きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 多摩都市モノレール

今日は、先日行ってきた「多摩都市モノレール 全駅乗り降り」の際、Suicaへのチャージを繰り返した足跡を紹介します。

まずその前に…

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多摩都市モノレールのチャージ代金領収書のフォーマットです。
代表として、北端の上北台駅のものです。

基本的には他社のものと大差はありません。
しかし、領収額の内訳として、「SF」「定期」「デポジット」の3項目が記載されています。
これまで、京成・北総・ゆりかもめ等と、東武の一部機種で「SF」の項目を確認しましたが、「定期」「デポジット」はたぶん初めて見ましたね。

ただ、「SF」欄にしても、上述の4社とは、ちょっと違う使い方をしています。
上述の4社では

「その場でチャージしたのだから、SFに充当される金額」

として、チャージした分と同じ金額が、ここに記載されます。

しかし、多摩都市モノレールでは、どうもPASMO(定期券を含む)の新規発行時や、ICカードを使って乗車券を使用した際に、この欄を使用しているようです。
つまり…

「購入した分の内訳ではない」

との考え方からか、チャージ代金の領収書では、「0円」の記載になっています。
こんなところまで注目したことがなかったので、意外な発見でした。

では、各駅のチャージの足跡です。

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右下から左上に向かって、多摩センター~程久保間。
多摩センター駅(小田急電鉄・京王電鉄と接続するが、各社とも社名を冠した駅名のため、社名略記はなし)は「多摩セン」、大塚・帝京大学駅は「大塚帝京」、中央大学・明星大学駅は「中央明星」、多摩動物公園駅(京王電鉄と接続)は「多モ多動」と表記。

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同じく、高幡不動~立川北間。
高幡不動駅(京王電鉄と接続)は「多モ高幡」、柴崎体育館駅は「柴崎体育」と表記。

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同じく、高松~桜街道間。
玉川上水駅(西武鉄道と接続)は「多モ玉川」と表記。

駅ナンバリング順(TT01~18、上北台がTT19)には並べていますが、1駅だけ、時刻がおかしいところがあります。

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立川北~立飛間にある高松駅ですが、一度降りた際に、うっかりチャージを忘れました(笑)。
以前、西武線の桜台でも忘れたり、個人的には1日に1回はやらかすミスです(^^;

まぁ、ともかく、これで多摩都市モノレールの全駅乗降も完了。
近隣の各社で「10円チャージ」が可能な路線で、1日乗車券などを発売している会社としては、残りはシーサイドライン・ゆりかもめくらいでしょうか。

先日15日は、多摩都市モノレールの全駅乗り降りに出掛けてきました。
今回の乗り降りに使ったのは、こちらの企画乗車券。

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「多摩モノレール 一日乗車券」(英語名:Tama-monorail One-day Pass)です。
今年10月からの発売額は、大人890円・小児450円。

券紙は通常の乗車券と同様、「PJR てつどう」オレンジ地紋の磁気券。
開業当初は、オリジナルのカードタイプの一日乗車券でした。
(どこかから発掘したら、別の記事で載せようと思います)

正式社名は券面左上に記載の通り、「多摩都市モノレール」です。
しかし、一般的には「多摩モノレール」という呼称が多く使われ、「都市」は(ほぼ)社名だけでしか見聞きする機会がないようです。

券面の文字のうち、「多摩セン191015日」は、自動改札への初回投入時に印字されます。
結果として、「有効期限」「発行日」の印字済みの内容を含めると、同じ日付が3箇所に現れることになります。
何とも無駄のような気がしますが、「ご案内」の内容でも入れればいいのに…って思ってしまいます。

なお、「初回入場駅」「発行駅」はいずれも4文字で印字されますが、「ICカードチャージ領収書」を紹介する際に、その詳細について記そうと思います。

多摩都市モノレールの券売機では、西武と同様、「定期券購入乗車証」が購入できます。
そもそも、「定期券購入乗車証」とは何かというと、定期券を発売しない駅から発売駅まで、運賃を一旦支払ったのち、定期券の購入時にその運賃について払い戻しが受けられるための乗車証です。
“鉄道会社側の都合”で定期券を買える駅・買えない駅がある関係で、このような制度があるということでしょう。

しかし、近年はタッチパネル式の多機能券売機が増え、定期券発売に対応した機種も多くなっています。
それ故、この「定期券購入乗車証」が本来の役割を果たすのも、年度切り替わり時の通学定期券の購入時などに限られそうです。

…ということは、西武の「定期券購入乗車証」のところでも書いた気がします(笑)。

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定期券を買うために、上北台から桜街道まで、僅か1駅間を乗る人なんて、およそ皆無でしょう(^^;

フォーマット自体は、普通乗車券とおよそ同じです。
西武同様、駅名のローマ字を削り、そこに券種名を印字しています。
西武では「定期券購入」のみの表示でしたが、多摩都市モノレールでは正式名称が印字されています。

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この券の領収証です。
券種名は「乗車券」に化けています。

というか、払い戻しされることが前提の乗車証ですが、領収書を発行していいものなんですかね?
それに、券種名としても普通乗車券と区別がつかないので、“カラ出張”の経費精算にも使われかねませんね。

多摩センターから上北台へ、多摩地区中部を南北に縦断する、多摩都市モノレール。
来年1月には、全線開業20周年を迎えます。

両端の駅以外では、多摩動物公園と高幡不動で京王線、立川(南・北)でJR線、玉川上水で西武線と乗り換えができます。
また、甲州街道駅からは徒歩圏内に中央道日野バス停があるほか、上北台駅からはメットライフドームでの野球・イベント開催時に臨時バスが運行されます。

ということで、昨年初夏の交流戦、メットライフドームでの埼玉西武 vs 東京ヤクルトのゲームを観戦してきました。
試合結果は置いといて(笑)、帰りは前述の臨時バス(メットライフドーム発上北台駅・玉川上水駅経由立川駅北口ゆき)へ乗り、上北台からモノレール、多摩センターから小田急線というルートにしました。

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この時に使った乗車券です。
全線を通して乗ると、大人の運賃は400円。
上北台から乗ると、高幡不動から先は400円区間となりますが、これは10km超で運賃が頭打ちになるためです。

また、多摩都市モノレールでは、首都圏の大手私鉄・バス・公営交通・JRで広く普及している、「ICカード(1円単位)運賃」を設定していません。(→下の追記へ)
なので、乗った記念になるかな…というノリで、切符を買って乗車しました。

上北台から多摩センターまで16km、所要時間40分弱の小旅行でした。

多摩センター駅の無効印、サイズが大きい割には、駅名が省略形の「多摩セン」なのね…。

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こちらは、小児用の1駅間用の乗車券。
初乗り運賃(大人200円)とは別に、隣り合う1駅までは大人100円の割引運賃が適用されます。
(※柴崎体育館~立川北、立川南~高松を含む。立川北・立川南までの運賃は、各駅から同じに設定されている(どちらか近いほうの駅までの運賃を適用)ため。)

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乗車券の領収書です。
変わり映えはしないですが、京成と同じように、対応する券番号が表記されています。

【追記 10/28 12:15】

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先の消費税率改定に伴う運賃改定にて、1駅間の運賃が110円に変わりました。
また、10/1からは、1円単位の「IC運賃」も採用されています。(※1駅間利用の場合は102円)

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