きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

2020年12月

10年前の沖縄旅行では、2日目の夕食時から丸2日を、本島で過ごしました。
3日目はレンタカー頼りでしたが、2日目の市街地への移動と、4日目の那覇出発までは、モノレールでの移動がメインでした。

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今や、ICカード乗車券の利用者が多数派を占めていますが、一昔前までは磁気カード式のプリペイドカード乗車券が活躍していました。
関東の私鉄ならば「パスネット」、関東のJRならば「イオカード」などが使われ、最近までは関西の私鉄で「スルッとKANSAI」が使われていました。

現在、ゆいレールでは、本島内路線バスと共通の「OKICA」というICカード乗車券が導入されています。
また、ゆいレールにおいては、「Suica」「PASMO」「ICOCA」などで乗車することも可能です。

さて、そんなゆいレールですが、上の画像のように、かつては「ゆいカード」という磁気カード式乗車券を発売していました。

上の画像は、2010/9/7に那覇空港駅の券売機で購入したもの(のはず)。
モノレール車両をデザインのメインに据え、駅カラーを使った路線図などを配しています。

発行箇所が「本社」、発行日が「(平成)20.10.-8」となっており、購入時のデータと異なります。
おそらくこれは、カードを製造した時の情報のようです。

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カード裏面に印字される、利用履歴です。
2日目には使わず、4日目におもろまち駅で切符を買ったデータが残っています。

残額は500円。
「OKICA」導入に伴い、2014年10月29日で利用を停止し、2019年3月いっぱいで払い戻しの取り扱いも終えました。

今ではもはや、「ただのカード」「記念品」でしかありません(^^;

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ところでこの「ゆいカード」は、モノレール各駅以外でも発売しているケースがありました。

そのうちのひとつが、(旧)石垣空港でした。
全部で何種類あったか覚えていませんが、買ったのは2種類。
1枚目の「空港ターミナルビル」のデザインと、2枚目の「日本トランスオーシャン航空」機体デザインのものです。

いずれも1000円券ですが、これもやはり、既に使えない、払い戻せないものになってしまいました。
まぁ、記念に残しておくには、いい品物ではあると思いますがね。

10年前の沖縄旅行。
ここまで、ANA便搭乗時のチケット(?)類を、3回にわたって4種類紹介してきましたが…。

初日・2日目の西表島・竹富島に関する項目をすっ飛ばし(笑)、沖縄本島へ戻ります。

…いや、レンタカーメインの移動だったから、2島のネタがないだけなんですけどね。

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当カテゴリでいちばん最初の記事で触れたとおり、(旧)石垣空港から那覇へは、JALグループの日本トランスオーシャン航空(JTA)の便へ乗りました。
タイトルに「2010年夏現在」としましたが、JALのWebサイトを見ると、この「ご搭乗案内」のフォーマットは、どうやら現役(?)のようです。

この「ご搭乗案内」は、保安検査場で持ち込み荷物検査・ボディチェックをする際に発行されます。
搭乗用QRコードなどを端末へタッチすると、この用紙が出てきます。

区間・便名・座席番号などが判りやすく印字されているあたりは、鉄道の指定券類に似ていますね。
保安検査場で発行するもののため、出発時刻や搭乗日は、小さめの文字で印字されていました。

搭乗口の番号が印字されていませんが、これは確か、「番号が振られていなかった」記憶があります。
当時の石垣空港(JAL便のターミナル)は、搭乗口1箇所から外へ出て、徒歩で飛行機に向かったような…。
小さな離島では、このようなケースは多いようですが、発着便数がそれなりにある(※那覇便は特に多い)空港では珍しいかもしれません。

【画像追加・追記 12/24 9:25】

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券の裏側は、マクドナルドのコーヒー無料引換券になっていました。

【余談】

この、2010/9/7 JTA624便は、今のところ、私が最後に乗ったJALグループ便です(笑)。

ジェットスター・ジャパン(JJP / GK)運航便は、JALとのコードシェア扱いになっていますが、JALグループ運航便としては最後です。
このほか、13年前のJAC便(鹿児島~沖永良部)、もうちょっと前のJAL便(関西→羽田)しか乗ったことないんだよね、JALグループさん…。

2010年夏現在、「手荷物を預けた場合」に発券される4種類の紙片(チケット)のうち、最後に発券されるのが「搭乗券」でした。

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感熱紙で発行されるもののため、10年の時を経て、経年劣化で大半が判別不能になりました(笑)。
そして、左から搭乗順に並べるつもりが、手違いで逆になりました…(;_;)

保安検査場で提示した「搭乗案内書」にあるQRコードを、今度は搭乗口にある改札機のバーコードリーダーへタッチすると、このような「搭乗券」が印刷されて出てきます。
2018年春現在では、概ね同様の方法で登場すると、これまた概ね同様のフォーマットで、「ご搭乗案内」という券が発券されるようになっています。

