長野電鉄の特急車内では、「車内特急券」のほかに、この「第2種車内乗車券」も購入しました。

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いわゆる車内補充券ですが、その様式たるや、なんと個性的なことか!

まず、券紙についてですが、地紋なし・無地の藁半紙のようなものを使っています。
真っ白なコピー用紙のようなものならまだ理解はできるのですが、昔からこのようなものを使っていたのでしょうか?!

2つ目に、どれだけ昔の切符と使い続けているんだ、と(笑)。
縦の駅名を見てみると、須坂駅から上の行(屋代~井上間)は、2012年4月に廃止された屋代線の駅です。

そして3つ目、需要の高い駅を中心に、縦横で運賃表になっているのですが…。
さすが廃止された路線を掲載しているだけあって、もはや運賃表は役立っていません(笑)。
屋代線の廃止から2度の増税がありましたから、最高額運賃は1,130円から1,190円に変わりました。

しかも…、ご丁寧に「運賃変更」のゴム印が押してあるという…(^^;

さらに、「月日」の入鋏欄の下には、「大小」の人数内訳があり、人数と月日の数字を共有しているという…。
こんな様式は、絶対他にはないように思います。

さて、この車内乗車券ですが、割とマルチに使われている(いた)様子が伺えます。
少なくとも8年近くは、この乗車券は改版されていないわけですから、当時は普通列車にも車掌が乗務していたのでしょう。
無人駅が続く、長野線の信州中野~湯田中の中間4駅は、「主な駅」として横列の駅名として印刷されています。
その無人駅から乗車した際には、この乗車券が一番活躍したのではないかと思われます。
また、縦列の駅名配置についても、過去の長野電鉄の歴史を知ると、「なるほど!」と思えます。

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表面に主な注意事項が記載してあるので、裏面は「精算」の記入欄のみを印刷。
概算収受などが発生した時には、乗車券回収後、この欄が必要になるのでしょう。

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長野電鉄 長野線 長野駅にて。
特急〔スノーモンキー〕の2100系(左)と、普通列車用8500系(右)。
少し前までは、この両形式は、錦糸町駅で交差するように走っていましたね。