きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

2019年06月

一昨日の記事で、水島臨海鉄道に乗車したことを書きました。
往路では、郵便局めぐりの都合もあり、途中の浦田駅までしか乗っていません。
終点の三菱自工前駅を目指しながら、2時間弱(だったかな?)の郵便局めぐり。

三菱自工前駅からは、ツーマン運行のキハ37形に乗車しました。
(ってのも書きましたね…^^;)
出発すると、すぐに車掌が巡回にやってきました。

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水島臨海鉄道の車内乗車券は、こんなフォーマットです。
パッと見た感じ、まるでバスの回数券かと思えてしまいますが、れっきとした鉄道の乗車券です。

上段には社名と券番号、中段に大きく金額を表示、下段に注意事項。
発駅名の記載はありませんが、他はしっかりと乗車券に必要な事項が記載されています。
地紋は自社紋の薄水色ですから、ベースのデザインは券売機の乗車券と同じですね。

倉敷市駅到着時、改札係員さんに記念持ち帰りを申し出たところ、無効印もキチンと押してくれました。

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こちらは、小児専用券の初乗り区間のもの。
基本構成は大人用と変わりありませんが、注意事項が2段書きである点と、「乗務員発行」の文言が入っています。
記念での発売をお願いしましたが、快く応じて頂けました(…と思います)。

乗車券の大きさは、大人券・小児券とも、横4.7cm×縦3.4cmほどでした。
硬券の企画などを含めても、なかなか聞かないサイズですね。

水島臨海鉄道の運賃は、大人で180円・250円・320円・340円の4段階を設定。
小児運賃は半額ですが、端数はJRと同じく切り捨てなので、90円・120円・160円・170円の4段階ということになります。
(※大人340円・小児170円区間は、倉敷市~三菱自工前の1区間のみ)

これらの金額全ての乗車券を、ツーマン運行時の車掌が携行しているかは分かりませんが、タイミングを見計らって迷惑をかけぬよう、全券種集めてみるのも面白いかもしれません。
乗車券や入場券なども含めて、“完集”するのも楽しいかも…?!

昨日の水島臨海鉄道の乗車券は、券売機によるバリエーションを紹介しました。
往復乗車券の制度はありませんが、入場券は倉敷市駅でのみ発売しています。

これもやはり、券売機によるフォーマットの違いがありました。

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まずは1号機。
乗車券が区間表示になっていた方の券売機です。

よくよく見ると、券紙にはミシン目があるようで、切り離したときに出来るトゲトゲが確認できます。

続けて…

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2号機の入場券。
乗車券の区間表示は、金額式でした。

それぞれの券面の表示事項は、同じ場所に同じ内容が記載(*)されており、乗車券ほど大きな差異はありません。
しかし、書体や文字の大きさなどは大きく異なり、やはり同じ会社の切符には見えませんね。

なお、前述の通り、入場券の発売は倉敷市駅のみです。
同じ有人駅でも、水島駅(※今年6月から、日曜日は無人駅になっています)での発売は行っていません。

あと、どうでもいいですが…。

和歌山にお住いの皆さんは、南海電鉄・和歌山市駅のことを、よく「市駅」と言うようですけれども…。
倉敷にお住いの皆さんは、水島臨海鉄道・倉敷市駅を、「市駅」と呼んだりするんですかね?
JRの駅が隣接しているから、そうは呼ばなさそうな気もしますが、ちょっと気になります。

(*) 1号機の「水島臨海鉄道株式会社」は、2号機では「水島臨海鉄道」に、また注意事項のうち、1号機の「立ち入る」が2号機では「立入」となっている違いがあります。まぁ、大きな問題じゃないですね(笑)。

倉敷市中心部と臨海部を結ぶ、水島臨海鉄道。
JR倉敷駅に隣接する倉敷市駅から、三菱自工前駅までの間、10.4kmで“旅客事業”を行っています。
貨物事業・関連事業も行う会社ですが、ここでは割愛します。

倉敷を訪れたのは、主に観光が理由でした。

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倉敷美観地区。
この画像ではあまり人が写っていませんが、多くの観光客で賑わっていました。

で、せっかく倉敷まで来たのだから、いつか乗ってみたいと思っていた水島臨海鉄道に乗車。

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倉敷市駅からの普通乗車券。
水島臨海鉄道では、「往復乗車券」の制度がないようで、Webサイトの「普通乗車券」の項目も、片道乗車券の説明になっています。

