きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

2020年11月

まずは、こちらをご覧下さい。

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東京メトロ 九段下駅で購入した、都営地下鉄への連絡割引乗車券です。
この2社局を乗り継ぐ場合、最安ルートの合算運賃から70円を割り引く制度については、こちらの記事で紹介済みです。

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続いては、都営地下鉄 九段下駅で購入した、東京メトロへの連絡割引乗車券です。
上の画像で示した東京メトロの券と、真逆の乗り継ぎに利用されるものですね。

この乗車券のフォーマットとしては、東京メトロのものと概ね同じです。
主な違いとしては…

★自社局名について、英語でも印字している
★駅ナンバリングを印字している
★連絡先社局名についても、英語の印字がある
★「円区間」が大人・小児運賃で共用

といったところでしょうか。

個人的には、駅ナンバリングを印字した乗車券を手にするのは、ゆりかもめに続いて2社局目です。
「S-05」は、新宿線の始発駅である新宿駅から数えて、(新宿駅を含めて)5駅目を示します。

あと、連絡先社局名(ここでは東京メトロ)の英語表記って、要りますかね?
昨日の京成線のように、駅名を矢印で繋いであれば、話は変わってきそうですが、「から」という日本語で繋いでるんですよね。
「Toei Transport」「S-05」「Kudanshita」「Tokyo Metro Line」「280」という情報で、日本に不慣れな方は、どれだけ「乗車区間情報」が理解できるか疑問です。

さて、この九段下駅ですが、東京メトロは東西線と半蔵門線、都営地下鉄は新宿線と、3路線が乗り入れる駅です。
かつては各路線ともに改札が分離されており、東西線・半蔵門線の相互間でも、改札外乗り換えが必要でした。

駅の構造に動きがあったのは、2013年の春です。
半蔵門線押上方面のホーム(4番線)と新宿線新宿方面のホーム(5番線)の間にあった壁が撤去され、半蔵門線・新宿線のコンコースも接続されました。
これにより、南北線・三田線の白金高輪駅と同様、2社局間の乗り換えが改札を介さずに行えるようになりました。

その後、今年春には、東西線の改札口まで一体化されました。
九段下駅へ乗り入れる3路線は、全て改札内での乗り換えが可能になったわけです。
3つある改札口のうち、神保町寄りの改札は都営、その他がメトロの管轄だそうです。

各改札口には、東京メトロ・都営地下鉄の券売機が、並べて設置されています。
同じ改札口から、割引乗車券を発売する社局同士の路線へ乗れるわけですが…。

この割引乗車券って、需要はあるんですかね?
九段下駅へ乗り入れる各路線とも、都心部では東西方向の移動がメインで、乗換駅も多いです。
加えて、隣の神保町駅には、都営三田線が乗り入れていますから、どちらか1社局のみで用が済むケースも多いはずです。

先々週、東京メトロ線内をウロウロしていた際に、都営地下鉄 九段下駅で購入した連絡乗車券です。

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まぁ、その、、、何ですか(笑)。
全体のフォーマットとしては、よく見かける連絡乗車券そのものに“近い”です。

都営地下鉄完結の乗車券を買っていないので、ちゃんとしたことが言えないのですが…。
京成線内の運賃末尾に表記される「円区間」が、大人運賃・小児運賃共用の文字として配置されているのが特徴です。
同様の表記方法としては、京成電鉄・東葉高速鉄道・多摩都市モノレールなどでも見られます。

このブログでは今年2月に、JR東日本と東京メトロ千代田線の間で行われている「通過連絡運輸」について、JRの券売機で購入した乗車券を紹介しました。

JR東日本・東京メトロの通過連絡運輸は、千代田線以外にも東西線で取り扱われています。
乗車券のフォーマットとしては、千代田線のものと同じですので、詳細は割愛します。

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今回は、荻窪駅の券売機で購入してみました。
運賃の内訳は…

JR(中央線側) 荻窪~中野 4.0km
JR(総武線側) 西船橋~船橋/東船橋 2.6km/4.4km
JR線合計 船橋まで6.6km、東船橋まで8.4km いずれも170円(小児80円)

東京メトロ 中野~西船橋 30.8km 320円(小児160円)

全区間合計 490円(小児240円)

です。
この区間、JRで乗り通した場合には650円となり、2社に跨った方が安くなるという、逆転現象が生じます。
中野乗り換えで東西線経由津田沼ゆきの列車へ乗り継ぎ、船橋方面へ向かう場合には、(高いのが嫌ならば)事前の乗車券購入が必須です。

