きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

2019年12月

先月26日、三島近辺での郵便局めぐりをして、その足で御殿場市温泉会館へ行ってきました。
今回は、その旅で使った「乗車券」を、簡単に紹介したいと思います。

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小田急線で藤沢へ向かった後、JRでの移動です。
今回の下車予定駅は、函南・三島・御殿場の3駅で、運賃を調べたところ、各区間に分けて乗るより、松田までの通し運賃の方が安かったので、この乗車券を購入しました。

藤沢から松田まで、経由は「東海道・大岡」という表示です。
東海道線と御殿場線は、2つの駅で乗り換えが可能なので、両線を乗り継ぐ場合、御殿場線側で接続する1つ手前の駅を経由として表示します。

今回は、沼津乗り換えで松田までなので、御殿場線内の沼津から1つ手前、「大岡」が経由になるというわけです。
これが国府津乗り換えの場合には、同じ法則により、「下曽我」となります。

御殿場線はJR東海の路線ですから、当然ながら、JR東日本・東京近郊区間のエリア外。
従って、通算営業キロ程が100kmを超えるため、途中下車が可能になります。

途中下車印は、函南・三島・沼津・御殿場の4駅。
沼津での下車予定はありませんでしたが、電話を掛けていたら御殿場線に乗り遅れ、改札外のドトールで一服したためです(笑)。

さて、無効印がは小田急線の南林間ですが…

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この乗車券を併用した関係です。
特急〔ふじさん〕で帰宅しようとすると、どうしても松田から先はICカードが使えないため、事前に海老名駅で購入しておきました。

乗車券区間が「松田(駅コード:0053)からになるかな?!」と思いましたが、ふつうに新松田発でした(^^;
〔ふじさん〕乗車の場合、松田 is 新松田…という扱いになるんでしたっけね。

なお、〔ふじさん6号〕の特急券については、こちらの記事(下方)に先行してアップしております。

東急田園都市線 南町田駅が改称してから、間もなく3ヶ月を迎えます。
グランベリーパークの来場者数は、想定を大きく上回っているそうで、この年末年始も、人の波は絶えないことでしょう。

さて、10/1の駅名改称当日は、券売機の乗車券と出札補充券を購入しました。
券売機の文字は小さく印刷され、補充券の手書きも無理矢理詰め込んだ1行書き。

ということで、ちょっと気になりました。
「他社の発券端末では、あの長い駅名をどうやって印字するのか?」と。

まずは第1弾(って、これしかネタを仕入れてないですがw)、小田急電鉄・MSR端末発行の乗車券です。

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はいっ!
駅名が長すぎて、「パーク」が「P」に短縮されています(笑)。

なるほど、MSRの駅名文字数の限度は、半角文字相当で10文字なんですね。
さらに高さを半分にすれば、2段組で「南町田/ グランベリーパーク」と出来そうですが…。
2段組が非対応なのか、あまりに小さい文字を使うのを嫌ったのか、どちらかの可能性が高そうです。

ちなみに、MSR乗車券の性質上、片道乗車券の場合は、金額表示式になります。
この場合だと、「町田から 中央林間→130円区間」になるかと思われます。

また、中央林間接続の乗り継ぎ割引においても、130円区間の最遠駅が南町田グランベリーパークなので、金額表示になるでしょう。

≪再掲≫中央林間接続の普通乗車券連絡運輸範囲

 【小田急】新百合ヶ丘~片瀬江ノ島(乗継割引:相模大野~鶴間)
 【東急】つきみ野~二子玉川(乗継割引:つきみ野・南町田グランベリーパーク)

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乗車券そのものについては、至って普通のものですので、解説は省きます(笑)。

青梅線の二俣尾・石神前駅周辺での用事を済ませたあとは、町田経由で帰宅。
町田までのJR区間は、福生・八王子で乗車区間を打ち切ると、より安く移動できることが分かりました。

ということで、福生から八王子までは、マルス乗車券を買って移動。
最短経路が八高線経由であり、電車特定区間外を経由し、端数処理の関係で、IC運賃よりも安くなります。

八王子駅で下車する際に、記念目的の持ち帰り希望を伝えると、この「使用済み」印を押してくれました。
イラストのデザインはE233系ですが、中央線用か横浜線用(6000番台)かは不明です(^^;

