きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

2020年06月

先日16日に、1年半ぶりに新江ノ島水族館へ行ってきました。
緊急事態宣言が解除後、県内での観光などの制限もなくなったので、お試し外出のような位置付けです。

「腹が減っては戦は出来ぬ」

20200630-1

江の島で生しらす&桜えびの丼を食べてから、水族館に向かいました。

さて、前回(2018年12月)の訪問時は、「江の島・鎌倉フリーパス」による割引入場券でしたが、今回は「年間パスポート」を購入します。
通常料金の入場券ではないので、券売機ではなく、窓口で購入します。

窓口の係員さんに、年間パスポートの新規購入の旨を伝えると…

20200616_132048

「仮会員証」という券種名で、チケットが発行されました。

前回のチケットは、メインビジュアルは「ゴマフアザラシ」でしたが、今回は「ミズクラゲ」。
イルカなどと並んで、クラゲも新江ノ島水族館の目玉のひとつです。

また、前回不明瞭だったチケッターのデザインは、下部にイルカが描かれていることが分かりました。
これも、複数種あるのか、ちょっと気になりますね。

年間パスポートの大人料金は5,000円。
通常の入場料金の2回分相当で、今年4月に値上げされています。

…ですが!
この際にクレジット決済をし、後日明細を確認すると、「キャッシュレス還元(5%)」で250円が戻っていました。
まさか、水族館が還元対象店舗(施設)になっているとは、思いもしませんでした。

「仮会員証」で入館すると、まずはそのまま2階に上がります。
2階の屋内に入り、すぐ右手に「年間パスポート発行カウンター」があるので、そこで手続きです。

カウンターでは、住所・氏名などの個人情報を登録し、顔写真を撮影したのち、年間パスポートが発行されます。
なお、個人情報の登録は、事前にWebからの登録が可能で、そこで発行された番号を伝えると、書類記入と同等の扱いになります。

006_enosui_pass

サイズは一般的なカードサイズ。
運転免許証の半分程度の厚さがある、プラスチック製です。

ちなみに、顔写真の撮り直しは、希望により可能です。
(髪ボサボサだったけど、「まぁいいや」ってなっちゃいました^^;)

ベースのカードは、どうやら開館16周年記念のもののようですね。
このデザインが選べるようになっていたりすると、面白いんじゃないかとも思います。

006a_enosui_pass-ura

裏面には、クラゲの水槽の様子。
スキャナで読み込んだため、ちょっと画質が微妙ですが、実物はすごく幻想的な光景です。

ちなみに、年間パスポート購入の動機ですが…。

20200630-2

コツメカワウソ!
この子たちに逢いたさすぎて、度々行きたいなぁ…と。
1年半前に行った時よりも、何だか大人っぽくなった感じがありました。

あとは、あれですね。
緊急事態宣言下、休館を余儀なくされていましたから、当然その間の入場料収入はないわけですよ。
しかし、生き物を責任を持って預かっている以上、お客を入れる以外のことはやらねばならない状況だったじゃないですか。

なので、ひとまずは手っ取り早く、入場料金2回分を注ぎ込んで…と。
まぁ、ひとりの力では焼け石に水でしょうけど、気持ち的に。ね。

北九州モノレールでは、2015年9月末まで、JR九州との連絡乗車券を発売していました。
現在は、「QR乗車券」「mono SUGOCA」導入に伴い、発売を行っていません。
(※普通乗車券の連絡運輸自体が廃止されたので、窓口でも発売しません)

003_jq

まぁ、よく見るタイプの連絡乗車券です。
自社線内の乗車券では、小児運賃が大人運賃の上に印字されていましたが、合計額・他社線分とも、大人運賃の下に小児運賃を印字しています。
「九州会社線」という表現方法は、JR各社のエドモンソン券と同じですね。

券面には、(当然ながら)駅名が2つ表示されています。
出発駅の文字サイズは、関東でよく見かける連絡乗車券よりも、縦の長さが大きめです。
接続駅の文字については、やや珍しい丸ゴシック系のフォントが使われています。

前回に続き、北九州モノレールの旧様式乗車券です。

002_round

前回の片道券に続いて、こちらは旧様式の往復券です。
乗車券全般に関することは、前回の記事をご覧くださいm(_ _)m

往復乗車券のフォーマットとしては、よく見かけるタイプのように感じます。
券種名は「往復券」と印字し、往路券・復路券の区別はなく、番号は2枚とも同じです。
発売額は着駅名の上に印字されていました。

券面を見てふと思ったのですが、往復券の有効期限が発売当日限りというのは、あまり見聞きしないように思います。
他社で同様の事例がありましたら、ぜひご教示下さいませ。

▽参考:北九州モノレールの「QR乗車券」(2018.1購入)
http://ticket-station.hatenablog.com/entry/2018/02/18/081454

北九州の玄関口・小倉駅から、市内南部の企救丘駅を結ぶ北九州モノレール。
全長8.8km、13駅間を20分ほどで結ぶ路線です。

私自身、この路線はわりと昔に乗りつぶし、直近で乗ったのは約5年半前。
たまたま、前々回の筑豊電気鉄道へ乗った日と、同じ日のことでした。
(確かこの日は、御殿場から小倉まで高速バス(河口湖~天神/現在廃止)で向かい、モノレール・鉄道記念館・筑豊電鉄・福岡市内と渡り歩いた記憶が…)

001_fare

その当時に購入した乗車券です。
現在、北九州モノレールでは、QR乗車券が採用されていますが、平成27年9月までは、一般的な自動改札対応の磁気化乗車券が発売されていました。