倉敷市駅では、自動券売機が2台設置されています。
そのうちの1台(左右どちらだったかは記憶がありません…)、1号機で購入したものです。

乗車券の券紙は、当然ながら(?)非磁気化券で、地紋は自社の社紋を薄緑色で印刷。
区間表示は、金額式ではなく、着駅名式でした。

倉敷市駅の改札印は、「水臨(日付)改札済」という表示。
水島臨海鉄道の有人駅は、倉敷市と水島の2駅だけですが、水島駅の改札印も気になりますね。

浦田駅は無人駅ですが、乗務員の承諾を得たうえで、記念に持ち帰らせて頂きました。

ところで、倉敷市駅にもう1台ある券売機(2号機)ですが…

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こちらの乗車券は、金額式でした。
券紙は同じですが、違う会社かと思うほど、フォーマットが異なっていました。

浦田駅からは、終点の三菱自工前駅を目指しながら、徒歩で郵便局めぐり。
もう1つの有人駅である水島駅にも、立ち寄ってみました。

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今度はまたまた、全く違うフォーマットの乗車券が出てきました。
倉敷市駅1号機のものに似てはいますが、ルックスはまるで食券(笑)。
着駅名の「三菱自工前」は、省略されて「自工前」になっていました。

ちなみに、水島駅の自動券売機は、1台のみの設置だった(はず)ので、これで水島臨海鉄道の全自動券売機を制覇しました(笑)。

このあと、昼間の列車本数が極端に少ない、三菱自工駅まで徒歩移動。

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平日のみ運行している、「キハ37」へ乗って倉敷市駅へ。
この列車はツーマン運行で、車内で乗車券も買えましたので、それはまた追って紹介します。

旅の始まりは小田原駅。
まぁ、、、そこまでの小田急線も、もちろん旅の一部ですけど。

今回の旅、最初の目的地は、岡山県倉敷市です。
市内の散策と、水島臨海鉄道の乗車が目的でした。

小田原から岡山へは、乗り換えなしで行ける便が、ほとんどありません。
そこで今回は、新大阪駅で〔ひかり〕と〔さくら〕を乗り継ぐルートにしました。
名古屋や新大阪で〔のぞみ〕へ乗り換えれば、岡山到着はもっと早いですが、急ぐ旅でもなかったので、〔のぞみ〕の追加料金を払いたくなかったんですよね(笑)。

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ということで、新幹線同一方向2列車乗り継ぎの特急券です。

券種名は「新幹線特急券」で、単一列車の新幹線指定席を利用する場合と同じです。
全区間を通じた特急券の区間表記となり、その下に乗換駅表示を挟んだ、各駅の発着時刻。
さらにその下に、各列車の列車・座席情報が表記される形式になります。
当然ながら、特急料金は表記された区間そのものです。
(※この取り扱いは、乗換駅で改札を出ない場合に限ります。乗り換え時間が長くても、改札外には出られません。改札を出る場合は、各列車ごとに料金が打ち切られます。)

ちなみに、同一方向3列車以上の新幹線を乗り継ぐ場合は、全区間の「新幹線特急券」と、各列車の「指定券(0円指定券、指ノミ券)」が別々に発券されます。
私の過去の経験では…

新横浜─(のぞみ)─新大阪─(さくら)─新大牟田─(つばめ)─熊本─(さくら)─新八代

という乗り継ぎをしたことがあります。

さて、この特急券のゴールである岡山駅では、「乗車記念 使用済」のゴム印を押してもらいました。
JR西日本の場合、「無効」の印ではなく、この「乗車記念 使用済」が押されるケースが多いですが、スタンプ自体の大きさや、文字の大きさ、字間の幅など、いろいろなバリエーションがあります。

ばい・ざ・うぇい。

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今回の旅行は、3年前の4月に発生した熊本地震から、1ヶ月余りが経った時期でした。
九州新幹線の熊本県内区間では、まだ徐行運転が行われていたこともあり、山陽新幹線からの直通列車も、一部で運転変更があった頃です。
今回乗った〔さくら551号〕は、所定の鹿児島中央ゆきでしたが、他の大半の下り〔さくら〕は、熊本止まりになっていました。

今日から1か月超にわたり、2016年に出かけた日本“約”半周の旅のシリーズを展開します。
このシリーズでは、いつもと同様(笑)に、旅で使った乗車券や、そのルート上で収集ししたきっぷなどを紹介していきます。

