きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

2020年02月

元号が変わって、しばらくした後の鉄道ファン的楽しみといえば、ゾロ目日付の切符。
平成の時と世相も変わり、西暦で表示する切符が増えたため、なかなかゾロ目日付の切符に出会えません。

そんななか、硬券入場券だけは和暦日付“でも”発売をしている相鉄は、なかなか貴重な存在です。
今回は令和2年2月2日、相鉄の4駅を回りました。

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上から順に、海老名・さがみ野・横浜の各駅のものです。
相鉄の硬券入場券については、これまで度々記事にしているので、今回は割愛します。

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海老名駅で購入した際には、2009年まで運行していた、5000系のポストカードをいただけました。

そして、今回は「2並び」の日ということで…

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二俣川駅でも硬券入場券を購入。
この日は西暦で表しても、「2020.-2.-2」という印字になり、「2」がたくさん出現します。
また、「0」「-」という文字の違いはありますが、ちょうど対照関係に「2」が並ぶことになるので、特別に西暦日付でも購入しました。

ちなみに、二俣川で買った西暦日付のものですが…

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券番号が「トリプルセブン」でした!
何だか得した(笑)。

日数が空いてしまいましたが、19日・20日の記事の続編です。
京急各駅乗り降りの旅で使った2つ目の切符は、今回の「三浦半島1DAYきっぷ」です。
この乗車券を使うと、京急全70駅のうち、32駅の乗り降りがカバーできるので、今回の企画ではマストな商品です。

▼「三浦半島1DAY/2DAYきっぷ」とは?
京急線の金沢文庫以南と、京急バスの三浦半島エリア主要路線が乗り降り自由となる企画乗車券。
有効期間に1日用・2日用の2タイプがあり、2日用は上大岡駅以南でのみ発売している。
(※1日用はフリー区間内でも購入可。泉岳寺駅では、1日用・2日用とも、発売を行っていません)
また、三浦半島内の京急系列の観光施設などで、割引・特典を受けられる施設がある。

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今回の「三浦半島1DAYきっぷ」は、「横浜1DAYきっぷ」の続き旅程のため、上大岡駅で購入しました。
フリー区間の入り口である金沢文庫駅までは5駅、快特だと1駅7分で着きます。

フリー区間外からの乗車なので、乗車券は2枚組で発行。
1枚目の「A券」は、フリー区間内で最初に降りる駅までに有効なもの。
2枚目の「B券」は、フリー区間内の乗降と帰りの乗車券がセットになったものです。

券面のフォーマットは、「横浜1DAYきっぷ」とよく似ています。
券種名の表記方法は同じで、「B券」の“フリー区間1日乗車”という言い回しも同じです。
右下1/4ほどのスペースに注意事項を記しているのも、「横浜1DAYきっぷ」と同じです。

ただし、前述のようにフリー区間外からの乗車ですから、その有効区間を付け加えた点が、いちばん大きな違いです。
JRでかつて発売していた「周遊きっぷ」のように、「A券」の着駅が入口駅となっていない点に、京急の個性が見られます。

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「横浜1DAYきっぷ」と同様、「三浦半島1DAY/2DAYきっぷ」に対しても、「ご案内」券が発券されます。
「詳細はチラシを…」という旨の記述がありますが、「横浜1DAYきっぷ」と違って、専用のチラシが各駅で用意されています。

余談ですが今回は…。
観光施設には一切お世話にならず、乗ってばかりの旅でした(^^;

近場だし、またゆっくりと行きたいエリアですね。

◆今回の利用明細(IC運賃との比較)

 【京急】上大岡→金沢文庫 199円
 【京急】金沢文庫→(4駅間)→新逗子 136円×4=544円
 【京急】新逗子→追浜 199円
 【京急】追浜→(10駅間)→浦賀 136円×10=1,360円
 【京急】浦賀→新大津 157円
 【京急】新大津→(7駅間)→三崎口 136円×7=952円
 【バス】三崎口駅→長井 242円
 【バス】横須賀市民病院→逗子駅 462円
 【バス】逗子駅→鎌倉駅 231円
 【バス】鎌倉駅→金沢八景駅 294円
 【京急】金沢八景→上大岡 242円

IC運賃合計 4,882円
企画乗車券発売額 1,320円   差額 ▲3,562円

昨日の記事で書いた「京急各駅乗り降りの旅」では、2つの企画乗車券を使いました。
そのうちの1つが、今回紹介する「横浜1DAYきっぷ」です。

▼「横浜1DAYきっぷ」とは?
京急が発売する、横浜観光向けの企画乗車券。
京急線の横浜~上大岡が乗り降り自由となるほか、概ね横浜・日ノ出町・伊勢佐木町~みなとみらい~元町エリアの横浜市営バスも利用可能。
当該地域内の横浜市営地下鉄や、みなとみらい線もフリー区間内に含まれる。

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こちらが実際の券面です。

窓口での発売はなく、全て自動券売機での購入となります。
また、今回買ってみて初めて知りましたが、券売機でも日付を指定した「前売り」が可能なようです。

券種名は、全て全角文字で表記した「横浜1DAYきっぷ」。
頭に「○企」の印字があることで、企画乗車券であることを示していますが、私鉄の券ではなかなかお目にかかれません。

その下には「フリー区間1日乗車」の文字が、券種名と同じ表記方法で印字されています。
あたかも券種名の続きのように見えるので、少し小さい文字にするとか、括弧書きにするとか、下線を省くとか、工夫の余地がありそうです。

