福岡市の市営交通には、交通局が運行主体の地下鉄と、港湾局が運航主体の市営渡船があります。
全国各自治体の公営交通で、交通局が地下鉄のみを運営するのは、この福岡市だけのようです。
(注:福岡市内を中心とした、県下ほぼ全域のバス路線網は、西鉄バスが運行しています)

そんな福岡市の地下鉄ですが、「福岡市営地下鉄」を名乗らず、「福岡市地下鉄」の呼称が定着しています。
地下鉄は3路線の約30kmで運行し、福岡空港と福岡都心を結ぶ足としても、重要な役割を担っています。

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そんな福岡市地下鉄では、1日乗車券が発売されています。
この券の購入当時は620円でしたが、現在は消費税率改定に伴い、640円に変更となっています。
4区の運賃が340円なので、この区間以上での往復利用でも、元が取れる計算です。
(※主に、七隈線の郊外方面と福岡都心、または空港線・貝塚線の郊外方面を往復利用するケースなどが該当します)

券面は非常にシンプルですね。

乗車券の地紋は、福岡市交通局のロゴマーク(アルファベットの「F」を模ったもの)に、「ふくおかしこうつうきょく」の文字。
これらを「PJRてつどう」の地紋に似せてデザインした、ちょっと変わったものになっています。

券種名・有効日を中央に大きく印字し、自動改札機投入時は穴が開くのみで、東急のように乗車駅・日付の印字はありません。

また、右下隅の発行駅名は、略称で印字されています。
今回は福岡空港駅の「空港」ですが、他駅の場合もちょっと気になりますね。