まず、切符の地紋ですが、北九州高速鉄道の社紋がベースになっています。
黒丸の中に、KitakyushuのKをモノレールの軌道に見立てた文字を描き、「PJRてつどう」風に構成。
その「てつどう」に値する部分は、「きたきゅうしゅう/こうそくてつどう」と文字を入れ、これらを薄緑色で印刷。
旧国鉄のマルス乗車券よりは、若干明るい緑色ですね。

乗車券の印刷項目などは、特筆すべきところは少ないです。
強いて言えば、小児運賃が大人運賃の上に印字されるケースは、あまり見ない気がします。

なお、タイトルにもあるように、これは「100円モノレール」という企画乗車券の扱いになっているようです。
隣の駅(小倉・旦過相互間を含む)までの運賃が100円となっているだけで、券売機では普通乗車券の画面で購入できるものです。
券面に普通乗車券との差異がないため、この記事では「普通乗車券」として紹介させていただきました。

▽参考:北九州モノレールの「QR乗車券」(2018.1購入)
http://ticket-station.hatenablog.com/entry/2018/02/18/081454

JR東日本の列車予約サイト「えきねっと」では、通常の指定席申込だけではなく、企画きっぷの発売も行っています。
そのうちのひとつである「トクだ値」は、JR東日本管内の新幹線・一部特急に対して発売している、特急券・乗車券を組み合わせた割引きっぷです。

このブログでも以前(2019年3月)、上越新幹線の「トクだ値15」を紹介しました。
割引率は5~50%程度とまちまちですが、安い分だけ制約があり、乗車変更ができなかったり、乗り遅れるとまるごと無効になったりします。

さて、今回紹介するのは、6年前の5月に「いわきグリーンスタジアム」へ野球観戦へ行った時に使った、「トクだ値15」です。

032_tokudane-hitachi

前述の上越新幹線の「トクだ値」と同様、記載事項が非常に多いですね(^^;
今回はいわき市へ入る前に、茨城県北茨城市へ立ち寄る計画をしていたので、特急〔スーパーひたち〕の乗車区間は磯原駅までです。

座席を確保したのは、上野駅9:00発の〔スーパーひたち11号〕。
前年春のダイヤ改正で、常磐線の特急は全てE657系の運用となっていたので、この時が同形式の初乗車予定でした。

旅行の当日。
田園都市線沿線住民だった私は、渋谷駅から「トクだ値」の切符を使うことにします。

まぁ、、、田園都市線は普通に遅れるし、山手線は池袋で人身事故、さらに安全確認などが重なり、ダイヤはグチャグチャ。
通常は2~3分に1本の列車がやって来るのに、全然来なかったり…。

上野駅に着いたのは、〔スーパーひたち11号〕発車の数十秒前。
特急ホーム16番線への改札口に着いてみると、ホームの先から消えていく最後尾車両の姿が。。。

「乗遅れの際は乗車券・料金券とも無効。」

って、この切符の最下段に書いてあります。
「無理やろな」とおもいつつ、特急改札の係員さんに事情を話してみると…

「あー、多分、変更は可能かと思います。みどりの窓口で確認してみて下さい」

とのこと。
で、新幹線改札の前にあるみどりの窓口で、改めて事情を説明すると、「変更OK」で対応してくれることに!

…なのですが(笑)!
当時、磯原駅に停まる下りの特急は、この〔スーパーひたち11号〕のあと、夕方に2本あるのみでした。
(※現在は、高速バスいわき線との競合もある関係で、2時間に1便は停まります)

なので、北茨城市への訪問を諦め、次に下車を予定していた、いわき市の湯本駅を目指すことにします。
これを踏まえて、変更用に発券してもらった切符が、こちらです。

032a_shitei-hitachi

まずは「指定券」です。
「トクだ値15」の乗車券・料金券がともに有効であるとみなされ、「0円指定券(指ノミ券)」で発行されました。

前述のとおり、磯原駅へ停まる特急列車は夕方までありません。
湯本駅まで行く特急列車の直近便で、磯原駅の手前の停車駅に該当する日立駅までを、「指定席料金有効」という判断のようです。
通常、指定席特急料金込みの企画きっぷや、一部区間のみ座席を指定するケースなどに使う「指定券」ですので、発行理由を付記して、駅名小印で証明してくれました。

032b_isohara-yumoto

さらに、乗車券・特急券ともに(磯原駅を通過する瞬間まで)全区間有効、そこからの乗り越し精算の前払いとして、磯原駅から湯本駅までの乗車券と自由席特急券を購入することになりました。

日立駅で自由席へ移動するのが面倒だったり、湯本駅の改札で「?!?!」な切符4枚に駅員が戸惑ったりとありましたが、なんだかんだといい思い出でした^^

■現在の料金で比較してみよう! 乗車変更前後の運賃・料金

(1) 上野(東京山手線内)から磯原までの「トクだ値10」  4,780円
 ※常磐線特急の全席指定席化及び特急料金引き下げの関係か、現在は10%割引の企画券に変更されています。

(1a) 磯原から湯本までの特急料金  760円
(1b) 磯原から湯本までの乗車券(きっぷ運賃) 510円

この時のルートをたどると、現在の料金では合計が6,050円になります。

(2) 上野(東京都区内)から湯本までの「トクだ値10」  5,650円

初めから目的地が湯本駅であれば、400円安かった計算に(^^;

(3a) 品川・東京・上野から湯本までの特急料金  2,550円
(3b) 東京都区内から湯本までの乗車券  3,740円

「トクだ値」ではなく、普通に渋谷から湯本への乗車券・特急券を買っていると、合計で6,290円でした。

↑このページのトップヘ