6日に行った静岡東部のぶらり旅、最初に降りたのは三島駅。
最終的には御殿場を目指しますが、まずは“郵便局めぐり”をすることにします。

最初のターゲットは、三島市と沼津市に挟まれた、駿東郡清水町です。
駅から離れた場所を回ったので、私史上初めて、東海バスを利用しました。

現在、「東海バス(東海自動車)」という社名での路線バスは運行しておらず、以下の5社に分社化されています。

(1) 伊豆東海バス
(2) 南伊豆東海バス
(3) 西伊豆東海バス
(4) 新東海バス
(5) 東海バスオレンジシャトル

このうち、三島・沼津周辺を受け持っているのが、東海バスオレンジシャトルです。

東海バス公式サイトを見ますと、「乗車券類のご案内」の項目の中に、「回数券類」というページがあります。
一部の回数券を除き、グループ各社の路線に対して、共通で利用できるようです。

そのうちのひとつが、今回利用した「時間指定回数券」です。

▼「時間指定回数券」とは?
東海バスグループ全路線において、降車時間が9時~16時となる場合に限り、利用可能となる回数券。
東海バス各窓口で発売され、13枚綴りで10枚分の金額。10円単位で券種を選ぶことができる。

今回の旅では、310円区間と390円区間を1回ずつ乗ることになっていたので、以下の券種を三島駅前案内所で購入しました。

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まずは50円券。
使用後の画像ですが、この50円券が縦に13枚連なっています。

回数券の地紋は、昭和62年ごろまで使用されていた、当時の社紋のようです。(※断定できませんが…)
これを黄色で印刷し、表・裏とも中央よりやや右側には、オレンジの太い縦線があります。
バスの色に似せた…のかどうかは、分かりませんけれども。

そして、青の縦線ですが、これは表側にマジックで記したもののようです。
いろいろ調べてみたところ、これは「東海バスオレンジシャトル」で発売した印のようでした。
ということは、他の4社の窓口で購入した場合には、違う色のマジックで線が引かれるのでしょうか。

あと、回数券の種類が「特殊回数乗車券」となっているのも、何となく気になります。

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こちらは10円券。
50円券のように印刷済みのものではなく、窓口にあるカラーレーザープリンタで印刷されたものです。
窓口の方が、何やら端末を操作していたので、回数券の種別や金額を入力していた様子。
ある程度需要がある金額は印刷済みのものを使い、需要が低いものは汎用タイプの用紙に印刷するということでしょう。

回数券の地紋は、50円のものと同じですが、関東の私鉄各社の乗車券のようなピンクです。
50円券のものと違い、発行日や発行個所も印字されています。
偽造防止策なのか、★や◆などの記号も印刷されています。

共通点としては、右端の水色ですね。
これはプリンタで印刷されたものではなく、地紋と共に、元々の券面に印刷されているようです。

要するに、パッと見ただけで、発行会社を分かるようにしているんですね。
会社間の精算などで、必要な情報なのかもしれません。

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10円券の全体像、購入直後のものです。(※スマホで撮影したものです)
縦5枚×横3枚で、一番右下の余白となる部分(?)は、切り取って渡されました。
「35枚綴り回数券」というのも発売しているので、縦12枚×横3枚で発行できるようにしているからかもしれません。
(左上の表紙が1券片分なので、ピッタリ収まるので)

注意事項をよく読んでみると、少しずつ違いがあります。
表現方法などの違いを除くと、

10円券だけに記載 → 「折り曲げずに、運賃箱へお入れ下さい」
50円券だけに記載 → 「表紙から切離した券片は、払戻しを致しません」

となっています。
「○○円券だから」というわけではないと思いますけど、ここら辺は統一の必要がありそうですね。

◆今回の利用明細(通常運賃との比較)

 三島駅→沼津卸商社センター 310円
 中徳倉→三島駅 390円

通常運賃合計 700円
回数券発売額 600円   差額 ▲100円(そして、80円残った♪)

●追記 5/8 13:46●

東海バスグループのうち、「伊豆東海バス」の時間指定回数券です。
熱海駅前案内所で購入しました。

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