きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

2020年08月

2013年四国旅行も、中盤から終盤へと進んでいきます。
3日目、午前中は松山市内をめぐり、昼前の特急で八幡浜へ向かいます。

027_birthday-stamp

アンパンマン列車で運行される、特急〔宇和海11号〕に乗車。
現在のダイヤでは連結されていない、グリーン車に乗りました。
券種名の表示は、普通車指定席と区別するため、「指定券(グリーン)」となります。

この指定券には、「□バースデーきっぷ」というゴム印が押されています。
みどりの窓口で指定券を発券した際に、窓口係員が押したものです。
「何の企画券を対象にしたものか?」を区別するためのスタンプだと思いますが、これまでに乗った列車の指定券は、何だったのでしょう?

先週紹介した、須崎→中村で乗った〔あしずり〕の指定券。
改札・検札・集札の関連印が押されたものでしたが、このゴム印が押してあれば、「出札」の要素も加わって、古ラインナップだったのですがね。

そして…

ゴム印 バースデきっぷ
企画券名 バースデきっぷ

と、差異が出ちゃうのは何ででしょう??(^^;

なお、前述のとおりこの列車はアンパンマン列車で運行されていた(←記憶がないw)ため、松山運転所のアンパンマンイラスト入り検札印が押されています。
高知のものとは、陰影の配置・デザインが違いました。

2013年の四国旅行4日目。
午前中は松山市内の観光のため、昨日紹介した「市内電車・バス 1Dayチケット」を使いました。

道後温泉本館へ立ち寄ったあと、大街道までは「坊っちゃん列車」で向かいます。

026_bocchan

「坊っちゃん列車」といえば、伊予鉄道の看板列車ともいえる観光列車です。
当時の「市内電車・バス 1Dayチケット」は、100円の追加料金で「坊っちゃん列車」に乗車可能でした。

現在、「坊っちゃん列車」の運賃は、大人800円。
「松山城らくトクセット券」以外の企画乗車券では、「坊っちゃん列車」での利用はできなくなりました。

さて、道後温泉駅から「坊っちゃん列車」へ乗る場合は、まずは駅舎内のチケットカウンターで、整理券を入手します。
「坊っちゃん列車」乗車時に、車掌へ運賃を支払う仕組みです。

今回は、「市内電車・バス 1Dayチケット」を提示し、100円で上の画像の乗車券を購入しました。
概算鋏の穴があいていますが、昨日の1枚目の画像左側でも、「坊っちゃん列車」の欄に同じ穴があいています。

車掌は回数券のような綴りを取り出し、1枚を切り取って乗客に交付。
「いよてつどう」と社紋の組み合わせを地紋として、濃いめの灰色で印刷。
「坊っちゃん列車」の画像を入れているあたりに、こだわりを感じます。

どうでもいいけど、「1Dayチケット」の文字が、なぜかdayと小文字になっています。

026a_bocchan-ura

裏面も同じ地紋で、赤文字の券番号は6桁で印刷されているのみでした。

松山市内では朝早くから、道後温泉・松山城と駆け巡り、お昼前のJR特急へ乗るべく、松山駅へと向かいました。

【参考情報】
伊予鉄道では、今年10/1に運賃改定を予定しています。
この改定に伴い、「坊っちゃん列車」の運賃は1,000円になるようです。
観光列車とはいえ、(改定後の)市内電車運賃170円との差額が、あまりにも大きい気もします。
(差額が830円…、新宿から小田原まで、小田急の特急列車(料金900円)に乗るのと、あまり変わらないですね^^;)

旅の4日目、午前中は松山市内をウロウロしていました。

025_iyotetsu-oneday

伊予鉄道の「市内電車・バス1Dayチケット」を使います。
確か、当時の市内電車運賃が150円でしたから、3回乗れば元が取れる計算です。

詳しいルートは…、忘れました(笑)。

この切符の大きさは、マルス券よりも若干大きいものが、3面連なっています。
折り畳み式で、表紙がある方にはスクラッチ式の日付表示、裏側が路線図という構成です。

025a_iyotetsu-oneday-map

その名の通り、伊予鉄道の市内電車(路面電車)は全線に乗車可能です。
ただし、バスに関しては、地図に記載されたエリア内の全線に乗れるわけではなく、乗車可能な系統が限られます。
このうち、現存する系統としては、緑の細線で記された東南線のみのようです。

なお、2015年4月から、この「市内電車・バス 1Dayチケット」の発売は停止され、市内電車線用の1日券に生まれ変わりました。
また、リニューアルからしばらくの間は、「坊ちゃん列車」に300円追加(※今回の乗車券では100円追加)で乗れていたようですが、現在は完全別料金で乗車することになるようです。
松山市駅前の「いよてつ高島屋」にある観覧車「くるりん」については、今回の乗車券では200円で搭乗できましたが、リニューアル後は期間中1回に限り、無料利用できるようになっています。
(※現在の「くるりん」搭乗料金は、大人700円です)

特急〔あしずり〕で中村駅に到着後は、普通列車に乗り換え、終点の宿毛駅へ。
平日の夕方前だったこともあり、学校帰りの高校生が多かった記憶があります。

024_shuppo_nakamura

宿毛駅では、バスへの乗り継ぎに少し時間があったので、窓口で補充券を購入してみました。
右下隅の発行駅が何故か「中村駅」ですが、調べてみると、同社の補充券ではよく見るパターンらしいです。
(窪川駅発行でも中村駅、奈半利駅発行でも安芸駅…など)

券種名は「出札補充券」で、フォーマットは車補と非常によく似ています。
当日以外の乗車にも対応できるように、発行日・有効日数の記載欄がある点や、地紋が印刷されている点が、車補との大きな違いです。

また、車補では特急のJR直通需要を見据えてのことか、須崎・高知などの主要駅までの発売が可能でしたが、この出補は自社線内のみの発売に限られるようです。
なお、車補同様に、特急券などの発売(乗車券との一葉での発券?)にも対応しています。

~~~~~

この日はこのあと、宿毛駅から宇和島駅へバスに乗り、夕食後に松山市内へと向かいました。
四国の西海岸、日没の時間とピッタリ合い、綺麗な景色が眺められました。

先日の記事で紹介した、須崎から中村までの0円指定券。
JR四国から土佐くろしお鉄道に入り、車掌による特急券の確認・回収がありました。

その際、車掌に車内補充券の発券可否を訊いてみたところ、OKが頂けました。

023_shaho-nakamura

基本的な構成は、ごめん・なはり線の車補と似ています。
ただし、割引種別や利用上の注意事項の記載がなく、全体的にシンプルです。
ごめん・なはり線では「TKT 土佐くろしお鉄道」のオレンジ色だった地紋もなく、券紙は無地白色のノンカーボン紙です。

今回は、特急乗車区間のうちの最終区間、古津賀駅から中村駅までの1区間で発券して頂きました。
…というか、こちらはもう少し長い区間を買おうとしていましたが、車掌さんが勝手にカキカキ始めてしまって…(^^;
(しかも、自動的に小児券という、、、ね^^;;;)

また、券種名としては「乗車券」と印刷されていますが、右下の欄に印刷のとおり、特急券・グリーン券・指定席券としての発売も可能なようです。

↑このページのトップヘ