きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 長野電鉄

長野電鉄の特急列車を利用する場合には、昨日紹介した「特急券」が必要です。
普通列車の運行本数が少ないことも影響しているのか、原則として自由席、追加料金も100円とお手頃な料金設定です。

そんな長野電鉄ですが、他社では目にしない券種があります。
それが、今回紹介する「特急乗車券」です。

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券面を見たら、「あぁ、なるほど!」と思う方も、そこそこおられるでしょう。

「特急券」と「乗車券」の区間が同じ場合、券売機でこのような切符を購入することが出来ます。
当ブログでは以前に、≪東北新幹線 郡山→新白河≫の乗車券+自由席特急券の記事を書いていますが、効力としてはこれと同等です。

券面の細かいところを見ていきましょう。

券種「特急乗車券」を印字するため、券売機番号・「○小」マークの位置が、他の乗車券類と異なります。
下段左の注意事項は、特急券に関する記述はなく、乗車券と同じもの。
領収額は運賃・料金の合計なので、「料金共」という珍しい表現が付記されています。

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特急乗車券の領収書です。
取引内容の券種には、入場券と同じく「乗車券類」と表記されています。
これまで、この欄に関しても多く言及してきましたが、各社の個性が出るところでもありますね。

そういえば、「券番号」と「伝票番号」って、別個の番号を振る会社が多いですが、長野電鉄は違いますね。
「券番号+1=伝票番号」というのも、珍しいのではないでしょうか。

長野電鉄では、2車種の特急列車が運行されています。

1000系「ゆけむり」は、元・小田急電鉄10000形(特急ロマンスカー HiSE車両)。
2100系「スノーモンキー」は、元・JR東日本253系(特急〔成田エクスプレス〕初代車両)。

どちらの車両も、ちょっと前まで関東平野を走り回っていた車両たちです。
特急列車だけあって、しっかりと特急らしさを備えた車両を、リサイクルのために購入したんですね。

そんな長野電鉄の特急列車ですが、特急料金は全区間均一で大人100円(小児50円)です。

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券売機で特急券を購入すると、昨日紹介した入場券と、およそ同じフォーマットの券が出てきます。
注意事項を書き換えただけ…ですね。

「同一列車1回限り」。
うーん、表現が重複しているようにも思えます。。。

窓口では、硬券の特急券も発売しています。

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こちらは、券種を「特別急行券」と表記しています。
全区間均一料金、かつ原則として自由席なので、乗車駅名・料金とも、あまり目立たないフォントを使っています。
また、区間を表示する必要がないので、小児券発行用の控え部分には、「券種:特急 乗車駅:長野」のみの表示です。

地紋は、券売機・硬券乗車券と同じく、「ながの ERC」ですが、色は黄色です。

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発行駅名が表側に表示されているので、裏側は券番号のみが印刷されていました。

記事順が前後しますが、長野駅から長野電鉄へ乗る前には、切符収集活動(笑)もしておきました。
今日はまずそのうちのひとつ、コレクターズスタンダードアイテム、硬券入場券です。

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表側は、地紋なしの無地白色。
特にこれといった特徴はなく、表記内容もごく一般的なもののみです。
「駅名」と「駅」の書体が、ゴシック系・明朝系で分かれているのは、ちょっと珍しいかもしれません。

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発行駅名・社名は、裏側に記載しています。

今回は長野駅だけでなく、目的地(下車駅)の善光寺下駅も有人駅でしたので、そちらでも硬券入場券を購入しました。

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思いがけず、旧料金の券に「○運賃変更」の印が押してあるものに巡り逢いました。
ここでも「運賃変更」はおそらく、消費税率が5%から8%に変わった時のことでしょう。
券面表示は160円(+変更印)ですが、領収額は初乗り運賃と同じ、170円です。

これらは有人各駅の窓口で購入可能です。
(全駅に設備があるかどうかは…知らん。爆)

東葉高速鉄道みたいに、入場券は全て窓口売りかというとそうではなく、券売機でも発売しています。

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券紙はもちろん、昨日紹介した乗車券と同じ、「ながの ERC」の薄緑色の地紋を使ったものです。
乗車券でいうところの金額欄に「入場券」と印字されるのは、多くの私鉄で見られるフォーマットでしょう。
しかし、領収額欄が「入場券」印字の上ではなく下にあるのは、珍しいように感じます。

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入場券の領収書。
当時、地方私鉄でこの形式の領収書を券売機で印字できるのは、珍しかったのではないかと思います。
そして、入場券の券面は「和暦表示」なのに、領収書は「西暦表示」とあべこべになっていたのも、今は見ることが出来ません。

