きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

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多摩センターから上北台へ、多摩地区中部を南北に縦断する、多摩都市モノレール。
来年1月には、全線開業20周年を迎えます。

両端の駅以外では、多摩動物公園と高幡不動で京王線、立川(南・北)でJR線、玉川上水で西武線と乗り換えができます。
また、甲州街道駅からは徒歩圏内に中央道日野バス停があるほか、上北台駅からはメットライフドームでの野球・イベント開催時に臨時バスが運行されます。

ということで、昨年初夏の交流戦、メットライフドームでの埼玉西武 vs 東京ヤクルトのゲームを観戦してきました。
試合結果は置いといて(笑)、帰りは前述の臨時バス(メットライフドーム発上北台駅・玉川上水駅経由立川駅北口ゆき)へ乗り、上北台からモノレール、多摩センターから小田急線というルートにしました。

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この時に使った乗車券です。
全線を通して乗ると、大人の運賃は400円。
上北台から乗ると、高幡不動から先は400円区間となりますが、これは10km超で運賃が頭打ちになるためです。

また、多摩都市モノレールでは、首都圏の大手私鉄・バス・公営交通・JRで広く普及している、「ICカード(1円単位)運賃」を設定していません。(→下の追記へ)
なので、乗った記念になるかな…というノリで、切符を買って乗車しました。

上北台から多摩センターまで16km、所要時間40分弱の小旅行でした。

多摩センター駅の無効印、サイズが大きい割には、駅名が省略形の「多摩セン」なのね…。

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こちらは、小児用の1駅間用の乗車券。
初乗り運賃(大人200円)とは別に、隣り合う1駅までは大人100円の割引運賃が適用されます。
(※柴崎体育館~立川北、立川南~高松を含む。立川北・立川南までの運賃は、各駅から同じに設定されている(どちらか近いほうの駅までの運賃を適用)ため。)

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乗車券の領収書です。
変わり映えはしないですが、京成と同じように、対応する券番号が表記されています。

【追記 10/28 12:15】

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先の消費税率改定に伴う運賃改定にて、1駅間の運賃が110円に変わりました。
また、10/1からは、1円単位の「IC運賃」も採用されています。(※1駅間利用の場合は102円)

いよいよ「平成最後の日」の切符めぐりも、最終盤です。
実は、この相鉄のものに関しては、購入する予定がなかったのですが、あるきっかけで衝動買い(笑)。

その内容は後回しにして、まずは入手した券面を。

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まずは、横浜駅で発売して頂いた、出札補充券。

横浜駅のものについては、3/1発券分以来2度目の登場です。
発券箇所はその時と同じく2階改札口で、券番号は9進んでしました。
正規の要件かどうかは別として、週1くらいのペースで需要があるようですね。

ここではまず、「明日からの硬券入場券の日付表示」について問い合わせ。
「西暦か和暦かを、購入者に選んでもらう」との回答を得たついでに、補充券について尋ねると、そちらは西暦表示になるとのこと。

そんなわけで、「相鉄の出札補充券、和暦表示最後の日」ということで、買ってしまいました(笑)。
なので、「平成31年」に合わせて、310円区間のものを購入。

なお、現在の補充券については、先日紹介した東葉高速鉄道のような訂正方法で、日付を記入しているようです。
本当は翌日(5/1)、その券面を用意しようとして、ある駅で発券OKを頂いたのですが…。

「大人用なら」という条件付きでして…。
当然と言えばそれまでですが、小児用は使用を前提に発売とのことだったので、断念しました。
(西暦に合わせて、海老名~ゆめが丘・湘南台の区間で、小児用190円券が欲しかったのです)

ってか、「西暦表示初日」として、どの区間でもいいから買えばよかったと、今になって後悔(笑)。

余談ですが、相鉄線の補充券発売可否については、各駅でだいぶ対応が異なる感じでした。

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続いて、「平成最後の日」の硬券入場券。
こちらに関しては、画像のさがみ野駅のもののみを購入しました。
こちらでも念のため、翌日以降の日付表示方法について問い合わせましたが、横浜駅と同じ回答でした。

