平成27年9月、高松を訪れた時に購入した、ことでんの乗車券です。
福岡での用事を済ませた翌日午前、高松空港から成田へのLCCへ乗るために訪れました(笑)。
(博多→新幹線:小倉→夜行バス:坂出→予讃線:高松/高松築港→ことでん:空港通り/空港通り一宮→バス:高松空港…という奇行ww)
(朝ごはんに、うどん2杯食ったよ、確かw)


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ことでんでは、自社グループ用ICカード乗車券「IruCa」が導入されており、一部の駅では自動改札機が設置されています。
しかし、普通乗車券は磁気化されておらず、自動改札機は各駅ともICカード専用で使われています。
社内すべての自動改札がIC専用なのは、全国でもことでんだけだそうです。(by Wikipedia)

乗車券の話に入りましょう。

券紙は前述のとおり非磁気化券で、表側も無地白色の感熱紙と、とてもシンプルです。
縦書きの駅名を枠で囲んでいるのは、何だかJRっぽい感じもしますね。

運賃の表示部分は、かなり細い文字が使われています。
スッキリした印象もありますが、何だか頼りなさそうな、か弱そうな雰囲気があるようにも思えます。
大人運賃の文字サイズの割には、小児運賃の文字が大きめでもあると思います。

下辺には、有効期間と発行社名を印字。
文字サイズ・文字数の都合か、スペースなしで連続した1行に収めています。

高松築港駅には自動改札機が設置されていますが、前述のとおり、すべてがICカード専用のタイプです。
なので、紙の乗車券を利用する際には、有人改札で入鋏を受けることになります。
他駅のパンチの形は分かりませんが、高松築港駅ではな形のものでした。

入鋏受けているように、今回は使用済み券を持ち帰りました。
350円区間の最遠駅(一宮駅)のひとつ手前、空港通り駅で下車。
無人駅なので、車掌に申告して持ち帰りました。

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その空港通り駅で購入した乗車券が、こちらです。
駅名の印字方法をはじめ、全体のフォーマットとしては、高松築港駅のものによく似ています。
いくつかある相違点としては…

○日付・券番号の文字が小さい
○明朝系フォントが主体
○駅名・運賃の間は、矢印ではなく横向き三角を使用
○小児運賃は小さい文字で印字し、「円」も付記している
○最下段の2項目間にスペースがある
○発売時刻の印字がある

といったところでしょうか。

どうでもいいですが、発行社名は正式名称ではなく、「電気鉄道」が簡略化されています。

また、他社の普通乗車券でよく目にする「下車前途無効」の文字は、券面にありません。
ことでんには「途中下車指定駅」の制度があり、その各駅では普通乗車券による途中下車が可能です。
ただし、乗車券区間の運賃と下車希望駅までの運賃が同じになる場合は、途中下車はできません。
(※この点で、伊予鉄道の「松山市駅途中下車」の制度とは、ちょっと異なっています)