JRの特急料金には、「乗継割引」という制度があります。
これは、主に新幹線と在来線特急を乗り継ぐ際に適用されるもので、在来線の特急料金が半額になるものです。
(他にも、寝台特急〔サンライズ瀬戸〕と四国特急を乗り継ぐ場合も、適用の対象になる)

ただし、東海道・山陽新幹線は新横浜~新下関の各駅が乗り継ぎの対象駅になりますが、他の路線では一部駅のみが適用対象となるので、この点は要注意です。

そんなわけで、今回は北陸新幹線に絡むケースです。

今回乗車したのは…

京都 ━〔サンダーバード〕━ 金沢 ━北陸新幹線〔はくたか〕━ 上越妙高 ━えちごトキめき鉄道直通〔しらゆき〕━ 新潟

という経路です。

まず、乗継割引の条件からチェックしてみましょう。

北陸新幹線の乗継割引対象駅は、金沢・長野の2駅のみですが、上記では金沢駅での乗り継ぎが含まれているので、これは条件を満たしています。
上越妙高駅は乗継割引の対象になっていません(上越妙高駅は、新幹線とえちごトキめき鉄道の駅)が、時刻表には…

直江津駅(上越妙高駅に直通して運転する特急・急行列車に乗車し、上越妙高駅で新幹線と乗り継ぐ場合に限る)

とあり、上越妙高駅から特急へ乗り、直江津以東の停車駅へ向かう場合には、乗継割引が適用されることになります。

では、実際の特急券を見てみましょう。

イメージ 1

奈良駅から普通列車で1時間あまり、京都に到着。

乗り継ぐ〔サンダーバード1号〕は、683系4000番台9両編成での運転でした。
座席は前から2両目、進行方向右側の窓側席です。

この車両の車内放送チャイムは、「北陸ロマン」という曲だそうです。
北陸新幹線開業時に開催された、北陸ディスティネーションキャンペーン(DC)に合わせて、谷村新司さんが作られた曲だとか。

この区間の通常期指定席特急料金は、2,900円です。
新幹線との乗継割引が適用になり、半額の1,450円になりました。

イメージ 2

続いては、北陸新幹線〔はくたか558号〕へ乗り換えます。
北陸新幹線は2度目の乗車ですが、2回続けてJR東日本のE7系でした。
やはり、金沢から乗るのであれば、JR西日本のW7系に乗りたい気持ちもありましたが…(^^;

到着時刻の右側には、「乗継」の文字が印字されています。
これは、前後どちらかの列車で乗継割引が適用されていることを示し、不正な払戻しを防ぐための策だと思われます。
(この印字をしておかないと、新幹線特急券だけ払い戻し、在来線特急を安く乗れてしまうため)

たまたまですが、この列車の座席も、進行方向右側の窓側席。
約1時間の乗車でしたが、「#シンカンセンスゴイ(ク)カタイアイス」でお馴染み、アイスクリームも完食しました♪
(ちなみに、石川県名産のさつまいも「五郎島金時」のアイスでした)

最後に、上越妙高ではえちごトキめき鉄道からJRに直通する、〔しらゆき3号〕へ乗り継ぎます。

イメージ 3

さて、ここまでの特急券とは、何か違う点がありますが、お判りでしょうか。
〔しらゆき〕の特急券は、どこを見ても「乗継」の文字がありません。
前述の通り、乗継割引の条件は満たしているはずです。

ご存じでない方もいるかもしれませんが、もう一度、時刻表をよく見返してみましょう。
大抵の場合、「乗り継ぎ割引>新幹線と在来線」の項目の終盤に、このような説明があります。

新幹線を間にはさんで、前後に在来線の特急・急行列車を乗り継ぐ場合は、どちらか高い方の在来線特急・急行料金・指定席料金が半額になります。

つまり、この場合で比べてみると、

〔サンダーバード〕通常期指定席特急料金 2,900円
〔しらゆき〕通常期指定席特急料金 2,560円

となり、〔サンダーバード〕のみが割引の対象になるというわけです。
なお、〔サンダーバード〕を福井から乗車するなど、〔しらゆき〕の特急料金が高額となる場合でも、割引の対象となるのはJR分の特急料金のみで、えちごトキめき鉄道分の特急料金210円は割引対象外です。

というわけで、奈良駅から1日目の行程は、ここまで7時間弱の行程で終了です。

それにしても…。
今回の乗車に関しては、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」を利用しましたが、これ、3列車乗り継ぎに対応していないんですよね。
このルールを知らないと、金額的に損してしまうケースも出てくると思います。

乗り継ぎ割引が適用される3列車乗り継ぎのパターンとしては、

敦賀 ━〔しらさぎ〕━ 米原 ━〔こだま〕━ 名古屋 ━〔しなの〕━ 木曽福島
秋田 ━〔つがる〕━ 新青森 ━〔はやぶさ〕━ 新函館北斗 ━〔スーパー北斗〕━ 南千歳

など、いくつでも考えられると思います。
ここら辺の機能改善をしていただきたいところですね。