京王電鉄では、2016年4月から一日乗車券の発売を始めました。

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窓口での取り扱いはなく、乗車当日に券売機のみで発売されています。
発売額は、消費税改定後も変わらず、発売開始当初から900円で設定されています。
京王線内の最高額運賃は410円(高尾山口~橋本)なので、長距離の往復だけでは元が取れません。
新宿から高尾山へ行って、帰りに八王子なり府中なりで夕食でも…とかならば、900円を超えるケースがあるでしょう。

企画券名称は、タイトルの通り「京王線・井の頭線一日乗車券」。
ここでいう「京王線」は京王電鉄の意味ではなく、新宿~京王八王子の「京王電鉄 京王線」…の路線群を意味します。
支線である相模原線・競馬場線・動物園線・高尾線を含んだ総称とでもいいましょうか。
ただし、英訳は「Keio 1DAY Ticket」となり、こちらは「京王電鉄全線」の意味となりそうです。

企画券名称・有効日の下には、細かい字で注意事項が書き連ねてあります。
他社の一日乗車券にも類似の内容は書いてありますが、あまり気に留める人はいないでしょうね。

この時購入したのは、井の頭線の渋谷駅でした。
小田急沿線住民である私が、何故渋谷でこの券を買ったのか、ちょっと忘れてしまいました。
ふつうにいけば、下北沢・京王永山あたりなんですけどね。

まぁ、渋谷で買ったということは、おそらく井の頭線の「全駅下車」をしたときのもののはずです。
当初、京王線系統と同時に乗り降りする計画でしたが、わりと駅数が多いうえに、高尾線の本数は少ないし、おまけに人身事故でダイヤが乱れて、橋本到着時点で一斉下車を諦めた経緯があります。

ところで、ちょっと気になったのが、右上に書いてある券番号。
特に「ご案内券」があったわけでもないのに、「No.6004-1」っていう枝番は何なんでしょうね?
他社の企画乗車券を眺めてみても、このような枝番は見当たらないので、とても疑問な点であります。
(JRのマルス券ならば、同時発券順に01,02,03…となりますがね。それもなさそうだし…)