有効日は、左下に印字されています。
数字は券種名などと同じ大きさの文字のようですが、その間の文字は小さめの印字。

その右には、2枚目の「ご案内」券に書ききれない注意事項も記載。
横浜市営地下鉄で有人改札を通らねばならないのは、通用区間は横浜~上大岡であるものの、阪東橋・吉野町・蒔田・弘明寺の各駅では、下車できないことが関係していそうです。

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2枚目の「ご案内」券です。
市営バスのフリー区間の詳細は、ここには記載されていません。
1枚目の本券では、「フリー区間は2枚目参照」となっているのに、ここでさらにチラシへ誘導されています(^^;

そして、沿線観光施設の割引があるのも、他社の企画乗車券と同じです。
ただし、「横浜1DAYきっぷ」単独のチラシはなく、企画乗車券をまとめた冊子「京急沿線MAP&おトクなきっぷガイド」にも、横浜市交通局「みなとぶらりチケット」及び横浜高速鉄道「みなとみらい線一日乗車券」と同じである旨しか書かれていません。
具体的には…

氷川丸・カップヌードルミュージアムなどの観光地
中華街などの一部飲食店
クルーズ船乗船料金

などが割引の対象になります。

「ご案内」券の券番号は、本券の枝番号「1」に続く「2」が振られています。

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「横浜1DAYきっぷ」の領収書です。
詳細な商品名は書かれませんが、但し書きは「企画乗車券」となっています。
券番号は、乗車券本体のものとは、全く別に振られていました。

◆今回の利用明細(IC運賃との比較)

 【京急】横浜→(7駅間)→上大岡 136円×7=952円
 【市営地下鉄】上大岡→横浜 315円

IC運賃合計 1,224円
企画乗車券発売額 840円   差額 ▲384円

先日、京急の各駅乗り降りの旅をしてきました。
京急は全線乗り降り自由の企画乗車券がないので、2つの企画乗車券を組み合わせて、全70駅のうち32駅の乗り降りをすることができました。

その際に使った企画乗車券は、追って紹介していくとして…。
今回は、“メイン”でもあるICカードのチャージについて。

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まずは、チャージ代金の領収書から。

京急の券売機発行領収書は、これまでの記事でも何度か触れていますが、やはり独特なフォーマットです。
そして、今回初めて気が付いたのですが、他社の領収書と違い、発行時刻の記載がありません。
但し書きの詳細は、「チャージ」代金という表記でした。

発行駅名については、各駅とも全ての文字が同じ大きさで、省略した表記はありません。
もっとも、今回乗り降りした32駅では、最長文字数が5文字ですから、省略のしようもないかもしれません。

京急では今年3月、6つの駅名が変更になります。
羽田空港の2駅(羽田空港第1・第2ターミナル、羽田空港第3ターミナル)と現在の仲木戸駅(京急東神奈川)は6文字以上になるので、どのように表記されるでしょうか。
(※現在の羽田空港2駅は、小さめの文字で「羽田空港国内(国際)線駅」なので、京急東神奈川はこれに準じると思われる)

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ICカードの利用履歴です。
ゆりかもめの時のように、どこかの駅を飛ばしてしまう事故はありませんでした(笑)。

4文字制限がある駅名欄は、基本的にそのままの表記です。
5文字のYRP野比駅も、ローマ字を半角の1バイト表記にして、全角3.5文字相当にしています。

ただし、他社線との乗換駅や同名・混同の恐れがある駅、5文字以上の駅では、以下の表記です。

横浜 → 京急横浜
弘明寺 → 京急弘明
上大岡 → 京急上大
金沢八景 → 京急八景
横須賀中央 → 横須中央
堀ノ内 → 京急堀内(※京王相模原線「京王堀之内」駅との混同を避けるためと思われる)
京急久里浜 → 京急久里

この明細には、発行時刻が印字されています。
どちらかといえば、領収書のほうが発行時刻が必要なようにも思います。

▽2020/02/02時点での情報です。

2/2、某駅で補充券の発売をお願いしたところ、駅係員さんから「発売不可」の返答を頂きました。
事情もきちんと説明して下さいまして、要約すると…

●羽沢横浜国大駅開業日の補充券発売以降、収集家からの発券依頼が増加した。
●各駅(一部駅?)とも在庫が相当減少し、正当な発券(割引運賃など)に支障をきたす恐れ。
●この機会に、正当な使い道に戻す。

ということでした。

昨年11月の羽沢横浜国大駅開業の際には、相鉄のWebサイトにも特別補充券の発売方法について、大々的に(?)告知していました。
そうした“やり過ぎ感”も否めなくはないですが、我々収集家による発信も、相鉄さんが好意を絶たざるを得なくなった一因でもあるのかなぁ、、、とは感じています。

今後、相鉄各駅での補充券発売については、所謂“趣味発券”には応じて頂けないものと思われます。
(個人的には、新横浜駅開業の時だけでも、当日限りの発売をして頂けたらなぁ、、、とは思います。)
くれぐれも、駅係員さんへの発券強要などはなさらないよう、お願い申し上げます。

なお、この情報については、某駅(1駅)のみでしか確認していませんので、異なった情報がある可能性もあります点、ご承知おき下さい。
また、情報提供が遅れましたことを、お詫び致します。

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