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こちらは、復路の那覇発羽田ゆきの搭乗券。

座席番号の右には、白抜き文字で「2階席/UPPER DECK」と印字されています。
現在、日本の国内線を運航する旅客機には、2階席がある機材はありません。
B747-400型機による運航だったようで、この時のほか、羽田発新千歳ゆきで1度搭乗したことがありました。

2010年9月の沖縄旅行の続きです。
搭乗手続き後に手荷物を預け、次は保安検査場へ向かいます。

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保安検査場のゲート手前では、「搭乗案内書」のQRコードをリーダーへ読み込ませると、このような「搭乗口案内」が発行されました。
2018年3月時点では、これは黄色い感熱紙に印刷された、「保安検査証」と名を変えました。

今回は、搭乗便が事前に予定されていた搭乗口から変更になったので、「搭乗口変更」という名の券で発券されました。
保安検査場から搭乗口までのみでしか用途がないこの券ですが、乗り継ぎ便の情報も提供されています。

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那覇から石垣へ向かう便(ANA1763便)の「搭乗口案内」。

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那覇から羽田へ戻る便(ANA132便)の「搭乗口案内」。
いずれも搭乗口は、予定通りのゲートでした。

各券片には注意事項として、「ご搭乗前に座席が変更になる場合があります。」とあるのですが、これ、私は一度だけ経験がありました。
急遽の機材変更などがあると、座席数が変わるなどの関係で、指定済みの座席番号が存在しないことがあり得ます。

暫くの間、新しいネタの入荷予定もないので、今日からまた、過去の旅の振り返りをしようと思います。

というわけで、今回は10年前の9月、友人(残念ながらですがw)と行った沖縄旅行編です。
友人氏にとっては(確か)2回目の、私にとっては初の沖縄県上陸でした。

まず、本編へ入っていく前に、この旅の概要です。
(※時刻のうちピンク色の到着時刻は、記録を残していないため、推定時刻です)

●1日目

 羽田6:35(ANA993)→那覇9:10 / 9:55(ANA1763)→石垣11:00

 バスで石垣港へ向かい、高速船で西表島へ。
 レンタカーで半日観光後、現地宿泊。

●2日目

 レンタカーで半日観光後、高速船で竹富島へ。
 2~3時間滞在後、高速船で石垣島へ。

 石垣17:35(JTA624)→那覇18:40

 那覇市中心部泊。

●3日目

 レンタカーで南城市・うるま市などを経て、本部町「沖縄美ら海水族館」へ。
 那覇市中心部連泊。

●4日目

 「ゆいレール」沿線の観光(国際通り・首里城正殿)など。

 那覇16:45(ANA132)→羽田19:20

石垣島と本島で3泊4日、正直、全然足りませんでした(笑)。

…っちゅーことで、まずは、ANA便のチケット関連、その1です。

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当時のANA便搭乗時には、やたらといろんなチケット(?)が発券されました。

今回、私自身の「羽田~那覇 往復」は、ANAのマイルで飛びました。
友人氏に関しては、マイル利用者の同行者割引である「いっしょにマイル割」で予約しました。
当時の「旅割」なんかよりも安く、12000円程度で飛べたような記憶があります。

まずは出発前、自動チェックイン機で搭乗手続きを済ませると、この「eチケット控」が発行されました。
往復の予約状況が、すべて確認できるような内容です。

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続いて、手荷物を預けたとき(?)に、こちらが発券されました。
もしかしたら、搭乗手続きの際に、手荷物があった関係で、同時に発券されたものだったかもしれません。
(※発行所の番号が違うので、おそらく前者のパターンだと思われる)
手荷物を預けた時点で、最初の「eチケット控」にあるQRコードでは、搭乗ができなくなるみたいです。

では、早朝出発の羽田空港、飛行機に乗りましょう!
…と、この先の出発空港で発券されたチケット類は、次回以降のお楽しみです。

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那覇空港で乗り継いだ、ANA1763便の「eチケット控」「搭乗案内書」。
右下の発行所の印字が示すように、いずれも羽田で搭乗手続きをした際に発行されたものです。

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こちらは、最終旅程である那覇から羽田便へ乗る前に発行された、「eチケット控」です。
往路と同様、こちらも全旅程が確認できるようになっており、終了した旅程には「使用済」と印字されていました。

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「eチケット控」「搭乗案内書」の裏面です。
左上に印刷されているように、それぞれ専用の用紙を用いていることが分かります。

各案内事項についても、パッと見るとほとんど同じですが、それぞれの用途にあった内容で書かれています。
「搭乗案内書」のほうには、便変更をした場合の裏書き欄も設けられています。

そういえば最近は、チケット実券を買って、飛行機に乗るということが、ほとんどありません。
私の場合、ANAアプリ・Webサイトで予約して、IC機能付きのANAカードでチケットレス搭乗するケースばかり。
この場合、2018年春現在、手荷物検査場で発行される「保安検査証」と、搭乗口で発券される「ご搭乗案内」の2枚がチケット代わりになります。

ここのところ、LCCを多用したり、そもそも飛行機に乗る機会がまるでないので、来年は空の旅を少しでも楽しみたいものです。

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