筑豊電気鉄道(ちくてつ電車)は、福岡県北部を走る、全長16kmの鉄道です。
西日本鉄道(西鉄)の子会社で、黒崎に近い区間は、もともとは西鉄の路線でもありました。
路面電車タイプの車両で運行していますが、軌道法ではなく、鉄道法に則った鉄道です。

福岡県北部のうち、北はJR鹿児島線の黒崎、南は筑豊エリアの直方を結びます。
このうち、北側の始発駅である黒崎駅前駅のみで、券売機による乗車券の発売が行われています。

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購入したのが約5年半前ですので、もしかしたら多少の変化があるかもしれませんが、その点はご了承下さい。

券紙の地紋は、筑豊電気鉄道の社紋を、薄水色で印刷したものです。
自動改札機はありませんから、当然ながら非磁気券です。

乗車券をパッと見ると、「食券」感が強いですね。
だいぶ前に購入したものなので、どんな券売機か覚えていないのですが、わりと簡単なタイプ…だったかも。

しかし、有効区間の表示は、大きい文字で見やすいですね。
「発売当日限り有効」の文字が、左上のブロックに印字されるのは、珍しいのではないでしょうか。

ところで、この筑豊電気鉄道ですが、運賃制度がちょっと変わっているようです。
一般的な鉄道会社だと、各駅間の距離に応じて、各駅ごとに運賃が定められていますよね?
しかしこちらでは、運賃の境界となる駅を(概ね一定な距離で?)定め、その区間ごとの運賃が決まっています。
どちらかというと、路線バスのようなやり方ですが、同じような方式を採用する鉄道会社としては、京都府の叡山電鉄があります。