昨日は入場券の紹介をしましたが、窓口ではもちろん、乗車券の購入も可能です。
…と言ったところで、まずは券売機仕様のものから。
河口湖駅の券売機で購入した、片道乗車券です。
富士急独自のフォーマットではありますが、関東大手私鉄の多機能券売機で購入したものと、大きくは変わりません。
駅名のアルファベット表記が日本語の下にあるのは、なかなか見かけないタイプかもしれません。
こちらは、富士山駅の窓口で購入した、片道乗車券です。
券売機で購入したものとは、全く異なる雰囲気であることが、パッと見ただけで分かります。
入場券は窓口・券売機でおよそ同一仕様であるにもかかわらず、乗車券がこれだけ異なる雰囲気とは…。
特徴的なのは、大人運賃が黒地・白抜きで表記されている点。
どういう意図かは分かりませんが、これに似たようなものが、伊予鉄道のバス連絡乗車券でも見られます。
▽参考:伊予鉄道 郊外線・松山観光港連絡バス 乗車券
もう1つ、「富士山駅から有効」を意味する表記が、二重になっている点です。
これは、関東大手私鉄の場合、他社線への連絡乗車券で見られる表記法です。
(例)代々木上原から 新宿→220円区間
自社線内の乗車券でこのような表記ですが、もしかしたら、連絡乗車券とフォーマットを合わせているのかもしれません。
機会があれば、今度は大月駅に近いところで、連絡乗車券を買ってみようと思います。
それにしても、富士山駅の窓口端末は、入場券でもそうでしたが、印字がズレまくっていますね。
最下段の「入鋏省略 富士山駅 発行」の文字が、ほとんど見えていません。
さて、富士急の窓口では、もう1種類の片道乗車券が購入できました。
「Basic fare ticket」です。
見ての通りですが、訪日観光客向けに英語で表記された乗車券です。
富士山という国際的な観光資源を持つ路線らしく、JRの英語併記券よりも、英語が見やすくなっています。
全体的に文字は大きめで、分かりやすくシンプルなデザインですね。
何よりも、「- Have a nice trip! -」という一文を加えているあたり、とても粋だと思います。
今回、富士山駅窓口で乗車券各種を購入する際には、「どんな切符が買えますか?」と尋ねてみました。
すると、窓口の駅員氏は端末を操作して、見本券(「Sample」の文字入り)を発券して説明して下さいました。
試し刷りの機能なのか、マニア向けの機能(笑)なのかは分かりませんが、珍しいものも見られましたね^^
富士山駅の担当者様、ありがとうございましたm(_ _)m
▽参考:旧様式(券売機購入)の乗車券