きっぷうりば。~3代目の新駅舎より~

旅行などで使ったきっぷ類にとどまらず、観光地の入場券、野球の観戦チケットなど、「きっぷ」全般について、やりたいように(笑)書き連ねていきます。

2019年02月

〔あさぎり〕号特集でお送りした1週間、今回が最終回です。(一応)
このタイトルで特集するにあたって、やはり紹介しておかねばならないものがありますからね。

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毎年2月に行っている御殿場ですが、昨年・今年ともに日付が同じなのは、単なる偶然です。

さて、まずは乗車券。
今年は、松田経由小田急線南林間駅まで買いましたが、昨年は鶴間駅まで。

特に大きな意味はありませんし、値段も有効期間も、全く同じです。
このパターンの乗車券がすんなり出てこなかった三島駅、一体何だったのでしょう(^^;
(今年の三島駅での出来事→https://blogs.yahoo.co.jp/kippuuriba_2/36396769.html

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続いては特急券(画像上)。
先日、2012年2月時点での特急券・指定券を紹介しましたが、その時のJR線内完結の特急券と、ほぼ同じフォーマットです。
1点だけ異なるのは、「お席の指定を受けていない区間は、自由席にお乗り下さい」という一文がないことです。

▽参考:2012年2月時点のJR線内完結の特急券・指定券

特筆すべき点は、最後の指定券(画像下)です。
2012年2月時点のJR線内完結の指定券と全く異なり、JRのマルス券用紙に、小田急のフォーマットで印刷されています。
〔あさぎり〕号(現在は〔ふじさん〕号)の需要が最も高いのが御殿場駅のようで、マルス割り当てだけで不足しないように、小田急のMSR端末を置いているようです。
ただし、料金授受の関係か、料金収入となる特急券は全区間をマルスで発売し、座席指定のみをMSR端末で出すようになったみたいですね。

また、小田急のフォーマットながら、「特別急行券」ではなく、「指定券」という表示になっているのも興味深い点。
このような発券方法をしているのは、おそらく御殿場駅だけで、御殿場駅だけのために用意された機能とも言えるでしょう。

ただ、可能性としては極めて低いですが、御殿場駅なら100%間違いなくこの発券方法かというと、違うかもしれません。
小田急管理分が仮に満席となった場合には、JR東海主要駅と同様に、マルス管理分の座席が空いていれば、乗車全区間に対してマルス券での発券になるかもしれません。

そういえば…。
昨年秋~冬ごろにMSR端末が更新されたので、この「指定券」もフォーマットが変わったかもしれないですね。

+++++

ひとまず、今回の〔あさぎり〕号特集は、これにて完結。
本当ならば、もう1パターン、紹介したい事例がありまして…。

ご存じの方も多いであろう、JR松田駅(本屋口・北口)発行の硬券特急券ですね。
これは私自身、なかなか出向く機会がないので、わざわざ行かねばならないのですが…。

まぁ、機会があれば、使ってみたいと思います。

これまで、小田急RSE(20000形)とJR371系の〔あさぎり〕について書いてきましたが、いよいよ世代交代です。

〔あさぎり〕のMSE(小田急60000形)での運転が始まったのは、2012(平成24)年3月17日(土)です。
このダイヤ改正から、運行区間が新宿~御殿場に短縮され、毎日4往復していたところが、平日は3往復に減便となりました。
土休日ダイヤは原則4往復ですが、観光シーズンなどを中心に、もう1往復増発されることがあります。

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そんなわけで、そのダイヤ改正の当日早朝、MSEで運行される〔あさぎり〕の一番列車に乗ってみました。
まぁ、MSE自体は、それまでに何度か乗っていますので、変わり映えするようなことはありません。
ただ、小田急線内では停車駅の変更(*)があったので、そこら辺は新鮮な感じがしました。

この日は確か、前の日から冷たい雨が降っていました。
早朝ということもあり、乗客の姿はまばらで、鉄道ファンと思しき方はほぼ見かけません。

相模大野駅の発車からわずか48分で、静岡県・駿河小山駅に到着。
私の他に降りた人、いたっけなぁ…???

なお、JR東海ではこの日から、山北・駿河小山の両駅を無人化しました。
駿河小山駅には全席指定制の特急も止まるのに、どうしたことでしょう。

…と思ったら、駅にはちゃんと掲示があり、6号車の乗車位置から乗るように案内されていました。
上り列車の1号車にいる車掌が乗車を確認したら、特急券を売りに来るのでしょう。

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この時に使った乗車券。
この日は御殿場などへ足は延ばさず、この行程は駿河小山で終了。

先日紹介した、原駅までの連絡乗車券と異なり、距離が短いため、JR部分は近距離乗車券仕様の表示です。

特急券1,320円に対して、運賃は710円。
2社に跨っているから仕方ないとはいえ、JRの特急は、やっぱり高いですね。

ちなみに、私はこのあと、東名ハイウェイバスの小山バス停(駿河小山駅から徒歩15分ほど)まで歩き…。
小田急箱根高速バスへ乗車して…。

この日、駅名が改称された、東武伊勢崎線「とうきょうスカイツリー」駅へ行きました(笑)。
小山から新宿まで、約1,500円くらいだったはずなので、やっぱりJR特急は高いですね(^^;

(*) 従来の停車駅は新宿・町田・本厚木・松田で、現在の列車番号01**列車と似ている。改正後は新宿・新百合ヶ丘相模大野・本厚木・秦野・松田に止まり、同じく03**列車のタイプに近くなった。

今日は〔あさぎり〕号を離れまして、RSE(20000形)の「セミコンパートメント席」の特急券です。
RSEが退役する間際、江ノ島線内で運用されていた、〔ホームウェイ91号〕で乗車しました。

