きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 東急電鉄(旧:東京急行電鉄)

往復乗車券シリーズ、第2弾は東急です。

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今回は、中央林間駅からの往復乗車券を、券売機で購入しました。
「きっぷを買う」メニューの中にある「往復券」タブを選択すると、「南町田 260」というボタンだけが現れます。

中央林間からの初乗り最遠駅は、確かに南町田ですが、なぜ券売機では、往復は南町田までしか買えないのか?

これはおそらく、2017年2月に閉鎖された「グランベリーモール」へのアクセスを想定した名残だと思われます。
(※他の駅の様子を観察していないので、何とも言えないところですが…)
映画館やレストラン、外資系大型スーパーなどがありましたが、再整備により、今秋から「南町田グランベリーパーク」としてオープンすることが決まっています。

さて、きっぷの様子へ。

昨日紹介した埼玉高速鉄道のものと違う点が、多々見受けられます。

まず、発行日は左端の横書きではなく、最下段中央に印字。
券番号は右下段にありますが、発売時刻の表記はありません。

また、券種としての「往復券」表示はなく、誤使用防止のためか、「(白抜き)ゆき」「(白地黒文字)かえり」と印字されています。
駅名の表示順序は、どちらも「発駅→着駅」の順でした。

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往復券の領収書。
「取引内容」の欄は、各社の個性が出るところで、東急では「往復券」の表示。
小田急あたりだと、「乗車券」などと出そうですが、今度確認してみようと思います。

※他の駅の往復乗車券に関して、調査が出来たら、追記していきます。

先日25日は、西武池袋線系統の乗り降り旅に出掛けていました。
西武線が乗り降り自由になる乗車券類というと、定期券式の株主優待乗車証くらいしかなさそうですが、東急では西武線全線が乗り降り自由となる乗車券を発売しています。

▼「東急西武線まるごときっぷ」とは?
東急線各駅(渋谷を除く)を出発駅として、渋谷までの1往復乗車と、西武線全線・東京メトロ副都心線(渋谷~小竹向原)乗り降り自由がセットになった乗車券。
利用当日に券売機で発売し、有効期間は当日限り。渋谷までの運賃によって、料金が設定されている。
なお、渋谷までの経路は、田園都市線・東横線のどちらからでも利用可能とのこと(中央林間駅にて確認)。

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今回は、中央林間駅を始発列車(5:04発 各停 押上ゆき)で出発しました。
中央林間駅の券売機の印字がかすれているのもありますが、西武線内で何度も自動改札機を通したので、券面が汚れまくっています(^^;

さて、券面でひときわ目立つのが、乗車経路とフリー区間を表す路線図。
この図には書いてありませんが、「東京メトロ副都心線(渋谷~小竹向原)」「西武線全線」が乗り降り自由なので、新宿三丁目/西武新宿という乗り換えも使えます。
そして、細かいことですが、池袋~練馬の路線図は、「西武池袋線」「西武有楽町線」が本来の位置関係と逆ですね。

あと、気になったのは、「発行駅===東急線往復===渋谷」のところ。
東急線往復の文字が小さいので、フリー区間と勘違いしてしまう人も、少なからずいるのではないでしょうか。

今回の旅で、西武新宿線系統・西武池袋線系統の全駅乗降を達成しました。
残る西武多摩川線(武蔵境~是政)は、このような企画乗車券を使うより、Suicaで乗り降りしたほうが安上がりになりそうです。

◆今回の利用明細(IC運賃との比較)

 中央林間→渋谷 329円
 渋谷→池袋 195円
 池袋→桜台(4駅間) 576円
 桜台→江古田 144円
 江古田→練馬 144円
 練馬→飯能(20駅間) 2,880円
 東飯能→西武秩父(9駅間) 1,326円 
 西武秩父→所沢 524円
 所沢→下山口 174円
 下山口→西武球場前 144円
 西武球場前→豊島園 340円
 豊島園→新桜台 144円
 新桜台→小竹向原 144円
 小竹向原→渋谷 237円
 渋谷→中央林間 329円

通常運賃合計 7,630円
乗車券発売額 1,940円   差額 ▲5,690円

昨日は、東京メトロ新宿三丁目駅の出札補充券を紹介しました。
その後、代々木を経て三鷹まで移動しましたが、ここでの目的は果たせず…。

実は、「三鷹→(国分寺接続)一橋学園」というマルス乗車券を買いたかったのですが、まず、券売機で売っていなかったんですよね。
「まさか…」と思い、みどりの窓口で確認したのですが、やっぱり発売不可の様でした。

