今日の記事も大したアレじゃないのですが、都営地下鉄発東京メトロゆきの区間変更券です。

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まず初めに、都営交通の乗車券を詳しく記事にしていなかったので、券紙の地紋のお話から。

地紋の中には、工場や灯台の記号のようなものと、文字を図案化したようなものが、たくさん配置されています。
工場や灯台のような記号は、東京都の昔のシンボルマークで、平成元年5月まで使われていました。
また、図案化された文字は、左上から右下方向へ上下逆向きに「東京都交通局」と書かれています。
これは、日暮里・舎人ライナーの乗車券や、各種1日乗車券の一部にも採用されています。

さて、今回題材にした「連絡区間変更券」は、都営・東京メトロの両地下鉄に跨って乗車する際、駅で精算をしたときに発行される乗車券です。
今回のケースですと…

●本所吾妻橋駅で170円(当時の初乗り運賃)の乗車券を購入して、乗車開始
●日本橋駅で「乗り継ぎ精算」を行い、都営・東京メトロ連絡260円区間に変更(現金で不足賃90円を支払い)

という流れです。
都営・東京メトロの連絡乗車券は、実際の乗り継ぎ駅に関係なく、最安ルートで発売されます。
「連絡特殊割引」扱いとなり、都営・東京メトロの運賃合計から70円が差し引かれます。
(今回の260円券の場合、都営170円+東京メトロ160円-連絡特殊割引70円=合計260円となる)

なお、この乗車券は「消費税5%」当時の運賃のため、現在は280円となっています。