まず先に、このセミコンパートメント席ですが、RSE限定の設備でして、JRの371系にはありませんでした。
RSEの2階建て車両のうち、1階席がセミコンパートメント席となっていました。
(1両だけか、2両ともかは、ちょっと覚えてない…^^;)

ちなみに、371系の1階は、いずれも一般席でした。(確かw)

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相模大野22:52発と、結構遅い時間ですが、何故こんな運用があったのですかね?
小田急江ノ島線沿線住民ですが、何だか理解できません(笑)。

ご覧のように、座席番号は50番台で表示され、「□セミコン」の記号も記載されています。
一般席と異なることが、これだけでも十分に分かると思いますが、特急料金は一般席と同じです。

このことから、現在VSE(50000形)の3号車にある「サルーン席」とは、似て非なるものであることがお判りでしょう。
RSEのセミコンパートメント席は、このように1席単位で購入が可能でしたが、「サルーン席」は1ボックス単位(大人4名分の特急券と同額)で発売されています。

…という、セミコンパートメント席。
このシステムが仇となりまして、ちょっと苦い思い出が…。

相模大野から藤沢まで、僅か18分ではありますが…。

…若いカップルと相席でした(爆)。

そんなわけで。
どなたか一緒に、VSEのサルーン席乗りましょう。

新宿→相模大野で(爆)。

しつこいようですが、〔あさぎり〕号は基本的に小田急の特急ですので、座席はすべて指定制でした。
しかし、かつての沼津駅では、〔あさぎり〕号用の「自由席特急券」が発売されていました。

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現在の多機能券売機でも、自由席特急券を買うときはだいたい、これに近いフォーマットかと思います。

…って、そういう視点の話じゃなくて。
「全席指定制の特急なのに、なぜ自由席特急券が売られているのか?」というお話。

確か、時刻表のピンクのページには、この制度は掲載されていなかったと思います。
私の記憶の限りでは、この旨を知らせる掲示は、御殿場線に絡む沼津駅構内と、券売機周辺のみ。

どういう制度かといいますと、御殿場・裾野・沼津の各駅相互間に限って、座席の指定を受けずにに乗車できるというものでした。
どの車両でもいいというわけではなくて、私の記憶の限りでは、5号車の空席を利用するというルールだったと思います。
重ねて言いますが、全席指定が原則ですから、空席がないというケースも、十分考えられたと思います。

しかし、この制度を設けるということは、同区間の乗車率が芳しくなかったのかもしれません。
(そうでなければ、今もなお、沼津ゆきで運行しているはず?)
少しでも気軽に乗ってもらえるように、手ごろな値段(大人300円)を追加する方法がとられたのでしょう。

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この時、同時に発券した領収書。
取引内容は「乗車券」と、大雑把な分類で記載されていました。

今になって思えば、券売機ではなく、窓口でも自由席特急券が買えるのかと、確かめておけばよかったですね。

今日は、引き続き〔あさぎり〕特集。
“うるう年Day”2012年2月29日、371系のラスト乗車の時の特急券です。

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当時はまだ、〔あさぎり〕号の全座席が、小田急での管理でした。
そのため、JRの窓口で特急券を買うと、「特急券(料金のみ)」「指定券(指定のみ)」の2枚の発券が必要でした。

1枚目となる「特急券」自体は、よく見るフォーマットのものです。
新幹線の場合は3列車以上、在来線の場合も特定駅(旭川・松山など)での乗り継ぎの場合に、このフォーマットで発券されます。

1店だけ異なる点を挙げるとすれば、「乗車列車名」が書かれていることでしょうか。

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2枚目の指定券。所謂、(某KO観光の事件で有名になってしまった)「指のみ券」ですね。
これもパッと見た目は、他のJR特急などのものと、変わらないように見えます。
しかし、よく見てみると、右上に半角数字の列があったり、券番号・キャンセルコードの表記などが異なったりと、全くの別物であるのが分かります。

前述の通り、当時の〔あさぎり〕号の座席は、全て小田急での管理です。
右上の数列は、小田急の特急券に表示されるものと同じもので、小田急のシステムを介して発券された証でもあります。
このように、JR区間だけの乗車にもかかわらず、小田急のシステムを介さねばならないとは、何だか面倒なように感じます。

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この時購入した乗車券です。
先日の記事で記したように、三島駅から小田急江ノ島線への連絡乗車券の場合、松田接続では発券できず、藤沢接続に限定される模様です。
(連絡運輸範囲内だとは思うのですが…、マルスで出せない(補充券対応?)だけですかねー?)

そんなわけで、無理やり海老名で下車しました。
この区間であれば、特に問題もなく発券できました。

さて、前回の話の続きになりますが、この日は前の日から雪が降り、小田急線のダイヤが乱れました。
朝の〔あさぎり1号〕は、所定通りに新宿~沼津を運転したのですが、2号以降はJR区間のみの運転でした(確か…)。

実はこの日、御殿場でしばらくブラブラしてから、RSEで運行される〔あさぎり8号〕へ乗る予定でした。
夕方前の時点で小田急への直通中止が決まっていたので、予定を切り上げて〔あさぎり6号〕へ乗った次第です。

幸か不幸か、これが371系〔あさぎり〕の乗り納めでした。
【特急|あさぎり 松 田】なんていう方向幕でも出すのかな、と思ったら…。

列車名・行先とも、無表示でした(^^;
〔あさぎり〕用の方向幕としては、新宿・沼津以外の非常時対応のものは、入っていなかったんですね。

▽参考:現在のシステムによる、JR線区間内の〔ふじさん〕号特急券(三島駅発行)

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