考えられる状況としては…

(1) 国分寺接続の普通旅客に対する連絡運輸が、実際に廃止または縮小された
(2) 国分寺接続の普通旅客に対する連絡運輸は、西武からの片発売に限られる
(3) 連絡運輸の規定に変更はないが、係員が「金額入力」での発券を嫌った
(4) 連絡運輸の規定に変更はないが、会社(JR東日本)として「金額入力」での発券に制限をかけている

のいずれかかな、と考えます。

【3/26追記】
昨日、西武線西武球場前駅にて、券売機の「のりかえきっぷ」を操作してみたところ、「国分寺のりかえ JR線」というボタンが現れました。なので、上記の状況として、(1)はありえないことになるので、抹消しています。

そんなわけで、一橋学園まで行く目的も失いましたので、用意しておいた別ルートの発動です。
三鷹から横浜へ向かうのに、一番分かりやすいルートは、新宿から湘南新宿ラインへ乗るルート。
しかし、渋谷から東横線へ乗るルートのほうが、運賃はかなり安いことが分かりました。

…と、このあたりのことは、一昨日のブログでも触れました。

そんなわけで、渋谷で東急へ乗る前に、ダメもとで特別補充券の発券可否を問うてみようかな、と。

まずは、比較的空いていた、東横線側の「渋谷ヒカリエ1改札」へ。
ここではどうやら、「出札補充券は今はない」との返答でした。
発券NGを示したかったのか、設備廃止のことかは、どっちつかずの気配がある回答。

でも、ワシ、折れません。

続いて、「宮益坂中央改札」へ向かいます。
さすが、東急のメインの出口だけあって、有人通路にはひっきりなしに人が出入りします。

そしてようやく、「ハチ公改札」の中央林間方有人通路で、「いいですよー」との回答が得られました。

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「東急 補充券」で画像を検索すると、よく出てくるのは環状一周のルート。
(渋谷→(TY・OM・DT経由)渋谷とか、大岡山→(OM・IK・TM・MG経由)大岡山など)
ここでも、「環状ルートならいいんですけど」という先制攻撃があるかと思ったら…。

「どこまで乗られますか?」

と。
これは、2発目に環状ルートの提示を仕掛けるかと思い、横浜までふつうに乗りたい旨を告げると…。

「少々、お時間頂いていいですか?」

…あれ? ふつうに、普通乗車券な感じでOKですか(^^;
ここの改札の駅員さん、東急の出補に加え、メトロのものと思われるものと、2冊の束を持っていたんですよね。
東京メトロでは、出補の出番はあまりないものの、地図式補充券は精算などで多用されているので、こういう駅だと比較的頼みやすいのかも。

ってことで、無事に東急の出札補充券を捕獲。
初めに乗車する旨を伝えていたので、入鋏印もちゃんと押してくれました。

昔から東急は良く乗っていましたが、入鋏印は初めて目にしましたね。
日付はないですが、サイズ感といい、ルックスといい、JR西日本 金沢支社の途中下車印とそっくりですね。

経由欄には「東横線」とありますが、運賃計算上の最短ルートが書かれているまでです。
普通乗車券・回数券では、環状ルートにおける選択乗車(一周しない限りルートが選べる)が出来るので…

渋谷→二子玉川→旗の台→蒲田→多摩川→横浜

なんてルートで乗っても、途中下車しない限りは有効です。(旅客営業規則157条による)

そして、今回は有人改札通路で申し出て、この券を購入しましたが、発行箇所が「東急渋谷駅(出)」となっています。
これは、出札窓口で発売された「出札補充券」であることを示しますが、改札通路なのに「出」、しかも当該部分は印刷済みなの?! って、個人的には思ってしまいました。
東急の場合、改札通路とは別に、定期券の発売窓口も設けていますから、てっきり「(改)」になると思っていたので、意外な点でした。

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裏面の注意事項です。
正直、どの項目も必要ないんじゃないかと…(^^;

東急くらいの会社規模だと、JRとの連絡運輸も東京近郊くらいだろうし、新幹線経由の乗車券は売れないみたいだし。
まぁ、国鉄・JRで使っていた文面を、概ねそのまま流用すると、こういうことになるんでしょうね。

前述の通り、経路が一周とならない限りは、経路が選べる乗車券ですが、今回は素直に東横線で直行しました。

横浜まで、通勤特急でちょうど30分。
有人改札で持ち帰り希望の旨を伝えると、日付・区間などを指さし確認してから、無効印を押して頂けました。

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