記事順が前後しますが、長野駅から長野電鉄へ乗る前には、切符収集活動(笑)もしておきました。
今日はまずそのうちのひとつ、コレクターズスタンダードアイテム、硬券入場券です。

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表側は、地紋なしの無地白色。
特にこれといった特徴はなく、表記内容もごく一般的なもののみです。
「駅名」と「駅」の書体が、ゴシック系・明朝系で分かれているのは、ちょっと珍しいかもしれません。

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発行駅名・社名は、裏側に記載しています。

今回は長野駅だけでなく、目的地(下車駅)の善光寺下駅も有人駅でしたので、そちらでも硬券入場券を購入しました。

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思いがけず、旧料金の券に「○運賃変更」の印が押してあるものに巡り逢いました。
ここでも「運賃変更」はおそらく、消費税率が5%から8%に変わった時のことでしょう。
券面表示は160円(+変更印)ですが、領収額は初乗り運賃と同じ、170円です。

これらは有人各駅の窓口で購入可能です。
(全駅に設備があるかどうかは…知らん。爆)

東葉高速鉄道みたいに、入場券は全て窓口売りかというとそうではなく、券売機でも発売しています。

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券紙はもちろん、昨日紹介した乗車券と同じ、「ながの ERC」の薄緑色の地紋を使ったものです。
乗車券でいうところの金額欄に「入場券」と印字されるのは、多くの私鉄で見られるフォーマットでしょう。
しかし、領収額欄が「入場券」印字の上ではなく下にあるのは、珍しいように感じます。

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入場券の領収書。
当時、地方私鉄でこの形式の領収書を券売機で印字できるのは、珍しかったのではないかと思います。
そして、入場券の券面は「和暦表示」なのに、領収書は「西暦表示」とあべこべになっていたのも、今は見ることが出来ません。

【追記 12/12 9:34】

乗車券類の日付表示西暦化に伴い、硬券入場券の日付は、2桁西暦で表示されるようになりました。

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湯田中駅では、通常の事務用ゴム印で、日付を印字。

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信州中野駅ではダッチングマシンにて、小布施駅ではダッチング風ゴム印にて、それぞれ日付が印字されました。
長野電鉄Webサイト上では、5月から「(平成30年問題解消に伴い)ダッチングマシンの使用を再開しました」とあるのですが、どれだけの駅でダッチングマシンを使っているかは不明です。