行」した「メトロ発小田急ゆき」の特急券がないのですが、おそらく印字されていないのではないかと思います。
千代田線から小田急に入る特急ロマンスカーは、当然ながら絶対に代々木上原を通るわけですから、この印字の意味が非常に謎でもあります。

先月中旬に訪れた、東京メトロ 日比谷線の「虎ノ門ヒルズ」駅。
券売機のバリエーションがあったりするわけではないので、乗車券購入のほかには、ICカードへのチャージをして締めました。

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券売機発行の領収書については、これまでに何度か触れていますので、今回は詳細を略します。
発行駅名欄は、全角サイズ文字相当で4文字の制限がありますので、「虎門ヒルズ」となっています。

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この法則は、ICカードの利用履歴も同じでした。

ただね、あくまでも個人的に…ですが、中途半端な表現だなぁ、と。
半角文字を使うのが嫌いなので(笑)、「虎ヒルズ」とか「虎ノ門ヒ」じゃいけなかったの? と思わずにはいられません。

9月には、昨日までの記事で紹介した「逗子・葉山」駅以外にも、6月に新設された「虎ノ門ヒルズ」駅にも行ってみました。
東京メトロの「券売機で購入した社線内単独の普通乗車券」は、今までに紹介していませんでしたので、この機会にお届けします。

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まずは、券売機の乗車券としては一番よく目にする、東京メトロ線内のみの乗車券です。

個人的に感じる、メトロ線内の乗車券の特徴としては…

1. 小児券を示す「○小」マークが小さい
2. 駅名のローマ字・線区名(東京メトロ線)の文字が大きい

の2つかと思います。

駅名の欄ですが、ここは全角サイズ相当(縦横比1:1程度)の文字では、2文字分くらいが割り当てられているのでしょうか。
「虎ノ門ヒルズ」の6文字ですから、縦横比は3:1程度になっているようです。

また前述のとおり、他社の乗車券に比べて、駅名のローマ字は大きめの印字です。
社によって「大文字のみ」「小文字混合」と分かれますが、東京メトロは後者でした。

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続いて、都営地下鉄への連絡乗車券です。
東京メトロが駅で配布、あるいはWebサイトに掲載している「営業のご案内」では、「連絡特殊割引旅客運賃」ということばが使われています。

東京の地下鉄は、多くの方がご承知のとおり、東京メトロ・都営地下鉄の路線が複雑に入り組んでいます。
運営社局が違うわけですから、当然ながら運賃体系も、各社局で別個に定められています。

そこで、2社局間を少しでも安く移動できるように設定されたのが、この特殊割引です。
乗車駅から下車駅までは、2社局の合算運賃から70円を割り引き、最も安くなるルートで移動が可能です。
(※改札外乗り換えがある駅など、一筋縄にはいかないケースもあるかと思います)

この連絡運賃280円区間は、

 東京メトロ 初乗り 170円
 都営地下鉄 初乗り 180円
 特殊割引額 ▲70円

という内訳で構成されています。

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最後の3枚目は、都営地下鉄以外の路線との連絡乗車券です。

都営以外との連絡乗車券は、発売駅によって、発売範囲が大きく変わります。
直通列車が運行している区間が多いですが、移動の利便性なども考慮されています。

今回は、副都心線の開業に伴い、直通運行が取りやめになった、中目黒接続東急線への乗車券です。
メトロ線内の乗車券で駅名が表示されていた部分には…

【メ】日本語発駅名の欄 → 【連】接続駅名
【メ】ローマ字発駅名の欄 → 【連】日本語発駅名

に入れ替わっています。

この発駅名も全角サイズでの文字数制限があるようで、発駅を表す「から」よりも、駅名の幅が狭くなっています。
また、小児運賃は大人運賃の真下に移動し、「東京メトロ線」の印字欄はそのまま連絡先の社線名になっています。
そして、小児券を表す「○小」マークは、他社線に合わせるためなのか、私鉄でもよく見かけるサイズで印字されています。

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