翌日は、「令和最初の日」の硬券入場券めぐりをしますので、日付表示としては問題なさそうです(^^)
まぁ、“悲劇”が2つも起きてしまいましたが、それは別に紹介していきます(^^;

ご注意下さい
現在、相鉄の補充券は、趣味発券が不可となっている可能性があります。
詳細については、こちらの記事で書いていますので、目を通していただければと思います。

※おことわり
現在、東京臨海高速鉄道のWebサイトには、「往復券」「往復乗車券」の記述が一切ありません。同社での往復乗車券は、現在は発売を行っていない可能性があります。詳細は、現地でご確認下さい。

…というわけで、往復乗車券シリーズ第6弾はりんかい線。

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平成24年2月に購入したものなので、もう7年ちょっと前の券です。
発売日が和暦の日付、発売時刻がないなど、現在の主流のきっぷとは、異なる点もあります。

この往復乗車券のフォーマットですが、これに近い(同じ?)タイプのものが、(現存しているかは不明ですが)かつてはJRの近距離券売機でも購入できました。
かえり券の発着駅名が逆転せず、左が発売駅、右が往路の着駅で固定されています。

▼追記(2020/07/02)

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2020年1月現在の往復乗車券です。
使用しているフォントやサイズ、西暦表示などの違いはありますが、基本フォーマットを変えずに、発売が継続されていました。
強いて言えば、右下端の発行駅名の印字がなくなっています。

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この往復乗車券の領収書です。

やはり、JR東日本のものに似ていますね。
支払方法の内訳が印字される点が、関東大手私鉄各社と一番異なる点でしょうか。

【参考】
JR東海の往復乗車券 http://k-3rd.blogstation.jp/archives/4281530.html
JR東日本の領収書 http://k-3rd.blogstation.jp/archives/3787935.html

往復乗車券シリーズ第5弾は、都心と羽田・三浦半島などを結ぶ、京浜急行。
この券も古い券で、現況が確認できていないので、近いうちに横浜あたりで確認しようと思います。

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京急の往復乗車券は、かなり個性的ですね。
もっとも、片道乗車券や券売機発行の領収書なども、京急独自のフォーマットなのですが…。

まず、他社と異なる点としては…

●「往復乗車券」の文字が入る
●「ゆき」「かえり」券の区別がない(=どちらを往路用・復路用にしても構わない)

それ故に…

●券番号(ここでは右下の「1102」下段中央の「1332」)が2枚とも同じ
●運賃表示がそれぞれ片道分の表示

になっています。
あと、日付が「月日のみ」の表示で、これだけでは何年に購入したものなのか分かりません。
(利用可能なのは2日間だけですし、自動改札で磁気情報の判断がなされるので、不要な情報といえばそれまでですが…)

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この往復乗車券の領収書。

オリジナリティのあるフォーマットで、ご丁寧に宛名欄が印字されます。
但し書きも「往復券代金」となるなど、いろいろと細かいなぁ…と思うのであります。

●補足 4/30●
往復乗車券の区間は、発駅=発行駅として、自社線内各駅を着駅として指定可能。
往復券初期画面では、日ノ出町など数駅(※横浜駅にて調査)だが、「他の駅」選択画面がある。

【追記 6/12】
5/1に現況を確認しましたので、画像を掲載します。

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基本フォーマットは変わっていませんが、券売機の機種の違いか、字体・文字の大きさなどが、若干変わっていました。
右下の番号は、券番号ではなく、券売機番号の可能性もありますねです。
片道乗車券を同時に買えば、ハッキリしたことが判りそうです。

※グレー文字・抹消線の部分は、12/12 8:58に訂正。

【追記 12/12 8:58】

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羽田空港国内線ターミナル駅でも、往復乗車券を買ってみました。
隣の国際線駅までの1駅間ですが、国内線・国際線間には無料の連絡バスが多数運行されています。
需要はゼロではないかもしれませんが、限りなくゼロに近いのではないかと思われます。

