きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

カテゴリ: 2020伊豆旅行

伊豆旅行1日目、蓮台寺から伊東へ戻る列車内で、車内発売用の乗車券を買い求めました。
伊豆急は終日無人駅こそ少ない(伊豆大川・伊豆北川・稲梓)ですが、日中のみ窓口営業を行う駅が多いです。
このため、日中以外の車掌乗務列車では、車掌の車内巡回も頻繁に行われています。

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川奈駅を出たところで、車掌が回ってきたので頼んでみました。
初めは「う~んと…」という感じでしたが、最終的にはOKを出して頂くことが出来ました。ありがとうございます!
(…という状況ですので、必ずしも発券して頂けるとは限らないかもしれません。)

車掌用端末から出てきた乗車券は、JRのものにそっくりです。
JRは各社でフォーマットが異なりますが、JR西日本・JR四国のものとはほとんど同じなようです。
もっとも、券紙はJRではないので、券売機などと同じ「PJRてつどう」のオレンジ色の地紋。
発行社名は「□西」などの表記ではなく、「伊豆急」の略称が用いられていました。

伊豆旅行の1日目、伊豆急沿線から離れて、バスで西伊豆へ向かいました。
動機は曖昧ですが、何となく…で堂ヶ島に行ってみたかった(笑)。

伊豆半島は全般的に、波による陸地の浸食を受けた地形が多いところです。
西伊豆町は特にその影響を受けていて、岩のような島などがそこかしこに見られます。

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ということで、そんな地形などを海から見ることが出来る、「洞くつめぐり遊覧船」へ乗ることにしました。
この画像の券は、下に付いていた半券(乗船券…日付・時刻等の記載はなし)を切り取ったものです。
料金は大人1,300円で、乗船時間は約20分。10~15分毎に運航されています。

船は乗船記念券の画像のように、定員20名ほどの小型船です。
海面が目のすぐ下ですので、波が大きいととても揺れます。
くれぐれも出港時には、スマホに気を取られて、気持ち悪くなったりしないように。(ハイ!)←ぉぃ

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3/3の午後、天候は快晴。
空の青も海の青も、とてもきれいでした。
当初の予定では、翌日にここへ行く予定でしたが、予定を変えて大正解。

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終盤では、洞窟が地上から抜け落ちている、天然記念物の「天窓洞」へ入っていきます。
空が見えることから、「青の洞窟」とも呼ばれているそうです。

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乗船記念券の裏側は、道路の山側にある「加山雄三ミュージアム」内でのコーヒーサービス券になっていました。
ただ、残念なことに今回は、堂ヶ島へ着いたのが15:30でしたので、サービスタイムには間に合いませんでした。
「天窓洞」の解説が付いているのもいいですね。

昨日に引き続き、普通乗車券です。

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今回は、券売機で購入した往復乗車券。

昨日の片道券の記事と見比べてみると、基本フォーマット自体は同じです。
片道券の有効区間表示が駅名式なので、流用しても問題ないのでしょう。

往路・復路の区別は、ひらがなの「ゆき」「かえり」のみで、文字の囲いなどの装飾はなし。
駅名は往路券・復路券で反転しているので、矢印の向きは右向き固定です。

また、往復券は有効2日間となるので、有効日数の記述が変わります。

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伊豆急の普通乗車券、今回は片道乗車券です。

まずこちらは、券売機で購入した片道券。
入場券は駅名表示の大きさが際立っていましたが、乗車券の文字はかなり控えめです。

乗車区間の表示方法は、金額式ではなく駅名式。
1駅間の距離がやや長め、かつ運賃が小刻みな距離で上がることから、こういう方式なのかもしれません。
(つまり、1駅目、2駅目、3駅目、、、で運賃がどんどん上がっていくということ)

駅名の文字サイズが小さめの割には、駅名を繋ぐ三角マークは少し大きいですね。
また、運賃を印字する場所も、なかなか変わっているように感じます。
ただ、入場券の料金表示位置と同じですから、伊豆急スタイルということになろうかと思います。

左下に「●小」のマークが入るのは、さすがに初めて見たパターンです。

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続いては、窓口端末で発行された片道券。

券売機のものよりは、乗車区間の文字が見やすい大きさです。
1駅名の幅は5文字分を確保しているので、伊豆急線内の駅名は縮小表示をすることなく済みます。
(参考:駅名文字数が最大となる「5文字」の各駅…城ヶ崎海岸、今井浜海岸、伊豆急下田)

運賃の表示は、入場券や券売機の乗車券と概ね同じ位置。
券売機のものとは異なり、小児運賃は印字されていません。
また、日付・券番号については、券売機・窓口端末のいずれも、入場券と同じ文字サイズ・表示方式でした。

先日の伊豆旅行で、「伊豆急全線ウォーク」に参加したことについては、既に触れたとおりです。

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▼「伊豆急全線ウォーク」とは?
伊豆急の下り方向各1駅間ずつを徒歩で回るウォーキングイベントで、今回で16回目を迎える。
スタート駅で入場券を購入し、次の駅の窓口でその入場券を提示すると、区間賞を貰うことができる。
全線を踏破(徒歩距離にして70km超!)すると、伊豆急下田駅で完歩賞が貰える。

今回はあまり時間もありませんので、15区間のうち、比較的難易度の低い5区間にチャレンジしました。

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最初は、富戸駅から城ヶ崎海岸駅までの第4区。

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コースマップから少し外れて、「門脇吊橋」「門脇埼灯台」へ立ち寄りました。
天候がよく、海の景色もきれいでした。

富戸駅で入場券を買って、隣の城ヶ崎海岸駅に到達すると、窓口で入鋏印が押されます。
これと同時に、「区間賞」を貰いましたが、この画像は後程…。

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これらと同様に、

第5区/城ヶ崎海岸→伊豆高原
第12区/今井浜海岸→河津
第15区/蓮台寺→伊豆急下田

の3区間も踏破。

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伊豆高原駅付近の「オオカンザクラ(伊豆高原桜)」の並木(第5区)。

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伊豆急下田駅を発車した、上り方面の8000系車両(第15区)。

いずれもたまたま歩いた区間でしたが、季節ならではの景色が見られたのは、大変良かったです。

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また、伊東の市街地を歩く第1区(伊東→南伊東)も踏破しました。

伊東駅はJR管理の駅なので、入場券もJRのみで発売します。
このため、この第1区に限っては、入場券料金(全線ウォーク1区間の参加費)は150円です。
もちろん、券売機のオレンジ色の券でもよかったのですが、マルス券のほうが伊豆急の入鋏印が映えるかな、と。

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区間賞は、こちらのピンバッジ。
これまでの各回の区間賞は、どういうものだったか分かりませんが、今回は現在・過去(R1.9現在)に伊豆急を走った車両たち。
(※「未来」は含まれないので、E257系〔踊り子〕や、新型の〔サフィール踊り子〕はありません)
各区間ごとに異なる車両のものがもらえて、全部コンプリートすると15の車種になります。
そして完歩賞は、これら15のピンバッジを収める、フレームが贈られるようです。

「伊豆急全線ウォーク」は、もちろん今回が初めての参加でした。
今回の残り期間はあと3ヶ月ありますが、おそらく伊豆に足を向けることは、叶わないでしょう。
来年以降も開催されるのであれば、ぜひまた参加して、全線を踏破してみたいですね。

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