また、この間をノーラッチ移動する(改札を通過しない)場合で、交通系ICカードを利用する場合も、注意が必要です。
発駅・着駅ともにJRの駅ですから、運賃はJR線のみの649円が精算されてしまいます。
この場合にもやはり、乗車券の購入は必須でしょう。

ちょっと気になるのは、交通系ICカードを利用し、西船橋駅の中間改札口を通過する場合。
「乗換案内」アプリでは、その点は考慮されていない(?)結果が出てきますが、どうなるんですかね?
西船橋で一旦打ち切って、そこから先は新たな運賃が必要…とかも考えられますが。
東西線を使ったのが明らかなのに、JRのみ利用の運賃が引かれるというのは、ちょっと考えにくいですよね?


このケースの具体的な通過連絡運輸の範囲は…

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こちらの範囲内。
三鷹~津田沼の間では、東西線経由の列車が走っている関係で、このようなエリアになったと思われます。

しかし、三鷹から(東西線経由で)千葉へまっすぐ向かうルートだけでなく、下総中山・南船橋の2駅も通過連絡運輸の範囲に入っているのが、凄く謎ですね。
さらに、そんな2駅が入っているのに、武蔵野線の船橋法典は範囲外というのも、もっと謎に感じます。

この2週間ほど、自宅でブログネタを掘り出したり、ネタ集めに出たり、また、いろいろあったり(笑)でした。
ということで、ようやくいろいろまとまってきたので、今月最初、3週間ぶりの記事をお届けします。

で、先日7日に、相鉄の「新7000系」の引退を記念して、記念入場券セットが発売されました。
全駅で発売することが多いパターンの商品ですが、今回は…

ゆめが丘駅のみ!!!

で発売されることになりました。
引退記念グッズとの同時発売ということもあり、一括して広いスペースを利用した販売を行える場所として、この駅が選ばれたのだろうと思います。
羽沢横浜国大なんかもスペースはありますが、如何せん電車の本数が少ないですからね(^^;
(もっとも、羽沢には新7000が入線しませんが…)

当日は朝8時から、入場券・グッズの発売を開始。
夜勤明けで向かったところ、8:06にゆめが丘駅へたどり着きました。

ちょ、ちょ、長蛇のれれれ、列だったんだな。うん。
あとで計測してみたところ、列の全長は約550mにもなり、その所要時間は2時間40分ほど。
北陸新幹線で東京から金沢まで行けるくらいの時間でしょうか。

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そんなこんなで、どうにか入場券セットを捕獲。
2000セット限定でしたが、なんと当日中に完売できず、昨日から二俣川のグッズショップに送り込まれているようです。

表紙のデザインは、最後まで残った新7000系3編成の並び。
相模大塚駅の電留線で撮影されたものかと思われます。
普段あり得ない種別・行先の組み合わせを表示させています。

おもて表紙上部のラインは新7000系の旧塗装を、下部のそれは現行塗装をイメージしたデザインです。

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うら表紙も、表側からのラインは同様にデザイン。
走行シーンの写真のうち、上2枚は同じ場所・同じ編成・同じ画角のものを使っているのがいいですね。
右下の弥生台駅の桜も、ベストシーズンに撮影されていますね。

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中面左側は、新7000系に関する解説。

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同じく右側に、8枚のD型硬券入場券(各150円=1200円での発売)がセットされています。

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入場券を外すと、先頭車両の主要諸元・寸法図がデザインされていました。

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入場券の詳細デザインは、こちらの8種類。
星川駅の入場券に採用された写真は、新7000系のデビュー記念列車で、横浜発いずみ野行き臨時急行で運転されました。
海老名駅のものは従来の7000系とのツーショット、二俣川駅のものは従来の7000系を改造した事業用車両の「モヤ700系」とのツーショットです。

個人的に気になったのは、湘南台駅のものに採用された画像。
いちばん手前は「特急 相模大塚」になっていますが、2番目が「急行 羽沢横浜国大」になっているようにも見えますが…。

どうなんでしょうね?

今回は、記念乗車券が当日に完売しないという、ちょっと予想できないことがありました。
ただ、各種グッズは当日中に全品完売したようで、クリアファイルを購入しておいてよかったと思いましたね。
買っていなかったら、当日は時間の無駄遣いだったし、無駄に朝食→昼食の振り替えをしたことになりましたから(^^;;;

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