昨日は、「補充券」という名前でありながら、乗り継ぎ精算機で出てくる、一見ふつうのきっぷを紹介しましたが、今日はちゃんとした、一般にイメージする補充券です。

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昔はよくお目にかかったタイプの、地図式補充券(東京メトロでの正式名称としては「特殊区間用特別補充券」)です。
私が子供のころは、小田急線の車掌も地図式補充券を持っていて、急行の停車駅間が長い区間(下北沢~成城学園前とか、相模大野~海老名など)では、よく車内精算に回っていたものです。

さて、今回紹介する東京メトロの地図式補充券は、当時のような「車内乗り越し精算」で使われているものではありません。
駅の改札口で、乗り越し・乗り継ぎが重なる一部のケースで、発行されます。
(「趣味発券可」とするブログ様なども見掛けますが、ここでは基本的な発行方ということで…)

まず最初は、銀座線新橋駅の改札で発行してもらったもの。
手元の記録によると、発行日は2012(平成24)年12月20日で、渋谷から都営線蔵前までの区間。
この時は、新橋駅の乗り越し精算機で精算しようとしたところ、原券が機械に対応していなかったらしく、有人改札での対応になりました。

ちなみにその原券は、東急電鉄の株主優待乗車証。
他社の同種の乗車券だと、対応しているのかが気になるところです。

金額はメトロ・都営連絡の割引運賃で、最安経路による計算から、260円区間(※増税前運賃)になります。
無効印は蔵前駅で押してもらいましたが、なぜか2箇所に押されました。

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ふと思ったのですが、これ、誤発券ではないでしょうか。
現在、渋谷から蔵前への乗り継ぎ運賃は310円(IC乗車券は299円)です。

メトロ渋谷から200円(同195円)+都営蔵前まで180円(同174円)-割引70円=上記金額

これはおそらく、「上野広小路・上野御徒町」「日本橋」接続などの経路によるものだと思われます。
都営線の初乗り区間は、わりと距離が短いので、都営蔵前からではメトロ初乗り区間(渋谷から170円)の駅に届かないようですが…。

また、増税前後で運賃は各10円ずつしか変動していないはずなので、290円区間での発券が正当だったようにも思えます。


(2020/10/13 11:29 追記)

もしかするとこれ、「新橋~(メトロ・都営)~蔵前」の運賃じゃないでしょうかね?
新橋から上野広小路までがメトロの初乗り、上野御徒町から蔵前が都営の初乗りでそれぞれ移動できますから、新橋駅の駅員が運賃表の確認を間違えた可能性もありそうです。
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今度は、わりと最近のヤツ。

新宿駅の無効印の通り、発行日は2015(平成28年)8月16日。
大手町駅で東西線から丸の内線に乗り換えた際に、発行されたものです。

こちらもやはり、機械に対応していない(常備券に対応しているわけない)ので、補充券での乗り越し精算に。
東葉高速と東京メトロの接続点である西船橋から、目的地の新宿までは310円で、メトロ線内で一番高額な運賃になります。

どちらも、券面を見ていると、不思議なことが多いですね。

「特殊区間用」とはいうものの、前者は「連絡特殊割引」という制度によるものだからいいとして、後者はメトロ線内単独のものとして発券されています。
そして、連絡他社線までの発券に対応しているのはいいとして、直通先でない東武・大師前や東急・九品仏まであるし、そのくせに東急・中央林間がない。
そして小田急線に関して言えば、何で小田急相模原とか、中途半端なところまでなの?! って思います。

一番の理由は、スペースの都合だと思うのですが、それにしても…。うん。

※ちなみに、渋谷→二子玉川は200円で、渋谷→上野毛~九品仏も同運賃。代々木上原→小田急相模原は370円で、東林間・中央林間も同運賃。

それから、発行駅名が常備式/補充式とあったりで、全部のバリエーションを集めようとしたら、結構大変かも?

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裏面はどちらも同じ。

注意事項はシンプルに、4項目のみです。
以前紹介した「一般用特別補充券」は裏が真っ白でしたが、それも納得できる構成となっています。

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