昨日は上野動物園の入場券の紹介をしましたが、ここの2つ目の目的がこちら、上野動物園モノレールです。

「東京都交通局」の路線であり、「園内の遊戯施設ではない」ことは知っていましたが、正式路線名は表題の通り、《上野懸垂線》というんですね。
日本最古のモノレール路線であり、鉄道事業法・東京都懸垂電車条例に従って運営される、唯一の路線だそうです。

都営の路線ではこれまで、地下鉄、都電、そして日暮里・舎人ライナーと全路線に乗ってきたので、鉄道事業法下の都営路線は、ここで“完乗”を果たすことになりました。

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東園を一通り見て回ったあと、モノレールで西園へ移動します。
券売機で乗車券を買って、いざ乗車。

乗車改札の際に、乗車券は回収されてしまいます。
記念に持ち帰れるか否かは、特に訊きませんでした。
(逆に、両駅の無効印があったら、それはそれで面白いかと…)

乗車券の大きさは、エドモンソン式の券と同じく、縦30mm×横57.5mmです。
白の無地感熱紙を用いた非磁気券で、右下にはパンダ(ジャイアントパンダ)の絵が描かれています。
(※上野動物園のパンダは、東園の正門近くで見られます)

発着駅名は正式名称で書かれていますが、発行駅名は省略形の東園駅。
(要らぬツッコミ→JR九州 長崎本線に東園<Higashisono>駅があるから、(都)東園駅にした方がいいですね。爆)
発行会社名に当たる箇所は、条例の名称の通り、「東京都懸垂電車」となっています。

日付や券番号は、ふつうの電車と同じ雰囲気ですね。
日付は和暦の表示なので、あと半月で「-1.xx.xx」となるわけですね。

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(都)東園駅の小児券。
動物の種類が変わるとか、そういう小細工はありませんでした(笑)。

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東京都交通局の鉄道等完乗記念に(?)、西園駅でも乗車券を買いました。

東園駅のものと比べると、全体的に丸っこい字体になっています。
並んでいる券売機の差なのか、駅による違いなのか、そこまでは確認していません。
右下の動物イラストは、西園側で展示されているペンギン(ケープペンギン)でした。

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東園駅で降車扱い中の、モノレール40形車両。
今年初めに一時期、車両故障で運休していましたが、今年11月からは、車両老朽化に伴う営業休止が決まっています。
「そのまま廃止か?」という声もあるようですが、黒字経営のモノレールですし、来園者の人気も高いので、存続となってほしいところです。