きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 富士急行(富士急)

昨日は入場券の紹介をしましたが、窓口ではもちろん、乗車券の購入も可能です。

…と言ったところで、まずは券売機仕様のものから。

イメージ 1

河口湖駅の券売機で購入した、片道乗車券です。
富士急独自のフォーマットではありますが、関東大手私鉄の多機能券売機で購入したものと、大きくは変わりません。
駅名のアルファベット表記が日本語の下にあるのは、なかなか見かけないタイプかもしれません。

イメージ 2

こちらは、富士山駅の窓口で購入した、片道乗車券です。
券売機で購入したものとは、全く異なる雰囲気であることが、パッと見ただけで分かります。
入場券は窓口・券売機でおよそ同一仕様であるにもかかわらず、乗車券がこれだけ異なる雰囲気とは…。

特徴的なのは、大人運賃が黒地・白抜きで表記されている点。
どういう意図かは分かりませんが、これに似たようなものが、伊予鉄道のバス連絡乗車券でも見られます。

▽参考:伊予鉄道 郊外線・松山観光港連絡バス 乗車券

もう1つ、「富士山駅から有効」を意味する表記が、二重になっている点です。
これは、関東大手私鉄の場合、他社線への連絡乗車券で見られる表記法です。

(例)代々木上原から 新宿→220円区間

自社線内の乗車券でこのような表記ですが、もしかしたら、連絡乗車券とフォーマットを合わせているのかもしれません。
機会があれば、今度は大月駅に近いところで、連絡乗車券を買ってみようと思います。

それにしても、富士山駅の窓口端末は、入場券でもそうでしたが、印字がズレまくっていますね。
最下段の「入鋏省略  富士山駅 発行」の文字が、ほとんど見えていません。

さて、富士急の窓口では、もう1種類の片道乗車券が購入できました。

イメージ 3

「Basic fare ticket」です。
見ての通りですが、訪日観光客向けに英語で表記された乗車券です。
富士山という国際的な観光資源を持つ路線らしく、JRの英語併記券よりも、英語が見やすくなっています。

全体的に文字は大きめで、分かりやすくシンプルなデザインですね。
何よりも、「- Have a nice trip! -」という一文を加えているあたり、とても粋だと思います。

今回、富士山駅窓口で乗車券各種を購入する際には、「どんな切符が買えますか?」と尋ねてみました。
すると、窓口の駅員氏は端末を操作して、見本券(「Sample」の文字入り)を発券して説明して下さいました。
試し刷りの機能なのか、マニア向けの機能(笑)なのかは分かりませんが、珍しいものも見られましたね^^

富士山駅の担当者様、ありがとうございましたm(_ _)m

▽参考:旧様式(券売機購入)の乗車券

富士急の有人駅では、券売機のほか、窓口でも入場券を購入することができます。
JRの場合、近距離券売機と窓口端末(マルス)では、全く異なる様式ですが、富士急はそれぞれが似た様式になっています。

イメージ 1

こちらは、券売機で購入したもの。
今回は大月駅で購入しましたが、河口湖駅・富士山駅ではタイプの異なる券売機もあったので、様式に若干の違いがあるかもしれません。
JRの近距離券売機で購入する入場券と、雰囲気は近いですが、「●小」の市など、細かい点がいくつか異なります。
一部の駅で自動改札が設置されていることから、裏面が黒い、磁気化券になっています。

イメージ 2

窓口端末の入場券は、下吉田~河口湖の各駅で購入しました。
発売時刻の表示はありませんが、券売機で購入したものと比べると、フォーマットがかなり近いことが分かります。

購入して、スキャナで画像を取り込む際に気付いたのですが、富士山駅・下吉田駅のものは、他の3駅と比べて、長さが若干短いですね。
また、各駅とも微妙に印字がずれていますが、用紙と端末の整合性のせいなのでしょうかね。

河口湖駅の窓口は、どうやら「富士急行 河口湖駅」の取り扱いではない模様。
確かに、高速バス乗車券などを扱う窓口が並んだところにあり、券面表示も「河口湖FKT」と表示されています。
「富士急トラベル扱いかな?」と思って調べてみましたが、河口湖には同社窓口はないようで…。謎です。

昨年夏に、富士山の中腹を往復してきました。
山梨側五合目の簡易郵便局を訪れるだけの目的でしたが、往復だけでもお得なのが「富士山五合目フリーきっぷ」です。

▼「富士山五合目フリーきっぷ」とは?
夏の富士登山期間、富士急の鉄道全線と、富士山駅・河口湖駅からの登山バスが、2日間乗り降り自由となる企画乗車券。
自社線内では大月駅のみでの発売となるが、びゅうプラザ(JR東日本 旅行センター)では「駅たび商品」として、バウチャーとして購入が可能(富士山駅・河口湖駅にて、実券への引き換えが必要)。

金額が大きいので、今回はびゅうプラザにて、バウチャーを購入して引き換えました。
(もちろん、ビューカード決済ですw)

イメージ 1

「どんな券面のきっぷかな~? 常備券かな?」と思っていたら、まさかの改札端末による発券。ちょい拍子抜け。
定期券サイズ、本券と案内券が1枚ずつ発券されました。

利用可能区間が単純なので、券面も案内券の地図も、至ってシンプルです。
ただ、小田急のフリーパスのように、イラストなどがない点が、ちょっと面白みがないな、と。

各券片の左側、用紙のセッティングのせいか、ただのズレか分かりませんが、文字が欠けているのが気になります。

◆今回の利用明細(通常運賃との比較)

 【鉄道】大月→河口湖 1,140円
 【バス】(往路)河口湖駅・(復路)富士山駅~富士スバルライン五合目(往復運賃) 2,200円
 【鉄道】富士急ハイランド→富士山 170円
 【鉄道】富士山→月江寺 170円
 【鉄道】下吉田→大月 960円

通常運賃合計 4,640円
フリーきっぷ発売額 3,700円   差額 ▲940円

↑このページのトップヘ