まず今日は、この旅のルートについて。
JR線・第三セクターを利用した経路(路線名は省略表記)は、以下の通りです。

小田原 ━ (新幹線) ━ 岡山 ━ (山陽) ━ 福山 ━ (新幹線) ━ 広島 ━ (山陽) ━ 幡生 ━ (山陰) ━ 綾部 ━ (舞鶴) ━ 東舞鶴 ━ (小浜線) ━ 敦賀 ━ (北陸) ━ 金沢 ━ (新幹線) ━ 大宮 ━ (新幹線) ━ 福島 ━ (東北) ━ 松島 ━ (東北支) ━ 高城町 ━ (仙石) ━ 石巻 ━ (石巻線) ━ 小牛田 ━ (東北) ━ 一ノ関 ━ (新幹線) ━ 盛岡 ━ (IGR) ━ 目時 ━ (青い森) ━ 青森 ━ (奥羽) ━ 新青森 ━ (新幹線) ━ 新函館北斗 ━ (函館線) ━ 函館

営業キロ程 JR 2975.2km + 三セク 203.9km
旅行日数 6日間

宿泊地 広島・出雲市・福知山・福島・盛岡
観光・散策 倉敷・鳥取・金沢

当初、このルートでの乗車券を購入しようと思い、経路メモをJR東日本 新潟支社管内の某駅に提出したところ…。
発券がエラーに…。

係員のミスでもなく、私の誤記でもない理由でした。

というのも、この年の春に北海道新幹線が開業し、青函トンネルを通る寝台列車が廃止された関係で、IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道の通過連絡運輸範囲が、縮小されていたのです。
盛岡~青森を通過する経路の場合、JR東日本・JR北海道の各駅相互間に限られるとのことで、上述の経路の場合、スタートがJR東海ですから、いきなりアウトです(笑)。

この場では、JR東日本の最初の駅となる、上越妙高で買いなおすことを勧められましたが、いったん保留し、関東へ戻ってから発券区間を熟考しました。
結果としては、これから紹介する乗車券の経路となりましたが、盛岡から田沢湖線・山田線へ1駅だけ分岐して、連続乗車券とする方法などもアリでしたね。
(このケースで、小田原~熱海間を在来線にしたり、鴨宮駅発にした場合とか、どうなんですかね? 発駅は東日本だけど、東海・西日本を通るというやつ。ご存知の方いましたら、ご教授頂ければ幸いです)

ということで、本題に行きましょう。

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まず1枚目の乗車券は、小田原駅から4泊目の宿泊地である福島まで。

新幹線の自動改札通過記録は、入場のみ3回。
これは、新幹線乗車時に使った特急券を、旅の記録・コレクションとして残したかったため、有人改札を通ったがゆえに、「出場」の記録がありません。

経由欄は、上述の経路のうち、基本的には路線名だけを表記。
ただし、新幹線乗車区間については、当該区間も表示されます。
また、今回は岡山~福山が在来線経由での旅行でしたが、運賃・計算距離も新幹線と同じである関係か、広島まで新幹線経由という扱いになっていました。

途中下車印は、定期券サイズの切符に、よくぞこれだけ押してもらったものだと。
押印位置はバラバラですが、下車した順に…

岡山・倉敷・福山・広島・小串・長門市・益田・出雲市・米子・鳥取・浜坂・福知山・東舞鶴・敦賀・金沢

と、あと1駅(「C30」の下あたりに白くなっている印)あるはずですが、判らなくなってしまいました。
途中下車印って、規定では「高さ5mm×幅8mmの楕円形」という規格があるらしいですが、これを見る限り、かなりバラバラです。
特に、北陸エリアの2駅(敦賀・金沢)なんて、楕円形どころか正円ですよ。。。

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5日目の福島からは、函館までの2枚目の乗車券。
こちらも経由欄が印字しきれず、盛岡から先は手書きの対応です。

そして、「仙石東北ライン」の経路として出てきたのは、「東北接」でした。
これは、塩釜~高城町間に接続線を設ける事業名が、「仙石線・東北本線接続線事業」という名称だったことに由来しているようです。
盛岡~青森間は、三セク社名が入らず、単に目時経由(2社の接続駅・県境駅)という表記でした。

経由の「経」が略字、これまた珍しい。
(何だか名鉄みたい。笑)

こちらも新幹線の改札通過記録は、一ノ関と新青森の「入場」のみ。
途中下車印は、仙台・石巻・一ノ関・盛岡・新函館北斗の5駅で、新青森の在来線下車時には押印されず、石越駅は有人時間外でした。

JR北海道の「使用済 乗車記念」のスタンプは、駅名が入らないのが残念ですね。
この他にも、IGRへ乗車する際に、盛岡駅での改札印が押されました。

次回以降は、料金券などを紹介します。

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