【追記 12/12 9:34】

乗車券類の日付表示西暦化に伴い、硬券入場券の日付は、2桁西暦で表示されるようになりました。

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湯田中駅では、通常の事務用ゴム印で、日付を印字。

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信州中野駅ではダッチングマシンにて、小布施駅ではダッチング風ゴム印にて、それぞれ日付が印字されました。
長野電鉄Webサイト上では、5月から「(平成30年問題解消に伴い)ダッチングマシンの使用を再開しました」とあるのですが、どれだけの駅でダッチングマシンを使っているかは不明です。

今回から5回にわたって、長野遠征の「長野電鉄」編です。
最初の今日は、最もスタンダードな普通乗車券。

長野電鉄では、往復乗車券を発売しておらず、その旨がWebサイトにも記載されています。
なので、「普通乗車券」といえば、「片道乗車券」のことを指すみたいです。

今回の遠征は野球観戦が目的でしたが、駅そば・駅弁とグルメを楽しんだことは、前の記事で書きました。
さすがに、ね。長野まで来たら、「あそこ」の観光も忘れちゃいけません。(※個人的に)

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長野電鉄に初乗車!
長野駅から善光寺下駅まで乗り、善光寺を参拝してきました。
(ちなみに、善光寺下駅から善光寺までは、徒歩で15分弱くらい?だったと思います)

それでは、乗車券の中身を見ていきましょう。

まず、切符の地紋ですが、「JPR てつどう」のものに似ています。
おそらく、それを流用して、「ながの ERC(→電鉄を指すものか?)」の文字を入れ、社紋を取り込んだのでしょう。
今回以降紹介する長野電鉄の切符は、ほとんどこの地紋を使用しています(※券種によって色違いがあります)

日付は和暦で印字され(※当時)、券番号の隣に時刻表示がない古いタイプです。
駅名の文字が、見慣れた切符より少し小さめに印字され、金額表示のほうが目立ちます。
駅名と金額を結ぶのは、黒一色の太い矢印マークです。

入鋏は長野駅で、駅名と日付、「入鋏済」「ありがとうございます」のメッセージ入り。
書体が楷書体という点が、他社ではあまり見られないケースではないでしょうか。

長野駅から3駅目の善光寺下駅までは、初乗り運賃の170円。
乗車したのは、元・我が愛車(笑)・東急田園都市線の8500系でした。

発車から4~5分ほどで善光寺下駅に到着。
乗車券の裏側に、無効印を押していただくことができました。

さて、長野電鉄の乗車券は、タイトルの通り、券売機のものだけではありません。

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全有人駅での発売ではないようですが、硬券乗車券を発売している駅があります。
善光寺下駅は、そのうちの1駅でした。

硬券の乗車券は、券売機のものとは異なり、着駅まで区間表示式です。
善光寺下駅からの場合、初乗り運賃区間は上り方面:(終点)長野駅まで、下り方面:桐原駅までです。

裏側に記載の通り、表示された2駅と、同運賃区間の手前の駅までが、着駅ということになります。
へそ曲がりな疑問ですが、例えば善光寺下から湯田中までの乗車券を買って、1駅で降りても…前途放棄だからいいんだよね(笑)?

≪おことわり≫
この乗車券は、約3年前のものです。
現在、様式などが変わっている可能性がある旨、ご承知おき下さい。→下記参照
なお、長野電鉄では、券売機・硬券ともに今年5/1から、日付表示は西暦に切り替わっているようです。

【追記 12/12 9:27】

先日の長野旅行で、小布施駅の貢献乗車券が購入できました。

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フォーマットとしては、平成28年の善光寺下駅のものと変わりありません。
初乗り区間が売り切れていたので、2区目の190円区間のものを購入したところ、旧運賃180円のものに、「運賃変更」のゴム印を押したものでした。

日付の年号は西暦化した旨が、長野電鉄Webサイトで発表されていましたが、硬券では2桁西暦での印字でした。

ところで、初乗り区間が売り切れというのは、どういうことを指すのでしょうね?
偶々売り切ってしまって、発注が追い付かなかった可能性もあれば、今後生産しない可能性もあります。
しかし、最近になって、長野市内の権堂駅では、硬券乗車券の常時発売を開始したりしていますから、硬券活躍の場の縮小にならないように願いたいところです。

ちなみに、立ち寄った信州中野駅では、硬券乗車券の取り扱いはありませんでした。

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