神奈川県のうち、県央地域を中心に路線網を持つ神奈川中央交通(神奈中バス)では、今年のゴールデンウィーク10連休に合わせて、「ゴールデンウィーク 神奈中10日間フリーパス」を発売しました。
多くの鉄道会社では、「改元」や「天皇即位」に合わせた記念乗車券を発売しましたが、「10連休」に着目した企画乗車券は、あまり耳にしません。

発売を行ったのは、神奈川中央交通のサービスセンター(主に駅前などにある定期券等の発売所)のうち8箇所と、インターネット上での販売のみ。
発売価格は「平成31年」に合わせて3,100円、発売枚数も同じく3,100部限定でした。

イメージ 1

発売された3,100部のうち、この「かなみんバージョン」は900部のみで、あとの2,200部は「バス車両バージョン」でした。
「かなみん」は、数年前に誕生した神奈中のキャラクターで、神奈中バスの色をしたネズミという設定だそうです。

台紙の表面は、神奈中バスの車両と同じカラーリングに、企画乗車券名称を配置。

イメージ 2

台紙中面の左側には、「かなみん」の紹介や、「かなみん」のラッピングバスの紹介がされています。
同じく右側中央の切れ込みに、乗車券本体をセットして発売されました。

イメージ 3

乗車券本体の表面です。

定期券を模したフォーマットとなっており、区間表示は「平成 から 令和 ゆき」の片道。
有効期間は10連休中の毎日ですが、一応、使用終了日を大きく目立たせてあります。
地紋にもちゃんと、社紋を使っているのがいいですね。

イメージ 4

本体の裏面には、注意事項を記載。
第2項に、後払い時の整理券の扱いについて書いてありますが、乗車人員を計上するために行っているのでしょうか。

第7項は…、まぁ、当然なことだとは思います(^^;
ちなみに、私がこれを買ったのが5/1、横浜駅前サービスセンター(東口バスターミナル地下、そごう横)で購入しました。
既に有効期間は4日経過していましたが、当然ながら、3,100円での発売です。

イメージ 5

乗車券本体裏面の注意事項とは別に、要点をまとめたものと、プレゼントキャンペーンの実施要項を渡されました。
購入者最大3,100名の中から、抽選で31名に、「ミニミニ方向幕」とやらが当たる…そうです。

イメージ 6

専用の応募はがき。
もちろん応募しましたが、当選確率は最大1%…。

どうなりますかねぇ?(知らんw

ところで、今回の企画乗車券ですが、売れ行きはあまり良くなかったようです。
4/20にサービスセンターで発売開始後、各サービスセンターの在庫状況をWebサイト上で公表し、随時更新していたのですが…。

4/24ごろから全く更新されなくなり…(^^;;;

「そんなに売れないなら、記念に買っちゃおう!」

と、今回の購入を決めました。
買った時には、ほぼ使う予定はなかったのですが、結局、4日間で3,100円分以上乗っちゃいました(笑)。

◆今回の利用明細(IC運賃との比較)

○5/1
 [海08]海老名駅東口→×××× 320円
○5/2
 [小02]××××→小田急相模原駅 206円
 [小11]小田急相模原駅→相武台グリーンパーク 186円
 [台02]相武台グリーンパーク→相武台前駅 175円
 [台06]相武台前駅→磯部 206円
 [台06]磯部→相武台下駅 175円
 [下02]相武台下駅→さがみ野駅北口 258円
○5/4
 [林03]××××→イオンモール座間 195円
 [林03]イオンモール座間→×××× 195円
○5/6
 [平54]戸田→本厚木駅南口 268円
 [厚79]厚木バスセンター→金田神社前 175円
 [海01]金田神社前→海老名駅西口 186円
 [長16]海老名駅東口→長後駅西口 470円
 [長24]長後駅西口→大塚上町 350円

IC運賃合計 3,365円
乗車券発売額 3,100円   差額 ▲265円

この記録と合計額だけ見ると、一見、元は取れたように見えますね。
しかし、2日と6日は、各日ともIC運賃合計が1,030円を超え、常時発売している「1日フリー乗車券」を利用したほうが、結果としては安上がりになりました。

まぁ、今回の行程はほぼ無計画、行き当たりばったり、思い付きでしたから、「得した」と言ってもいいのでしょうね。