ただ、横浜線が205系だったころに、既に八王子みなみ野駅では同じものを使っていましたので、おそらく中央線用の車両でしょう。

この他、どの駅で同じものを使っているか、ちょっと気になる点でもありますね。

JR東日本の東京近郊エリアでは、無人駅を中心に、「乗車駅証明書」の発行機があります。
券売機がない駅だけではなく、主要駅からの遠隔管理下にある駅でも、設置されているケースがあります。
この他の有人駅でも、1人勤務などのため、無人となる時間帯がある駅などでも、設置されていることがあるようです。

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11月下旬、青梅線へ乗った時にもらってきました。
もっとも、ICカードで乗車する人の割合が8~9割と言われる(※東京圏)このご時世、この証明書の存在意義も薄れてきてはいると思いますが。

「□東」のマークは、もちろん、発行社名「JR東日本」を表しています。
他社の証明書において、このような表記があったか否か、ちょっと覚えていません…(^^;

個人的には、「券番号」はいらなくないか? と思っています。

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お隣の石神前駅も無人駅。
「石神」というのは、駅近くにある「石神社(いしがみやしろ)」が由来のようです。

先月1日から12月末まで、大手私鉄と航空会社によるコラボキャンペーンが開催されています。

タイアップしているのは、羽田空港と九州・沖縄などを結ぶ「ソラシドエア」と、京急・京成・西武・東急の各社。
機内のヘッドレストカバーを「ソラ鉄」仕様にした《ソラ鉄ジェット》が就航したり、コラボ乗車券の発売などが行われています。

今回、残念ながら、ソラシドエアへの搭乗は叶いませんでしたが、「ソラ鉄お散歩きっぷ」を2社分購入してみましたので、紹介したいと思います。

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まずは、京急の発売分。
発売駅は各社1駅ずつで、各駅の発売枚数は2,000枚。
京急での発売駅は、羽田空港国内線ターミナル駅が選ばれました。
ソラシドエアのカウンターがある、第2ターミナル側の改札窓口での発売です。

左側の絵の部分は、羽田空港第2ターミナルをバックに、滑走路・新1000形電車・ソラシドエアB737-800型機が描かれています。
右側の乗車券部分は、羽田空港国内線ターミナル駅から300円区間のもので、発売期間終了後1ヶ月まで(~1/31)の1回限りに有効です。

国内線からの300円区間は、横浜方面は京急川崎・京急鶴見駅など、都心方面は品川駅などまでが含まれます。
空港線の加算運賃が10月から引き下げられ、品川までの運賃が安くなったことをPRする狙いが含まれていそうです。

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こちらは、東急の発売分。発売駅は田園調布です。
左側の絵は、左半分が田園調布駅の旧駅舎、右半分に渋谷の街(スクランブル交差点のやや西から109方向を望む)を描いています。
もちろん、ソラシドエア機と車両も描かれ、車両は東横線用の5050系が採用されています。

右側の乗車券部分は、京急のものとは若干異なり、有効期間も発売期間内までになっています。
田園調布駅からの200円区間は、渋谷までの利用を想定したものと思われますが、他にも溝の口・菊名などが200円区間内になります。

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乗車券の裏側には、今回のコラボを始めた経緯や、ソラシドエアに関する説明が印刷されています。
きっぷ部分の裏には、通し番号が書かれていますが、「No.」の有無という差異(上:京急、下:東急)もありました。

さて、乗車券のことについて、ザーッと書いてきましたが、コラボの内容についてでも。

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羽田空港のソラシドエアカウンターで、「ソラ鉄お散歩きっぷ」または「搭乗証明書」を提示すると、このような台紙がもらえます(※枚数限定)
表紙を開いてみると…

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各社の乗車券をセットできる仕組みになっていて、ソラシドエアのキャラクター「ソラシドリ」の絵日記になるという仕掛けでした。
(ちなみに、京成の発売駅は京成成田駅、西武は本川越駅です。)

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台紙裏には、乗車券と似たフォーマットの「搭乗証明書」もセットでき、全てをコンプリートすると、記念品のオリジナルクロックがもらえるというキャンペーンです。

うーん、ANAのマイルキャンペーンで、コードシェア便乗って来ればよかったな…(笑)。
成田や川越ならば、その気になれば行ける範囲だったわけだし(^^;

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