きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 2016日本“約”半周の旅

旅の始まりは小田原駅。
まぁ、、、そこまでの小田急線も、もちろん旅の一部ですけど。

今回の旅、最初の目的地は、岡山県倉敷市です。
市内の散策と、水島臨海鉄道の乗車が目的でした。

小田原から岡山へは、乗り換えなしで行ける便が、ほとんどありません。
そこで今回は、新大阪駅で〔ひかり〕と〔さくら〕を乗り継ぐルートにしました。
名古屋や新大阪で〔のぞみ〕へ乗り換えれば、岡山到着はもっと早いですが、急ぐ旅でもなかったので、〔のぞみ〕の追加料金を払いたくなかったんですよね(笑)。

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ということで、新幹線同一方向2列車乗り継ぎの特急券です。

券種名は「新幹線特急券」で、単一列車の新幹線指定席を利用する場合と同じです。
全区間を通じた特急券の区間表記となり、その下に乗換駅表示を挟んだ、各駅の発着時刻。
さらにその下に、各列車の列車・座席情報が表記される形式になります。
当然ながら、特急料金は表記された区間そのものです。
(※この取り扱いは、乗換駅で改札を出ない場合に限ります。乗り換え時間が長くても、改札外には出られません。改札を出る場合は、各列車ごとに料金が打ち切られます。)

ちなみに、同一方向3列車以上の新幹線を乗り継ぐ場合は、全区間の「新幹線特急券」と、各列車の「指定券(0円指定券、指ノミ券)」が別々に発券されます。
私の過去の経験では…

新横浜─(のぞみ)─新大阪─(さくら)─新大牟田─(つばめ)─熊本─(さくら)─新八代

という乗り継ぎをしたことがあります。

さて、この特急券のゴールである岡山駅では、「乗車記念 使用済」のゴム印を押してもらいました。
JR西日本の場合、「無効」の印ではなく、この「乗車記念 使用済」が押されるケースが多いですが、スタンプ自体の大きさや、文字の大きさ、字間の幅など、いろいろなバリエーションがあります。

ばい・ざ・うぇい。

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今回の旅行は、3年前の4月に発生した熊本地震から、1ヶ月余りが経った時期でした。
九州新幹線の熊本県内区間では、まだ徐行運転が行われていたこともあり、山陽新幹線からの直通列車も、一部で運転変更があった頃です。
今回乗った〔さくら551号〕は、所定の鹿児島中央ゆきでしたが、他の大半の下り〔さくら〕は、熊本止まりになっていました。

今日から1か月超にわたり、2016年に出かけた日本“約”半周の旅のシリーズを展開します。
このシリーズでは、いつもと同様(笑)に、旅で使った乗車券や、そのルート上で収集ししたきっぷなどを紹介していきます。

まず今日は、この旅のルートについて。
JR線・第三セクターを利用した経路(路線名は省略表記)は、以下の通りです。

小田原 ━ (新幹線) ━ 岡山 ━ (山陽) ━ 福山 ━ (新幹線) ━ 広島 ━ (山陽) ━ 幡生 ━ (山陰) ━ 綾部 ━ (舞鶴) ━ 東舞鶴 ━ (小浜線) ━ 敦賀 ━ (北陸) ━ 金沢 ━ (新幹線) ━ 大宮 ━ (新幹線) ━ 福島 ━ (東北) ━ 松島 ━ (東北支) ━ 高城町 ━ (仙石) ━ 石巻 ━ (石巻線) ━ 小牛田 ━ (東北) ━ 一ノ関 ━ (新幹線) ━ 盛岡 ━ (IGR) ━ 目時 ━ (青い森) ━ 青森 ━ (奥羽) ━ 新青森 ━ (新幹線) ━ 新函館北斗 ━ (函館線) ━ 函館

営業キロ程 JR 2975.2km + 三セク 203.9km
旅行日数 6日間

宿泊地 広島・出雲市・福知山・福島・盛岡
観光・散策 倉敷・鳥取・金沢

当初、このルートでの乗車券を購入しようと思い、経路メモをJR東日本 新潟支社管内の某駅に提出したところ…。
発券がエラーに…。

係員のミスでもなく、私の誤記でもない理由でした。

というのも、この年の春に北海道新幹線が開業し、青函トンネルを通る寝台列車が廃止された関係で、IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道の通過連絡運輸範囲が、縮小されていたのです。
盛岡~青森を通過する経路の場合、JR東日本・JR北海道の各駅相互間に限られるとのことで、上述の経路の場合、スタートがJR東海ですから、いきなりアウトです(笑)。

この場では、JR東日本の最初の駅となる、上越妙高で買いなおすことを勧められましたが、いったん保留し、関東へ戻ってから発券区間を熟考しました。
結果としては、これから紹介する乗車券の経路となりましたが、盛岡から田沢湖線・山田線へ1駅だけ分岐して、連続乗車券とする方法などもアリでしたね。
(このケースで、小田原~熱海間を在来線にしたり、鴨宮駅発にした場合とか、どうなんですかね? 発駅は東日本だけど、東海・西日本を通るというやつ。ご存知の方いましたら、ご教授頂ければ幸いです)

ということで、本題に行きましょう。

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まず1枚目の乗車券は、小田原駅から4泊目の宿泊地である福島まで。

新幹線の自動改札通過記録は、入場のみ3回。
これは、新幹線乗車時に使った特急券を、旅の記録・コレクションとして残したかったため、有人改札を通ったがゆえに、「出場」の記録がありません。

経由欄は、上述の経路のうち、基本的には路線名だけを表記。
ただし、新幹線乗車区間については、当該区間も表示されます。
また、今回は岡山~福山が在来線経由での旅行でしたが、運賃・計算距離も新幹線と同じである関係か、広島まで新幹線経由という扱いになっていました。

途中下車印は、定期券サイズの切符に、よくぞこれだけ押してもらったものだと。
押印位置はバラバラですが、下車した順に…

岡山・倉敷・福山・広島・小串・長門市・益田・出雲市・米子・鳥取・浜坂・福知山・東舞鶴・敦賀・金沢

と、あと1駅(「C30」の下あたりに白くなっている印)あるはずですが、判らなくなってしまいました。
途中下車印って、規定では「高さ5mm×幅8mmの楕円形」という規格があるらしいですが、これを見る限り、かなりバラバラです。
特に、北陸エリアの2駅(敦賀・金沢)なんて、楕円形どころか正円ですよ。。。

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5日目の福島からは、函館までの2枚目の乗車券。
こちらも経由欄が印字しきれず、盛岡から先は手書きの対応です。

そして、「仙石東北ライン」の経路として出てきたのは、「東北接」でした。
これは、塩釜~高城町間に接続線を設ける事業名が、「仙石線・東北本線接続線事業」という名称だったことに由来しているようです。
盛岡~青森間は、三セク社名が入らず、単に目時経由(2社の接続駅・県境駅)という表記でした。

経由の「経」が略字、これまた珍しい。
(何だか名鉄みたい。笑)

こちらも新幹線の改札通過記録は、一ノ関と新青森の「入場」のみ。
途中下車印は、仙台・石巻・一ノ関・盛岡・新函館北斗の5駅で、新青森の在来線下車時には押印されず、石越駅は有人時間外でした。

JR北海道の「使用済 乗車記念」のスタンプは、駅名が入らないのが残念ですね。
この他にも、IGRへ乗車する際に、盛岡駅での改札印が押されました。

次回以降は、料金券などを紹介します。

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