きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 東武鉄道

東武鉄道の補充券を画像検索しますと、「連続乗車券」「特急券」などで発券されたものが、多く見つけられます。
「片道乗車券」の数は少ないですが、新駅開業などに関連したものが目立ちます。
(最近の例でいえば、業平橋駅の改称・押上駅の開業など)

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今回は、“船橋フラッと旅”の最中、行程の都合で鎌ケ谷市(新鎌ヶ谷駅)まではみ出しました。
新鎌ヶ谷駅で新京成から東武へ乗り換えた際に、ダメ元で発券をお願いしてみたのですが…。

「何で?」とも、「ダメ」とも、「はいはい、どうぞ~!」とも言わずに、発券して頂くことができました。
「機器故障対応じゃないと…」とか、「連続乗車券なら」とも、そんなことも言われなかったのが、ちょっと不思議。

1月にとある駅でお願いしたところ、確かに「機器故障対応」という旨は言われましたが、「連続乗車券なんてないし!」みたいな対応をされていたので、余計にそんな感じです。

まぁ、運もあったのかもしれません(笑)。
声をかけた改札担当者が、当日の現場責任者的な立場だったとか、そういうこともあり得るかと。

と、発券に至る経緯は置いといて、券面のお話へ。

全体的なフォーマットとしては、相鉄のものに似ている感じがします。
各欄の大きさなどは若干異なりますが、ほぼ同じような感じです。
会社名がカッコ書きでない点、「○往」を「(ゆ き)」、「○復」を「(かえり)」とする点が、相鉄と異なる点です。

あと、特徴的なのは日付の書き方。
東武では、だいぶ前から「平成」が印刷されていない券を使っていたようですが、発行年自体は平成の年号で書かれていたようです。
ただ、今回のような略和暦の「H31」としているのは、私が画像検索した限りでは、見たことがないような…。
ちょうど時代の移り変わりとなる時期だったので、もしかしたら、気を利かせてくれた可能性もありますね。
(…っていう可能性は、30%くらいだと思っていますw)

切符の地紋は、自社オリジナルの「TBRとぶてつ」。
現存しているかはわからないのですが、かつての硬券などにも、同じ地紋が見られた記憶があります。

発券をお願いした箇所が改札口だったので、そのまま入鋏印を押してもらい、列車に乗車。
馬込沢駅の改札でも、特に不思議がられることもなく、無事に無効印を押して頂けました。

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裏面の注意事項。
東武の営業規則によって、必要事項だけをシンプルにまとめています。

東武の乗車券・入場券は、他社とは全く異なる趣のフォーマットです。

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まずは乗車券。

「駅名」から「金額」円区間ゆきというように、まるで硬券のスタイルを踏襲しているかのような、有効区間の表記方法です。
駅名と金額を特に目立つようにしているのは、自動改札のないローカル駅を多く抱える、東武ならではかもしれません。

それ故に、他社では下段に書いてあることが多い、「発売当日限り有効」「下車前途無効」の文言は、上段右側に表記。
他社の表記方法に見慣れていると、何だか物凄く違和感を覚えます。

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入場券もやはり、他社とは違う点が多いです。

左上の括弧書き会社名、右上の「普通入場券」、中央の下線付き駅名とその下の料金。
ここら辺はまるで、相鉄の硬券入場券を見ているかのようです。

また、両者に共通して言えることですが、発売時刻が小さい文字となっているのも、オリジナル感が出ているように思います。

昨年4月初め、草加への用事で立ち寄った北千住駅で、この記念乗車券に関する掲示を見かけました。

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その名の通りですが、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の浅草~とうきょうスカイツリー間に架かる、隅田川橋梁のライトアップを開始することを記念した乗車券です。
発売情報について調べてもおらず、たまたま見かけて、在庫を確認してもらっただけなので、本当に詳細が分かりません。
まぁ、普通に考えれば、乗車券に印刷されている日付(平成30年3月29日)が発売開始日でしょう。

デザインは、ライトアップされた隅田川橋梁と、夜のスカイツリー。
地図で見る限りでは、浅草駅北端付近の東側、隅田公園の敷地内から撮影しているものと思われます。
ただ、高速道路の手前にスカイツリーがあるわけないし、その距離も近すぎる感があるので、合成ではないかとも思えます。

発売額は500円で、浅草・とうきょうスカイツリーの各駅から250円区間の切り取り式乗車券がセットされています。
両駅からの運賃で調べると、主な着駅は西新井となるようです。

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裏面には、ライトアップや橋梁に関する解説が、細かく書かれています。
前述のとおり、発売に関する情報を調べていないので、詳細は上の画像をご覧下さい(笑)。

乗車券部分の裏側には、有効期限の記載があります。
発売開始日から1ヶ月間限りって、記念乗車券では短い部類かと思います。
(まぁ、使う人は、そうそういないでしょうけどね)

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