日本“約”半周の旅は、早くも前半戦の最終日・4日目。
この日は福知山を出て、若狭湾沿岸を東進、金沢で観光と北陸鉄道の乗りつぶしのあと、新幹線で福島へ向かいます。

山陰本線から、舞鶴線・小浜線を経て、お昼前に敦賀駅に到着。
気比の松原などの観光名所もある街ですが、今回は乗り換えのみでした。

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乗車したのは、名古屋始発の特急〔しらさぎ5号〕です。

敦賀から金沢まで、営業距離では130.7km。所要時間は1時間22分。
表定速度を計算すると、時速約95kmという俊足っぷりです。

列車は敦賀を出発すると、次の南今庄駅までの間で、北陸トンネルを通過します。
北陸トンネルは全長13.9km(※青函トンネルの約1/4)ほどあり、特急列車での通過所要時間は約7分。
その間、通信機器が使えなくなる旨を伝える案内放送は、(個人的には)北陸線特急名物だと思っています(笑)。

そこはさておき、特急券のお話へ。

特急券の種別に関しては、これまで何度も触れてきているので、詳細は略します。
今回は「A特急料金」適用区間なので、券種名は「特急券」です。

次に、「□乗継」について。
東海道・山陽新幹線の大半の駅や、九州新幹線を除く特定の新幹線停車駅では、在来線特急との「乗り継ぎ割引」が適用になるケースがあります。
詳細なルールについては略しますが、今回は乗り継ぎ割引が適用となる金沢駅で、当日中に在来線特急から新幹線へ乗り継ぐ特急券を、予め購入していました。
新幹線の特急料金は割引になりませんが、在来線側の特急料金が乗り継ぎ割引により、半額になるというものです(乗換駅での改札出場は可)。
この〔しらさぎ〕の特急料金も、通常料金は2,350円ですが、夕方の〔はくたか〕の特急券を同時購入したので、半額(端数切り捨て)の1,170円になりました。

そして、「□乗変」について。
これは「乗車変更」といって、当初発券していた指定列車から、乗車列車を変更したことを示します。
指定席関係の乗車変更は原則として1回のみ、無手数料で受け付けてくれるので、「この次変更するときは、手数料を払っていったん払い戻しになりますよ」という意味で、この印が印字されます。
(※余談ですが、当初は〔しらさぎ5号〕の数分後に続行している、〔サンダーバード15号〕へ乗る予定でした)

これに関連して、上段右端に「2日以内に変更」と印字されました。
これは、当初の指定列車発車日の3日前以前と2日前以降では、手数料率が変わってくるためです。
この印字があることで、発売中のどの指定券に変更しても、以降の変更は2日前以降の手数料で扱われるということです(※たぶんw)。
また、当初の発券情報や、変更に伴う差額の有無などが、下段に赤で印字されました。

で、ビックリしたのは、「JR西日本」の券紙(地紋が「JR W」)に、JR東日本グループ会社発行のクレジットカード利用の証跡である「□東C」が印字されています。
これもどうやら、当初の発券情報をもとに印字されるもののようで、実際、最初に購入したのは渋谷駅のみどりの窓口で、ビューカードによる決済を行っていました。

切符の世界、奥が深いですね。
いろんなところで、いろんなことをしてみると、いろんなことが起きるものです(笑)。