小田急線代々木上原までの往復に加え、新宿までの小田急と東京メトロが乗り降り自由になる、「小田急東京メトロパス」。
コロナ禍の影響により、都心を通り抜けていくような外出を自粛継続しているため、今年度に入って利用回数がガクンと減りました。

そんな中で、小田急では今年3/14から、「小田急東京メトロパス」をPASMOへ搭載できるようになりました。
購入方法は磁気券とほぼ同じですが、当然ながら、予めPASMOを用意しておく必要があります。

そして、その効力もやっぱり同じ…

…ではないんですね。
磁気券の場合、小田急線内(東北沢までの各駅)では途中下車できませんが、これが可能になりました。
もっとも、他のフリーパスの途中下車時も、有人改札を通る必要があるのですから、この際磁気券の「小田急東京メトロパス」でも、途中下車を認めちゃえばいいのに…なんて、思わずにはいられません。

ちなみに今回は、小田急線内の途中下車はしませんでした(笑)。

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こちらが、PASMOへ印字した券面です。
昨日紹介した相鉄の1日乗車券よりも、印字エリアが狭いですね。

その印字内容ですが、磁気券とは少し異なります。

前述のとおり、小田急線内の途中下車が可能となったので、券種名下に印字されていた「発駅-代々木上原間 往復1回限り有効」の文字が削られました。
また、東京メトロ線内に「ICカード利用不可の改札がない」(かもしれない)ことから、「(一部の改札機はご利用できません)」の文字も削られました。

PASMO版の弱い点としては…、発行に少し時間がかかること。
特に今回は、前回の情報(相鉄1日券)を上書きする形での発行でしたから、体感的に20秒くらい長かった気がします。

券面をじっくり見てみると、右下の発行駅名・左下の券番号など、印字が少し残っていたり、前回の痕跡がたくさん見られます。

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今回の領収書です。

取引内容は、「IC企画券」という印字になりました。
現在のところ、小田急で発売しているIC企画券は、この「小田急東京メトロパス」のみです。

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クレジットカードによる購入も可能でした。
商品名には「フリーパス」とだけ印字されています。

そういえば、都営の1日乗車券なんかも、PASMOに搭載できるようになったようですね。
ただし、そちらはクレジットカード購入に対応していないので、注意が必要です。

◆今回の利用明細(IC運賃との比較)


 南林間→代々木上原 419円
 代々木上原→外苑前 168円
 青山一丁目→新宿 168円
 新宿三丁目→日比谷 168円
 新橋→外苑前 168円
 表参道→代々木上原 168円 
 代々木上原→南林間 419円


通常運賃合計 1,678円
乗車券発売額 1,190円   差額 ▲488円