我が地元、神奈中バスのネタをもう1題。

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「預り金引換証」という、聞きなれない名前のチケット。
現代ではなかなか出番がなさそうですが、誤って運賃を過剰に支払ってしまった時に渡されました。

まだ、神奈中バスでも前乗り・前降りがメインだった当時、私、運賃支払い方式をうっかり間違えまして…。

何故か前払いと勘違いした路線が、実は後払い。
八王子駅からやってきた[八77]系統、途中バス停から乗る際に、うっかり下車用のICリーダーにSuicaをタッチ。
そのバス停から橋本駅までの運賃は170円でしたが、八王子駅から乗車バス停までは240円。
過剰支払いとなった70円分を、この預かり証で受け取ったというわけです。

受け取った券種は2種類、50円券と10円券。
これ以上の金額のものがあるかは、確認できていません。

この引換証の使い方としては、2種類あります。

1つは、運賃の支払いに充当する方法。
現在は1円単位運賃(IC運賃)が導入されているので、この方法を利用する際は、10円単位運賃(現金運賃)が適用になると思われます。

もう1つは、現金と引き換える方法。
券面にもあるとおり、駅前サービスセンターや営業所へ持参し、現金に換えてもらいます。

橋本駅前にサービスセンターはありますし、このバスを降りたときにも営業していましたが…。
コレクションとして、手元に保管することにしました(笑)。

(※ちなみに先日、10円分だけ使いました。)

裏側には、冊番号と思われる番号が3桁で印刷されています。
また、担当運転士の名前をゴム印で捺し、現金引換え時用(推定)のサイン欄が設けられています。

最近は、運賃箱が釣り銭に対応しているものも増え、後ろ乗り・前降り方式が主流なので、(他社においても)こういうチケットの出番は相当少ないことでしょう。